探偵！ナイトスクープの本

　「探偵！ナイトスクープ　アホの遺伝子」という本を読みました。一気に読んでしまったほど、内容が面白かったといえます。

　もとより、私はこの本のタイトルのテレビ番組が大好きです。この番組ナイトスクープとの出会いはチャットからでした。まだインターネットが一般的でなかった頃、パソコン通信のチャットで大阪の人から「面白い番組だよ」と勧められたのがきっかけ。残念ながら当時は私の地域では放送されていませんでした。「関西だけ放送してズルイ！」と、私は嘆いたものです。

　しばらくして、私の地域で放送されることになったと知ったのもチャット。しかし、ものすごい深夜だったのでビデオに録って観ていました。観てみると噂通りの面白い番組で、わたしのツボにはまりまくりというか、たちまちファンとなってしまいました。本当に面白い番組です。（最近はテレビを観なくなっているので、私の地域でまだ放送しているのかは知りません。）

　そんな状況で、手にした本がコレでした。題名だけで魅かれてしまったのです。本としては番組企画の段階から丁寧に記述されていて、番組の歴史がよくわかります。私の地域で放送していなかった放送開始直後の内容にも触れてあり、今にしてパソコン通信の時代にモンモンとした気分でいた不満が少し解消されたような気分です。そのころ、リアルタイムに観たかったという新たな思いもありますが。

　意外な発見や思い出したこともたくさんありました。フェラガモの靴を食べる話は私の記憶に強く残っている話題の一つでしたが、どの番組で放送されたのかは思い出せないでいました。実はナイトスクープで放送された話題だったのですね・・・。そういえばタレントの清水圭さんが出ていたのも覚えているので、やはりナイトスクープなのでしょう。

　番組の裏話的な話題もあって、初回からテレビで観ることができた人は幸せだなあと思いました。ナイトスクープを良い「娯楽番組」だと思う人ならば、読んできっと満足できる一冊ですね。