日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

ゆれている国会議事堂!議員の襟を正すとき、比例代表制ががんの大本です!

2021-02-06 09:19:00 | 政治
    今日の言葉

政治には火に対するようにすべきである。火傷しないためには近寄るべきでなく、凍傷しないためには遠ざかるべきでない
アンティステネス(希・哲学者)

案里氏の有罪確定 歳費など4942万円は返還されず? https://www.asahi.com/articles/ASP253PSNP24UTIL027.html

議員一度やればやめられない

河井案里氏、歳費4929万円の行方はどうなるのか、気になるところです。買収容疑で警察で事情聴取を受け、裁判、刑確定、その間公務せず、議員資格を失うことはありません。議員報酬等を得る権利はあります。でも、何かしら割りきれないものがあります。

会社員が、給料月30万円、年間合計360万円です。その中から社会保険、税金が引かれ、手取りは少なくなります。案里氏の5千万円弱の歳費は、会社員の12年分にあたります。汗水たらして働いてこの収入、議員とは月とすっぽん、羨ましい限りです。会社員は、仕事がをしなければ、給料は減額されます。議員も同様な措置は必要であるような気がします。

一度、ふところに入れてしまえば、自主返納なんてことは考えるわけがありません。議員も日当で給料を支給するのも一方法かもしれません。

比例代表制は無用の長物

「○○です。がんばります、清き一票をお願いします」名入のたすきをかけ、必勝はちまきをし、選挙カーで地域周りをする選挙風景も懐かしい過去のものとなりつつあります。車窓から顔を出し、必死に、汗をふきながら、頭を下げる候補者に親近感をもったものでした。

駅前でのぼりを立て、自分の政治主張を拡声器で訴える候補者もいなくなりました。通勤通学する人たちに頭を下げ、「いってらっしゃい」、半分以上は、ポイ捨てされてしまうチラシを配布、それでも真剣に訴えかける姿には頭が下がる思いです。

地域に根づいて活動する議員が少なくなりました。「おらが村の代議士先生」という身近な議員いなくなるわけです。

失われた最大の原因は、「比例代表制」、国民に信託を受けないで、党名簿の上位から任命され議員になるシステムです。国民より派閥の党首に目を向けるのはしかたないことです。

  「寄らば大樹の陰」

党の方針に反対したら、ほされてしまう恐怖心を植え付けるのに最適な比例代表制です。そして、選挙運動せずに議員になるわけですので、親近感はわくことはありません。派閥のどんには選挙資金を提供してもらうためには、「イエッサ―」忠誠を誓う以外ありません。国民のための政策を立てることが不可能になるのは当たり前のことです。

マスコミに話題を提供する確率が高いのは、比例代表の議員のように感じ、日本の政治が劣化し始めたのは、比例代表制が実施されてからのような気がします。

今日の一曲紹介します。



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