21歳とか。
とにかく若い。
でも驚くほどの紳士だ。
トシに似合わない。
まあそれはさておき、イケメン斎藤君、きっちりと勝ちました。
そうしてこの戦いは中盤からの急戦になりましたね。
急戦といえば昨年の豊島君を思い出します。
彼は大阪で、斎藤くんは京都で、いずれも先手番の急戦勝利でした。
しかも豊島君は今回、斎藤君と一緒に研究をした模様です。
ふーむ、これにもなにやら不思議な因縁を感じてしまいますね。
さて対戦あいてのApery。
囲いを完成させないで途中から急戦に突入です。
でもこれは多分序盤にリードを奪った斎藤くんの作戦勝ち。
COM君、序盤リードを許した為にその後の読みに狂いが生じた模様です。
そうしてこのことは「水平線効果」とまではいいませんが、現在の評価関数の限界を示している様にもみえますね。
作者の平岡さんは「Aperyの読みを外された」と言いました。
平岡さんいわく「囲いの完成は常に選択肢の中にあった」そうですが結局Aperyは「それを選択しなかった」とのこと。
そうして結局それが今回の将棋の勝敗を分けました。
それで今回の将棋、外から見ている分にはCOM君いいとこなしの将棋でした。
流れたコメントでも、恒例の「COM君すごい」の声が全く聞かれませんでしたものね。
でもそれは斎藤くんが明らかに状況をコントロールした結果であります。
そうして米長さんが言うように「棋士が勝つ将棋はつまらない将棋になる。」の代表例になりました。
そういえばもう一人の対COM君戦勝利者のコール君も確か「急戦に誘い込んでの勝ち」でしたっけ。
こうしてみると勝ちをもぎ取ったパターンにはやっぱり共通点がありますね。
さて、その斎藤くんの事前準備。
序盤重視(30手あたりまで)で500局、終局までで100局程度とか。
そうやって編み出した対応策が20~30あるそうです。
山口さんでさえ5つですから、プロがつぼにはまるとやはりすごいものがあります。<--リンク
そうして、それだけの準備をしないと「(勝つための)つまらない将棋」にはならないのでしょう。
多分一手でも手を緩めれば「面白い将棋」にはなるやもしれませんが、負けてしまうのでしょうね。
次は作者の平岡さん。
会社をやめてCOM君将棋一筋の生活をしていました。
そして、勝利への思いも強いものをお持ちでしたね。
でも、残念ながら負けてしまいました。
それも平岡さんみずから認める様に今回は明らかに実力差で負けましたね。
でも記者会見の最後に「Aperyのソースコードを公開する。」の爆弾発言を投下しました。
ふーむ、「負けてもタダでは起きない」とそういう訳でありますね。
なかなかの策士ですねえ、平岡さんも。
さて評価が割れたのがAperyが最後に見せた「王手ラッシュ」。
そうして「頭金まで勝負を投げない」というCOM君将棋の在り方。
「棋譜汚しだ」というコメントから「電王戦の棋譜はこうしたもの」という意見まで流れていました。<--リンク
ざっとみだいたい半々というところでしょうか?
作者の平岡さんは事前に「(開発者権限での)投了はしません。」と宣言されていたそうです。
ある開発者は「投了」を選択し、あるものは「頭金」を選択する。<--リンク
電王戦とはそういうルールですのでそれでいいと思います。
但しコメントで流れていた「開発者のエゴだ」というのは個人攻撃の様でいやな感じです。
PS
今回、若手を中心に棋士を集めたのは2つの意味で正解ですね。
まずは「勝ちにこだわる」という姿勢です。
対COM戦はやはり人との勝負とはちがいます。
それをきっちり認識するのは若い人の方が有利でしょうね。<--リンク
それからもう一つは「有望な若手の研修」という意味でも効果がありそうです。
なにせそれまでの常識では対応できないCOM君ですから、まじめに向き合えば必ず得るところがあるはずです。<--リンク
そうしてこのことは将棋界全体とすれば「ウエルカムな事だ」と思われますよ、連盟さん。
PS
プロの解説記事、やねさんのブログでみつけました。<-ーリンク
PS
策士(平岡さん)は策におぼれたか?
