Ken Funahashi Blog

NEXT DREAM 記憶と記録

身近な場所で、楽しめる渓流散歩

2009-06-19 20:42:19 | Weblog
これほど手軽に楽しめる場所が、自宅から近くにあるのは幸運。
公園整備事業は、兵庫県・各地で急速に進んでいるのですが、東屋や説明看板が集中する公園的・施設の範囲から外れた山地を、どのように有効に、かつ自然を保全しながら活用・生かすかと言う視点や工夫が設置者に、少しばかり欠けていると、感じるのは私だけ?

気楽な『渓流散歩』=専用シュ-ズやセット使用が、安心・安全な渓流専用の用具と衣類は使った方が良い。
この公園付近は少し、施設範囲から外れると良い条件が揃っていて、最近は駐車スペ-ス完備で、本当に使い易くなって人気上昇中エリア。犬の散歩に利用している人に会うほどだ、しかし渓内に立ち入り水流沿いに散歩を楽しむ事など普通は、在り得ないので、これからもハイキングコ-スの様に、荒れて行く恐れは少ない。

ビオト-プに似た、自然環境の中の僅かに残されている『場』は貴重で、これまで情報を一切・公表しなかったが、次に実施予定の企画で子供達を引き連れて少しは利用してみようかと考えている。ウィズネィチャ-さん達とも相互協力しようと連絡を取り合っている『母子家庭』企画で、普段は街中でしか遊んでいない子供達を遊ばしたい場所の一つだ。しかし、数日前は泳ぎながら飲み込んでも、気にもならないほどの鈴鹿の清冽な水流・渓流で遊んで来たばかりなので、この六甲山の水質から受ける拒否・拒絶感は強烈だ。それでも、ここの雰囲気は良く、手軽な環境の保全こそが重要だと再認識させられる。
明日も、晴天が保障されているので『沢』です。

渓流散歩

2009-06-19 20:09:50 | Weblog
下流部での毎夏・恒例となっている、親子の参加者から好評で、幾つかの関係機関や組織から、ポランティア枠での助成や支援も受けて、実施した企画としても、評価を受け、今期・発売のコンビニでも販売されているような『夏の親子・野外遊び系』ガイド的な雑誌類で、この私の実施企画とスク-ル説明やインフォメ-ションが連続紹介されている渓流遊び。身近で、交通至便、緊急対応や現場の環境確認も行い易く、期間限定ならば良い条件下で企画を実施できますが、様々な要因で必ずしも最適な条件が、参加希望者の望む期日だとは限らないのが難点。

今期の状況を事前に確認し、ある程度は早目に予測する為に、この時期は幾つかの渓での清掃活動や支点整備や、危なそうな沢内の放置物の回収と忙しい。
今日は、梅雨の晴れ間も終わりそうで、折角の夏日なので午後の数時間を、企画実施の下見を兼ねて、最上流部まで気楽な『渓流散歩』を、楽しんで来ました。
90年代の後半時期から下水関係の改善と、農薬問題からの意識も変り、かなり水質が回復し出しましたが、もう私の子供時代の天然・自然環境に戻る事は無さそうです。六甲山系の一般的な地形や岩石分布の中では、ここは安山岩系の岩に花崗岩の渓谷が深く削られて、一部に分厚い堆積層が重なり『大阪層群』としても良く知られていて、植生にも面白い箇所が多い。今日は水生昆虫を特に探さなかったが蜻蛉は多く、小魚の群れを蹴散らすような渓流内・散歩は楽しい。

上流部に人が、立ち入る事は滅多に無く、公園・ゴルフ場、墓苑に農地や観光施設と山中渓流が奥深くに存在している事も知られていない秘められた場なので、ここは貴重。6年~7年ほど前に異様に、大量繁殖しかけたブル-ギルの姿は、最近は殆ど見なくなり一安心。

