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めけめけ様の日々雑感

胴体力関係は、「N氏式胴体力」カテゴリ。

『モデル歩き』は、何故間違っているのか

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
『スーパーボディを読む』の冒頭にも書いてあるのですが

たいていの雑誌で出ている『モデル歩き(いわゆる、背筋を伸ばした歩き)』
は、物凄く体に力みを生じさせる歩き方です

何故、あの歩きは体を力ませてしまうのかというと
『股関節がほとんど回転せず、背筋と、肩に力が入り過ぎてしまうから』
です。

御存じの通り、筋肉は各関節を螺旋上に繋がってついています

従って、股関節から筋肉の流れに従った状態で使うのが、正常な使用法なのです。

しかし、あのように背筋を固めた状態で歩いてしまうと、
股関節の回転がブロック
されてしまい、足全体が固まった状態になってしまいます

結果的に
肩も固まってしまい、いい事は一つもありません


試しに、ああいう歩き方をいつもしている人に、昨日の記事に載せた
『肩凝り解消法』を、片側だけ試してみてください

まず間違いなく、肩が下がる事でしょう

いかに普段の歩き方、立ち方のせいで
肩の力が入ってしまっているかが、見た目で明らかになる事
請け合いです

超初心者の基準

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
では、自分が超初心者であるかどうかが、
誰にでも簡単に分かる
基準を書いておきましょう


くりかえしになりますが、このページは『超初心者が胴体を動かす』という
コンセプトの元で構成されています

胴体動いている人が、このブログを読んでも、あまり得るところはないでしょう。
どうか、この点ご了承ください。

前口上はこれぐらいにして、では、基準を言います

『身体革命』の、P134に出ている『肩凝り解消法』を、片側だけやってみます

その時、やった方の肩が、反対の肩に比べて下がり、広がってるかどうかを
確認しましょう。

やった方の肩が下がっている人、あなたは立派な『超初心者』です。

なぜ、こんな事が断言できてしまうのかと言うと
『下がる』ということは、通常の状態(ここでは、やっていない反対側の肩の位置)
の方が、本来あるべき位置から
上がり過ぎているという事
つまり、いつも肩が力んでいる事の証明になるからです

なで肩や怒り肩だとかは、いっさい関係がありません


肩がうまく骨盤の上に乗っていれば
(その前に、骨盤の角度がちょうど良い位置におさまってないといけないのですが、、)
肩そのものは力む事がどんどん少なくなっていきます

つまり、肩の位置がまだ、『本来あるべき位置』にない


=日常生活で『胴体のレベルに合った正しい歩き方、立ち方をしていない』
という事を表しているのです


もちろん、この解消法をやった直後は、肩そのもののあるべき位置に
『一時的に』おさまるので、肩は軽く感じられますが、
日常生活における『誰でも、、、による立ち方、歩き方』を怠っていると
二日もすれば、前の上がった位置に戻ってしまいます


肩凝りは、、あくまでも日常生活における
立ち方、歩き方の間違いが原因なので

肩凝りそのものだけを解消しようとしても、あまり意味がありません

内部感覚と現実の動き、姿勢の違い

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
超初心者の人が、一番面喰らってしまう事、もしくは混乱してしまう事の
一つに、『内部感覚と現実の動きのギャップ』があります

たしかに、初心者が初めて正確に体操をやった直後、新しい内部感覚が
湧き出てきます
『鳩尾から足が伸びるって、こういうことなのか!』とか
『肩が軽々と回るって ホントだ!』
『背中が伸びるっていうけど、俺の今までの背中はこんなに縮んでいたんだな~』
『腰や骨盤が決まるって、本当に据わる、なんだな~』
などなど、体そのものから湧き出てくる新しい感覚に、驚き、感動する人もいるでしょう

ただし、体操直後の感覚は、そのままでは記憶から抜けてしまいます。

日常生活で、今の胴体のレベルに合った『立ち方』『歩き方』によって、新しく湧き出てきた感覚を
『反復、定着』させてあげないと、あまり意味がありません




定着させる事を怠っていると、どうなるかというと、、、

体操をやって、一時的に体の感覚がはっきりしますが、日常生活で
『胴体のレベルに合った立ち方、歩き方』をしていないために、昔の悪い感覚に
戻ってしまいます

そして、思い出したかのようにたまに体操をやる、すると、内部感覚だけは湧き出てくる
『いや~、胴体の感覚って凄いな~』
と、感覚だけ確認する

しかし、日常生活で定着させる作業を怠っているために、その感覚が体に定着せず
現実には胴体の動きそのものに反映されない、、、、

結果、内部感覚を語る部分では正確なのだが、現実の本人の体は
進歩していない、、、、、、



内部感覚を元に、ネットで話をするも、現実の本人の体は、感覚が反映されておらず
ギャップがあり過ぎる状態になっている、、、、

湧き出てくる内部感覚は『本当の事』なので、
その意味でウソではないわけですが、、、、、、、

このギャップ、非常に多くある事実なので、気をつけなければいけません。

超初心者の陥りやすい誤解

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
まず、捻りの動きですが、
たいていの人が『骨盤ごと回転している』事に気がついていません

