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電王戦・AlphaGo対イ・セドル 第3局

2016-03-15 10:36:39 | 日記
やる気十分のセドルさん、またしても負けてしまいました。(投了・これで3連敗)

人が打つ碁は4つの隅と4つの辺、そてから一つの中央という具合にそれぞれ局地戦が展開される、、、という考え方が主流で定石が作られてきたようです。

しかしながら、AlphaGoにとっては常に戦いは「盤面全部」でありました。

一つ一つの局地戦を戦いながら、それと全体状況が常にリンクしている、人はこれを「大局観」と呼びますね。

そういう意味ではAlphaGoの大局観はもはや人のレベルを超えている様であります。


さて、今回セドルさんがとった戦法は「ガチの殴り合い」でした。

しかしながら、結果的に状況はすべてAlphaGoにコントロールされていました。

つまり、どこにセドルさんが石を置こうが、それは全て考慮済み、という状況でした。

その結果は、セドルさんの石はずたずたに分断され、他方AlphaGoの石は見事なつながりを作り出していました。

ボクシングでいえば、両者互角に殴り合っているようにみえますが、知らぬ間にセドルさんはコーナーに追い込まれている、そんな感じであります。

あるいは、セドルさんの繰り出すブローはすべてAlphaGoによって吸収されている、したがってAlphaGoにはなんのダメージも残らないかの様であります。


さて、今日は第4戦目です。

これまでの戦いをふまえて、どのような戦法でいくのか、セドルさんの戦い方が注目されます。

そうしてそれがAlphaGoに届くのかどうか、今までは全て見切られていましたが、今日はそれを変えることができるのか、注目されるところです。


PS
囲碁トップ棋士に完勝 人工知能に「大局観」 井山6冠「恐ろしい」<--リンク

ゲシュタルト チェンジが起こりました。

これを「終わり」とみるか「始まり」とみるかで、プロ棋士の真価が問われそうであります。

PS
【AlphaGo】尻尾を下ろした柯潔「私も勝率は5%」中国プロ棋士の反応<--リンク

強いものは強いものを知る、、、という事であります。


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