どうやらそうなってしまった様です。
今回の電王戦ルールもCOM君の貸し出しによる事前研究ありでした。
そうして開発者のみなさんは前回同様に「事前研究対策」をせまられた訳です。
さて、この「事前研究への対策方法」は前回の経験値(知?)があるだけで、まだまだ定説までいたっていません。
そうして「平岡流事前研究対策はあまり有効ではなかった」というのが今回の結論の様であります。
以上詳細はやねブログを参照願います。<--りんく
PS
もう一つのプロ棋士の解説記事です。<--りんく
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。
PS
特集記事一覧にはこちらから入れます。<--リンク
とにかく若い。
でも驚くほどの紳士だ。
トシに似合わない。
まあそれはさておき、イケメン斎藤君、きっちりと勝ちました。
そうしてこの戦いは中盤からの急戦になりましたね。
急戦といえば昨年の豊島君を思い出します。
彼は大阪で、斎藤くんは京都で、いずれも先手番の急戦勝利でした。
しかも豊島君は今回、斎藤君と一緒に研究をした模様です。
ふーむ、これにもなにやら不思議な因縁を感じてしまいますね。
さて対戦あいてのApery。
囲いを完成させないで途中から急戦に突入です。
でもこれは多分序盤にリードを奪った斎藤くんの作戦勝ち。
COM君、序盤リードを許した為にその後の読みに狂いが生じた模様です。
そうしてこのことは「水平線効果」とまではいいませんが、現在の評価関数の限界を示している様にもみえますね。
作者の平岡さんは「Aperyの読みを外された」と言いました。
平岡さんいわく「囲いの完成は常に選択肢の中にあった」そうですが結局Aperyは「それを選択しなかった」とのこと。
そうして結局それが今回の将棋の勝敗を分けました。
それで今回の将棋、外から見ている分にはCOM君いいとこなしの将棋でした。
流れたコメントでも、恒例の「COM君すごい」の声が全く聞かれませんでしたものね。
でもそれは斎藤くんが明らかに状況をコントロールした結果であります。
そうして米長さんが言うように「棋士が勝つ将棋はつまらない将棋になる。」の代表例になりました。
そういえばもう一人の対COM君戦勝利者のコール君も確か「急戦に誘い込んでの勝ち」でしたっけ。
こうしてみると勝ちをもぎ取ったパターンにはやっぱり共通点がありますね。
さて、その斎藤くんの事前準備。
序盤重視(30手あたりまで)で500局、終局までで100局程度とか。
そうやって編み出した対応策が20~30あるそうです。
山口さんでさえ5つですから、プロがつぼにはまるとやはりすごいものがあります。<--リンク
そうして、それだけの準備をしないと「(勝つための)つまらない将棋」にはならないのでしょう。
多分一手でも手を緩めれば「面白い将棋」にはなるやもしれませんが、負けてしまうのでしょうね。
次は作者の平岡さん。
会社をやめてCOM君将棋一筋の生活をしていました。
そして、勝利への思いも強いものをお持ちでしたね。
でも、残念ながら負けてしまいました。
それも平岡さんみずから認める様に今回は明らかに実力差で負けましたね。
でも記者会見の最後に「Aperyのソースコードを公開する。」の爆弾発言を投下しました。
ふーむ、「負けてもタダでは起きない」とそういう訳でありますね。
なかなかの策士ですねえ、平岡さんも。
さて評価が割れたのがAperyが最後に見せた「王手ラッシュ」。
そうして「頭金まで勝負を投げない」というCOM君将棋の在り方。
「棋譜汚しだ」というコメントから「電王戦の棋譜はこうしたもの」という意見まで流れていました。<--リンク
ざっとみだいたい半々というところでしょうか?
作者の平岡さんは事前に「(開発者権限での)投了はしません。」と宣言されていたそうです。
ある開発者は「投了」を選択し、あるものは「頭金」を選択する。<--リンク
電王戦とはそういうルールですのでそれでいいと思います。
但しコメントで流れていた「開発者のエゴだ」というのは個人攻撃の様でいやな感じです。
PS
今回、若手を中心に棋士を集めたのは2つの意味で正解ですね。
まずは「勝ちにこだわる」という姿勢です。
対COM戦はやはり人との勝負とはちがいます。
それをきっちり認識するのは若い人の方が有利でしょうね。<--リンク
それからもう一つは「有望な若手の研修」という意味でも効果がありそうです。
なにせそれまでの常識では対応できないCOM君ですから、まじめに向き合えば必ず得るところがあるはずです。<--リンク
そうしてこのことは将棋界全体とすれば「ウエルカムな事だ」と思われますよ、連盟さん。
PS
プロの解説記事、やねさんのブログでみつけました。<-ーリンク
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策士(平岡さん)は策におぼれたか?
どうやらそうなってしまった様です。
今回の電王戦ルールもCOM君の貸し出しによる事前研究ありでした。
そうして開発者のみなさんは前回同様に「事前研究対策」をせまられた訳です。
さて、この「事前研究への対策方法」は前回の経験値(知?)があるだけで、まだまだ定説までいたっていません。
そうして「平岡流事前研究対策はあまり有効ではなかった」というのが今回の結論の様であります。
以上詳細はやねブログを参照願います。<--りんく
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もう一つのプロ棋士の解説記事です。<--りんく
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