先月、第二次大戦付近の昭和史を勉強し直したという話をしましたが、それが契機となって、最近日本史の勉強にちょっとハマっています。改めて勉強してみると面白いです。高校の時も日本史は好きで試験はいつもトップでしたが(はい、自慢です)、そんな私でも大人になってからは理系の世界で生きてきたこともあり、今ではすっかり忘却の彼方。
ちゃんと原始から勉強を始めて、室町幕府成立の所まで来ました。まあ大学受験レベルというのがちょっと悲しくはありますが、それ以上上のレベルは理解できるわけがないので、受験生用の参考書をパラパラとめくって読んでいます。普段コンピュータばっかりいじってるので、こういうのは頭が休まるのです。
歴史学そのものも時代とともに進歩しているようで、我々が高校生だった頃とは年号や用語が変わっているものもあります。一例をあげると、
・蘇我入鹿が暗殺された645年のクーデターは、今では大化の改新ではなく乙己(いっし)の変という。今では、大化の改新という用語はその前後の一連の刷新政治を差す。
・日本最古の貨幣は「和同開珎」ではなく「富本銭」。
・鎌倉幕府の成立は、今では1192年ではなく、頼朝が守護/地頭を設置して実質的な統治機構を確立した1185年とする説が主流。
などなど。今の学生さんにとっては当たり前なんでしょうけど。ちなみに、さすがにまだ「謎の4世紀」は解明されていないようです。
まあ、原始とか古代・中世を勉強しても、勉強のための勉強にしかならないと言ってしまえばそれまでで、現代日本を理解するには速く近現代まで行きたいところ。
もう試験で追いまくられることもないし、当然必要もないのでいちいち用語や年号を覚えるなんてことはしません。”流れ”を理解するようにしています。しかしまあ、改めて高校生用の参考書をながめてみると、まさに”暗記地獄”ですね。オジサンになってしまった今の私の暗記力では全部覚えるなんて、到底無理。でも、受験生の時は共通一次(古っ)でしか必要ない科目なのに、全部覚えていましたね。大したもんだ。
でも、思い返してみればあの頃は、”理解を伴った”記憶はあまりできていなかったように思う。年号や用語をなんとなく暗記していただけ。まあ、上位大学は狙っていましたが理系志望だったので社会科にそこまで意欲はなかったんですけど。やっぱり上位の国立大学は、暗記だけでは対応できないような問題を課していますね。私立はまた、完全にベクトルが違うようですが。
まあ社会に限らずどの教科でも、上に行きたいと思えば”本当の理解”が求められるわけで。私は文系専門ではありませんが、受験の社会に関しては、年号や用語に線を引くよりはむしろ、それに付随する”解説部分”を意識して覚えるのがコツでしょうね。”守護/地頭”という言葉だけを覚えるんじゃなくて、”守護/地頭を置くことによって全国に対して目を光らせることができるようになった”、”でも京都の公家政権もちゃんと機能していたので、公武二元支配の世の中になっていった”、というようなことを理解しないといけない。歴史を勉強するということは、本当はそういう事です。そういう理解の仕方は精神年齢の高い大人の方が得意なはずで、上位大学もそういう人を求めている、ということです。てか、丸暗記はつまらないし。
ちゃんと原始から勉強を始めて、室町幕府成立の所まで来ました。まあ大学受験レベルというのがちょっと悲しくはありますが、それ以上上のレベルは理解できるわけがないので、受験生用の参考書をパラパラとめくって読んでいます。普段コンピュータばっかりいじってるので、こういうのは頭が休まるのです。
歴史学そのものも時代とともに進歩しているようで、我々が高校生だった頃とは年号や用語が変わっているものもあります。一例をあげると、
・蘇我入鹿が暗殺された645年のクーデターは、今では大化の改新ではなく乙己(いっし)の変という。今では、大化の改新という用語はその前後の一連の刷新政治を差す。
・日本最古の貨幣は「和同開珎」ではなく「富本銭」。
・鎌倉幕府の成立は、今では1192年ではなく、頼朝が守護/地頭を設置して実質的な統治機構を確立した1185年とする説が主流。
などなど。今の学生さんにとっては当たり前なんでしょうけど。ちなみに、さすがにまだ「謎の4世紀」は解明されていないようです。
まあ、原始とか古代・中世を勉強しても、勉強のための勉強にしかならないと言ってしまえばそれまでで、現代日本を理解するには速く近現代まで行きたいところ。
もう試験で追いまくられることもないし、当然必要もないのでいちいち用語や年号を覚えるなんてことはしません。”流れ”を理解するようにしています。しかしまあ、改めて高校生用の参考書をながめてみると、まさに”暗記地獄”ですね。オジサンになってしまった今の私の暗記力では全部覚えるなんて、到底無理。でも、受験生の時は共通一次(古っ)でしか必要ない科目なのに、全部覚えていましたね。大したもんだ。
でも、思い返してみればあの頃は、”理解を伴った”記憶はあまりできていなかったように思う。年号や用語をなんとなく暗記していただけ。まあ、上位大学は狙っていましたが理系志望だったので社会科にそこまで意欲はなかったんですけど。やっぱり上位の国立大学は、暗記だけでは対応できないような問題を課していますね。私立はまた、完全にベクトルが違うようですが。
まあ社会に限らずどの教科でも、上に行きたいと思えば”本当の理解”が求められるわけで。私は文系専門ではありませんが、受験の社会に関しては、年号や用語に線を引くよりはむしろ、それに付随する”解説部分”を意識して覚えるのがコツでしょうね。”守護/地頭”という言葉だけを覚えるんじゃなくて、”守護/地頭を置くことによって全国に対して目を光らせることができるようになった”、”でも京都の公家政権もちゃんと機能していたので、公武二元支配の世の中になっていった”、というようなことを理解しないといけない。歴史を勉強するということは、本当はそういう事です。そういう理解の仕方は精神年齢の高い大人の方が得意なはずで、上位大学もそういう人を求めている、ということです。てか、丸暗記はつまらないし。