銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

リスニング試験の音に思うこと

2006-01-22 08:47:54 | あきかぜ便り~日記
いやぁ~寒いですぅ~
一面まっ白の風景が広がっています。

今朝は目覚めが良く、血圧も安定しています。朝から空腹感があって、体調的にはいい感じです。おいしくご飯が食べられそう。
(^^)

早速、トイレに行って、顔でも洗おうかと・・・ありゃりゃ~水が出ませ~ん。どうも凍結してしまったようです。しばらく蛇口を開放したままでいたら水が出てきたので、プチ凍結だったと思いますが、水抜きもしないといけないかな?

外は雪でまっ白。気温がだいぶ下がったとみえて、道路が凍結しています。歩くのも危なそうです。今日は、昨日に続いてセンター試験の二日目です。受験生の方々には路面凍結にはご注意頂きたいです。自分の大学受験時代を思い出してしまう時期だけに、他人事のようには思えません。

先日行われたセンター試験のリスニング試験では、不具合が出てしまったと報道されています。メモリー式のプレーヤーで、一人ひとり個別に再生機が配られて聞くことが出来るというのは、方式としては悪くないと思います。ただ、再生不良発生や、操作方法がわかりにくいという受験生もいたようですし、まだまだ改良の余地はありそうです。

リスニング試験というと、イヤな思い出があります。趣味で受けている外国語試験ではリスニング試験が必須となっています。試験会場では試験会場の最前部にテープレコーダを置き、試験担当者が試験要項に添って再生し、試験が実地されます。

このテープレコーダがクセモノなのです。どういう指示があるのか分かりませんが、明らかに低音をブースとした状態で再生するのです。もとのテープがそのような状態で出荷されているのでしたらテープが問題ですし、再生機で低音をブーストしているとしたら運営者の問題だと思います。再生周波数の分析をしてみたいくらい、低音ばかり強調されていました。

低音が強調されれば、どうなるでしょう。試験会場にはたくさんの受験者がいるのであって、これだけで高域成分は低下してしまいます。ゲネの時と本番では、ホールの音響特性が全く違うのと同じ原理が少なからず働いてしまいます。低音強調によって、試験会場で出てくるネイティブの声は、声がつぶれ、単語の識別が難しいのです。極めて狭い再生領域でのリスニング試験となり、たいへん苦労しました。もっとも、「困難に立ち向かって聞き取れよなー、オメーラ」という試験なら納得しますけどね。そうそう、どれだけ音が悪いかというと・・・いま、私が使用している30年前のAMラジオの再生音より音が悪いです。

低音を無闇に増幅するという風潮は、携帯オーディオといわれる小型再生機と小型ヘッドフォンが氾濫してから顕著になりましたが、「音」というものを深く感じるには不愉快な再生音でしかありません。リスニング試験でクラシック音楽を再生するような環境を求めたりしません。しかし、「音」というものに対する配慮は大切だと思います。リスニング試験は「音」で試験をするのですから、「音」への配慮は欠かすことが出来ないはずです。

今回のセンター試験は同じ水準の音質を提供しようという配慮があったものと思います。この姿勢は評価できます。しかし、ハード面での問題が浮上してしまいました。受験をされた受験生の心情を考えると、心理的負担は小さくないはずです。運営する側はもっと受験生心理のことを考慮して欲しいと願って止みません。


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