超初心者が、捉えた状態で正確に『捻り』をやった場合、
30度くらいしか
捻る事ができないのが普通です

逆にいえば、30度以上捻れている場合
骨盤が一緒に動いてしまっている可能性があります


これを防ぐには、片方の手を腰に当て、骨盤がズレないようにするのが
ベストです(立って行う場合)

椅子に座った状態でやる場合は、ズレにくいんですけどね

『丸める/反る』の誤解

実は、丸める反るの時、特に『丸める』で、腹筋が固まった状態で
いる人が大半です

あくまでも、内部の筋肉で丸まることが『丸める』なので、
腹筋が固まった状態で外見上だけ丸くなっても
意味が違っています

腹筋の力は、抜いた状態で行わないといけません


『股関節の捉え』の誤解


超初心者は、とりあえず、『股関節の捉え』という日本語を一旦忘れましょう

まず、『誰でも、、』の姿勢から、徐々に胴体を動かしていくことです

拇指球と足の親指に重みがかかる状態を意識してください

超初心者であれば
『誰でも、、』の姿勢の時、自然に拇指球と親指に重心がかかっているはずです

この状態のまま、日常生活で『立つ』歩く をやっていくことを
積み重ねていくうちに、徐々にいろいろな事が分かってくるでしょう

最初から股関節を意識するのは、超初心者の間はお勧めしません

テーゼ3について

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
日常の立ち方、歩き方を修正していかないと、
体操をやったその場では胴体が動いても、
感覚が定着せず、なかなか習慣化されません

プロスポーツ選手や、セミプロに近いくらいに練習をする人たちであれば、
体操をする時間を多く取る事が可能でしょうが、
普通に働いている一般の人であれば、
体操をする時間はせいぜい1日10分くらいでしょう

従って、普通に働いている人が、胴体の動きを身につけるためには、
まず、ふだんの立ち方、歩き方から見直していかないといけません

まず、1日のスタート時に『誰でもできる股関節の捉え』の姿勢から、
体操を始めてください

そうすれば、体操の後、一時的にですが、『胴体の正しい動き』が、
インプットされて、内部の筋肉がのびた状態で『捉え』ができている状態になります

このとき、体操がうまくできていれば、最初の凄い前傾姿勢から、軽く前傾したくらいの状態に
なります
(気分爽快 の P171の写真の状態)

このちょっと斜めの状態で立つ、歩く事を
1日1日と積み重ねていく事により
胴体の感覚が少しづつ定着していきます


いきなりモデルの方々の姿勢を形通り真似をするのは、
私個人としては
特に超初心者にはお勧めできません

本に出ているモデルの方々は、既に高いレベルで胴体が動いている人たちです

胴体がまだ動いていない超初心者が、この方々の形だけを真似していると
股関節のとらえを無視した

『単なる苦しい姿勢』に
なってしまいます

テーゼ1について

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
誰にでもできる『股関節で捉えた立ち姿』の実際

文章で説明すると、やたらと長くなってしまうので、
手っ取り早く
『気分爽快!身体革命』の、P170の左の写真を見てください


この立ち姿が
『胴体が固い人の股関節で捉えた立ち方』です。

もちろん、このモデルの人は、胴体が良く動いていて、
お腹の中がきれいにのびているので、上半身が長~く見えますが、
胴体が固い超初心者の人がこれを
やると
(足の短いアヒル)
にしか見えない事でしょう。

ただ、胴体の固い初心者のうちは、この姿勢でしか、股関節の捉えがない状態なのです

そのため、胴体の固い超初心者は、この姿勢から、すべての体操を始める事になります


『伸ばす/縮める』を、例としてあげれば、
伸ばす方の腕は、斜め上に、縮める方は、斜め下になります

ここまでの文章を読んでみて、『おかしいぞ?じゃあ、モデルの人たちの姿勢は何なんだ?』
と、思われた方もいると思います

そこで、『スーパーボディを読む』の、P94を、良く読んでみてください

『胴体の固い人がで捉えの姿勢をつくると、胴体は前傾状態になる』事が書かれています
原文を読んでみましょう

重要な三つのテーゼ

2006年05月10日 | N氏ブログ「超初心者~」復刻版
1 正しい立ち方は存在するが、胴体が動いていない人の正しい立ち方は
『誰でもできる股関節で捉えた立ち方』
(スーパーボディを読む P94)
ゴルフのアドレスに近い姿勢
であり、上半身はこの姿勢のまま歩く事が
『胴体が固い人が股関節で捉えて歩く正しい歩き方』
である

2 『誰でも、、』の姿勢から体操を始める事が
胴体が固い初心者がしなければならない

超初心者がそのレベルで
『股関節で捉えた状態で行う体操』
である

3 日常生活で『胴体のレベルに応じた』
正しい立ち方 歩き方 座り方を習慣付けないと
胴体はなかなか動かない

正しい立ち方、歩き方は胴体の開発度合いに応じて
外見上の立ち姿が異なり、
胴体が良く動くようになっていくに従って
まっすぐに近い状態で立ち、歩く事ができる様になる



このページで対象としているのは、胴体を動かし始めたいという
超初心者なので、

表現がくどく、同じ事を何度も繰り替えして述べる事になります。
この点、どうかご了承ください