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電王戦・AlphaGo対イ・セドル 第5局

2016-03-17 10:41:58 | 日記
こまかい勝負になりましたが、勝ったのはAlphaGoでした。(白持ち、盤面2目半勝ち+コミ6目半)

それでセドルさんのコメントは、

イ・セドル:AlphaGoが上手だと考えることはなかった。

まだ人間が十分にしてみることができる水準だと考える。

というものでした。


序盤、AlphaGoが石塔という手筋に入り込んでしまい、不利になりました。

デミス ハサビス(開発者)コメント:

先にAlphaGoが脈をよくつかめなくて序盤に失敗をしたものと見える。

以後微細な接戦を繋げていけるほど追撃戦を展開して形勢を回復した。

今回は興味深いことに、第4局の様に「失敗してうろたえる」という状況にはおちいりませんでした。

失敗の程度がそれほど致命的でなかった為と思われます。


他方、セドルさんは序盤での優位な展開に多少気が緩んだのでしょうか、上辺の攻めに甘さがあり、堅く守ってしまいました。

結局これがAlphaGoに有利に働いた様です。

人が打つ甘い手は将棋と同じで決してCOM君は見逃してはくれません。

そういう訳で、「韓国棋院、AlphaGoに史上初めて名誉プロ9段証授与」ということになりました。

ちなみにランキング サイトではAlphaGoはセドルさんを抜いて4位になっております。<--リンク

ですので、十分に実力をそなえた「名誉プロ9段」という訳です。


以下、対局後の記者会見から・・・<--リンク

イ・セドル:AlphaGoが上手だと考えることはなかった。

まだ人間が十分にしてみることができる水準だと考える。

そうした点で惜しかったという個人的な次元の言葉だ。
・・・
囲碁に対する理解よりは人間の創造力や色々な囲碁の格言にあった内容に疑問を感じた。

AlphaGoの手法を見て私たちが既に知っていたことが果たして合うことなのか疑問を感じた。

今後もう少し研究をしてみなければならないようだ。

あるいは
確かに実力的な部分よりは心理的な部分、集中力のような部分では人間がついて行くことができないので人間が勝つことは大変な相手であるようだ。


PS
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