芸術のでかさにまいった。

ブラザー玉見兄さんが教えてくれたサイトを覗いて見た。
http://kajipon.sakura.ne.jp/
「文芸ジャンキー・パラダイス」
おっそろしいサイトである。
洋画ベスト１０００、邦画ベスト３００、有名人の墓と略歴８００人分。外国文学作家７０、日本文学作家８０、西洋画家７０、日本絵師５０、洋楽ベスト２００、邦楽ベスト１５０ｅｔｃｅｔｃ・・・・・・
この人何者だ？一人の人間がこれほどの量の芸術を鑑賞しているってのか。
この私が２0代も終わりになるまで鼻くそほじって惰眠をむさぼっている間にもこれだけの大教養を積んでいる人が別に有名になるわけでもなくいたというのがそらおそろしい。
これだけの莫大な情報をただで垂れ流してくれているというのもとんでもない。
芸術もいいかもと思った矢先に目の前にチョモランマが瞬間隆起したかのような驚きとめまいを感じた。
見るべきものがこんなにあるのか。味わうべきものがこれだけあるのか。
まるで澄まし汁をすすって満腹した気分になっていると、隣には満漢全席ぺろりと平らげてる奴がいた事に気づいたような気分だ。
参った。参りました。
人には器ってものがある。誰もがフードファイターになれるわけじゃない。
とてもじゃないが、これだけの量は鑑賞できない。でも千里の道も一歩から。
ほんの少しつまみ食いでもいいはずだ。おいしいところを一口だけでも。
とりあえず、「罪と罰」でも買ってこよう。

上記サイトはほんと一日かけてもごく一部しか見回れない超巨大サイトで、そこには名言の渦潮がある。
もし名言好きの方でこのサイトを知らない人がいたら是非行ってみてほしい。めくるめく言葉の急流があなたを襲うだろう。私はすっかり打ちのめされた。心地よくマットに沈み込んだ。
なんと矮小な自分。だが、でも確かにここにいる。我驚く、故に我あり。心地よい疲労と満足が得られるサイトです。

玉見兄さん感謝です。