社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

アマチュア第五話

2017-04-15 08:40:57 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます

 

なんか、最近のニュースは現実の事とは思えないようなことが多いですね

 

国は文化や習慣、利害の立場が異なる人間の集まりですが

 

国というひとまとめのカテゴリーになると、中々折り合いがつかないですね

 

最近、集団心理という物がとても透けて見えるような気がします

 

歳のせいですかね?笑

 

攻撃される前にしなくちゃ

 

デマを飛ばさなきゃ

 

先にあいつをとりこまなきゃ

 

お前にとってもあいつは目障りだろ?

 

ささやいて

 

言いふらして

 

暗躍する 笑

 

人間関係なんていう物はひょんとしたきっかけで壊れたり、すぐに修復したりですが

 

しかし、行動した事実だけは

 

決して忘れられず

 

つじつまの合わない行動につながり

 

その国、その人のアイデンティティーとして

 

自分にも他人にも傷を残すんですね

 

米軍がフル装備で朝鮮半島に向かっていますが

 

今後百年に渡る傷を残さない様に、祈るばかりです

 

 

 

 

アマチュア 第五話

 

プルルル

 

「はい、西本です」

 

最後に話した日より数日後のお昼前、九入氏よりの電話を受けた

 

九入氏「 あ~契約書の押印終わったんで、渡したいんやけどな」

 

「分かりました、では和歌山駅の辺りで、昼過ぎに待ち合わせでどうでしょうか? 」

 

九入氏 「 その辺やったらどこの喫茶店かな? 」

 

「いえ、どこかの駐車場でお願いします 」

 

 

 

 

 

 

 

 

私は喫茶店でコーヒーを飲むのが好きではない

 

 

 

 

この方と長く話すつもりもない

 

 

 

九入氏 「 ほな、セブンイレブンの駐車場にしよか 」

 

「わかりました。では1時に向かいます 」

 

 

お昼過ぎ、現場に先に到着した私は九入氏が来るのを待った

 

約束の時間より少し遅れて到着した九入氏は、私とはまるで離れたところに車を停め

 

私を探しているようであった

 

私の車は意外に目立つ方である

 

この間、「 この車よ~走るんやってな^^ 」と話した時の記憶は、九入氏には既にないのかもしれない

 

そうとしか思えない行動を目の当りにした私は、反対側へ歩いて行こうとする九入氏に近づいて行った

 

「 ああ 」

 

と振り返った九入氏とは、この時はさしたる会話も行わず、「 有難うございました 」と書類を受け取りその場を後にした

 

 

 

 

 

 

書類は整った

 

 

 

売主・買主の意思を証明する売買契約書に双方の署名捺印が済み、この件は基本的には一件落着である

残すは残代金(といっても手付金をなしにしてくれとの買主の要望で、いわゆる全額なのだが)を買主より売主へ

支払ってもらう作業のみを残すだけである

 

 

 

ふう

 

 

 

なぜかため息が出た

 

九入氏よりは、残代金を渡す日は改めて連絡を入れると言われている

私としては現段階では、その指定日の連絡を待つばかりである

ひと段落ついた安堵感も冷めやらぬうちに、私は次に取り掛かり中の案件の為に準備を始める事にした

 

 

ちなみに契約書には、「 いつまでに残代金を支払う 」と言う日が記載されている

 

 

当然のことではあるが、その日までに行ってしかるべき動きという物がある

 

司法書士の指定

 

評価証明の取付け

 

金種の指定

 

振込口座の案内

 

日割り精算を行う物の計算

 

 

ざっとではあるがこういった作業である

 

逆算すれば、残代金を渡す日時の指定が最も先に来る 

 

だが、ひと段落ついたと思われたこの案件にはまだまだ落とし穴があったのだ

 

 

 

先程も記載したが、契約にはいつまでに、という指定日時がある

その日までの、双方が都合の良い日時に決済を行うという意味合いなのだが

その日まで二週間を切っているにも拘わらず、九入氏より決済日についての連絡がないのだ

 

 

あれ?

 

 

あんまり日数ないやん

 

ある日私はそんな事に気づいた

 

金融機関提出用って言ってたからローンは利用すると思われるのだが

 

先方は先方で、動いているはずである

 

経過についてとそれを踏まえた上での日時の指定がもう来ていなくてはならない辺りなのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌な予感がする・・・・・

 

 

 

 

 

私は九入氏に電話での催促を避け、あえてショートメールで連絡を入れる事にした

 

 

 

 

 

 

続く・・・