梅雨時らしい、降雨後の本格的な増水を待っています。

転勤で東京に移動した(某・新聞社)の仲の良かった記者が、防水ハウジング・セットで高性能機種のデジカメを譲ってくれ、先日、郵送で届いたので今期はキャニオニング・スク-ルの活動時に、本格的に水中内からの写真が写せそうです。

今夏のコンディションは? (2)

2009-06-19 15:56:04 | Weblog
最近、設置された公園内の駐車スペ-スはトイレ完備で、平日の午後でも空いていない場合が多いが、今日は1台分のスペ-スは大丈夫だった。午後1時半に、渓流シュ-ズ・セットをパックに詰めて、山道を下って何時もの入渓箇所より、少しだけ下流の堰堤下より渓流内に入って、歩き始めて、久しぶりに○○滝(秘密)から先の、二股まで遡行して、今日は10年以上は足を踏み込んでいない、変貌甚だしい(某・山農園)東側の唯一、コンクリ-ト壁の途切れた箇所から、霊園横の車道に抜け出てから、いつも使っている山道から車道に出て、公園・駐車場に戻る。完全遡行で、途中の滝も胸まで浸かって、以前はピトン1本を打ち込んで落ち口に抜けた、ポィントを小技の秘密用具を浸かって突破して、大量の写真を写し、数箇所で水質検査を行って終了したのが、約1時間半。上流付近の荒れと、汚れは一向に改善される気配は無く、猪の活動領域が数年前よりも更に広がっていた。川底の沈殿物の汚染・藻類に付着している汚れも、一昨年より状態は悪い。

反面、ある程度は人の目から見ると、水質は良く無いが、川面の全体を覆う樹木・枝が以前より広範囲に広がり鳥達から保護された環境。植生は回復し、全く登山者が歩く場所ではないのと、この10年範囲は一切・河川工事や、表六広範囲の沢としては珍しく、砂防堰堤の増設が行われていず、終了点・範囲の環境は農薬の使用も減って、下水設備の向上も手伝って、この川に住む小魚や昆虫の生息環境が良くなり、以前から比較すれば、驚くほど魚達が増えていて、この辺りが下流部への魚の供給元、繁殖地域となっているようだ。谷内、川底や遡行範囲に最近、人が踏み入った痕跡は皆無で昔、途中の岩盤・岩壁部の迂回路と交差していた登山道との十字路の、僅かな痕跡も消えているようだ。

生物好きの子供達には、ここは絶好の遊び場所になる。
ちよっとガサガサを入れれば、簡単にバケツ一杯のカワムツが取れるし、毛鉤を振れば、誰でも楽しめる。秘密にしている理由の一つに、ここは六甲山・範囲の渓としては数少なくなって来た『オイカワ』も、生き残っている。だから、関西ヤマケイの沢ガイドの部分にも、わざと、このエリア範囲は情報提供しなかった。

この辺りも、企画に利用すると荒れが問題となるのだろうと、私は殆ど業務では使用しない。モンベルや最近のシヨップ系イベントの主催者は、自分達で講習地を発見したり、整備や清掃を行わない人達ばかりなので、ここは、これからも秘密にしておこう。それでも、使うのだろうが・・・・

今夏のコンディションは? (1)

2009-06-19 15:45:26 | Weblog
例年通りの渓流プログラムの一つ『親子で楽しむ企画』で、20数年前から利用している、下流域の現場の水質や流下物の状況を知る為に、この時期には欠かせない最上流部での現状観察に入渓して来ました。
どうも、今期は降雨不足と一気に増水して、川底の沈殿物か流されていないようで、少しばかり状況は良くありません。こういった状態を見るのは、この10数年間で3度目ぐらいですが毎回、ある程度の目安となる屈曲部の滝(地図にも記載されていず、ここに滝が存在する事を知る登山者も殆どいません)周辺の淀みも、状態が改善されていません。この調子で水量が不足すると、子供達を安心して遊ばす水質環境として下流が使えない、使い難い状況が続くかも。