銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

N700のグリーン席

2008-07-07 23:25:28 | あきかぜ便り~日記
初めて利用した新型新幹線N700のグリーン車。結論を言うと、
「たいへんよくできました!!」
といえるくらい、良くできたシートです。

シートの形状が体を均等に支えてくれ、座り心地に変なクセがありません。とてもナチュラルに座ることが出来ますし、圧迫感もありません。お尻の座面も特定の場所に力がかかるようなこともなく、長い時間座っていられそう。

特に感心したのはリクライニングさせたとき。背もたれを倒せば、連動してお尻の面も沈み込むため、心地よくリクライニングさせることが出来ます。体を包み込むようなリクライニング感覚が良い!ですね。今までの鉄道車両では味わったのない心地よさを与えるシートだと思います。

私は新幹線を利用するときは一番後ろの列の席を選択して、後ろの人に気を使わずにいっぱいリクライニングさせるのが定番の利用法。目的地まではゆったり本を読むか、ウトウトしています。N700のグリーン席は、より快適にリクライニングさせることができるので、とても気に入りました。


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また、隠れた機能なのかも知れませんが、シートヒータが装備されていました。
「蒸し暑い季節にシートヒータなんて必要ないでしょ??」
と思いつつ、物は試しとシートヒータを使ってみたのですが・・・いやいや、想像以上にこの機能はとてもイイです!

シートヒータのスイッチを入れると、「ほんのり」ほのかな温かさが腰に伝わってきます。新幹線の車内はしっかり冷房が効いていますから、この「ほんのり」温かい感覚が気持ちよいのです。熱くなって耐えられないということもなく、とてもまろやかな温かさを手供してくれる機能で、とにかく腰の周辺が気持ちよいです。

快適なリクライニング機能と合わせて、ホンワカするヒータ機能は心地よさを程よく増幅させてくれ、いつの間にかウトウトしてしまいそうになります。結局、シートヒータは東京~京都間の往復で使ってしまいました。

シートヒータの本領が発揮されるのは、やはり「冬」でしょうね~。真冬の早朝6時台に新幹線の窓側に座っていると、暖房が効いている車内であっても、窓ガラス面から何となく冷気を感じてしまって、ガクガクしてしまうもの。思わず、コートを毛布のように羽織ってしまうこともありました。このシートヒータがあれば、そのような冬の早朝でも快適に座っていられそうです。


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その他でN700全般で気がついたことは、空調設備の動作音が控えられている、読書灯がついた、車体の揺れがより少なくなっているという点です。空調の動作音が小さくなったのは、とても嬉しいですね。本を読むときの集中度が違いますので、本当に嬉しいです。

グリーン席のシートには背もたれ上部に読書灯が付いています。明るさは充分ですが、ライトそのものが小さいため、照らされる面が小さく感じます。狭いエリアを照らすように設定されているライトみたいです。最適なのは文庫本かな?ビジネス書などの大きめの本だと光の当たり方が一部で斑になって、若干見にくく感じることがありました。もう一回り広い範囲を均一に照らすような設定になるとイイですね。


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快適なリクライニング機構とシートヒータ機能、この2つだけをみても、私は新型新幹線のグリーン車をあえて選択する価値があるように思います。


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