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ダン・ブラウンの『パズル・パレス』を読みました。
あらすじは
米NSA(米国安全保障局)のスーパーコンピューターが、元NSA職員エンセイ・タンカドによってテロ攻撃の危機に晒されることになり、そのテロ攻撃を防ぐためには、エンセイ・タンカド(日本人)の作った暗号解読プログラム“デジタル・フォートレス”のパス・キーを入手するか、NSAが秘密裡にしている暗号解読装置“トランスレータ”の存在を、世間に公表することだった。
“トランスレーター”は、米国へのテロ攻撃回避のためにと開発された暗号解読装置だが、ネット上にある、ありとあらゆる暗号化されたファイルの暗号キーを解き、中身を閲覧可能にしてしまうもので、ただの民間人のファイルでさえ、すべての暗号キー解読・閲覧を、どこの許可を得る事もなく、NSAという組織に裁量が任されていた。
エンセイ・タンカドは、“トランスレーター”は、人のプライバシーを著しく侵害するもので、たとえそれが国のためだとしても、許される行為ではないと訴え、NSAを追い出されたのだ。そして、“デジタル・フォートレス”を開発し、“トランスレーター”を無効化してしまうというのだった。
NSAは、それを阻止するため、暗号化された“デジタル・フォートレス”を“トランスレーター”にかけ、暗号を解読するのだが・・・
ダン・ブラウンの作品は、自分の知らない分野の内容(薀蓄)がたくさん書かれていて、読んでいて「へぇー、そうなんだ」と、ストーリー以外にも楽しめます。
今回のストーリーも、とても楽しかったです。
この作品で、ダン・ブラウンの既刊本は、全部読んでしまったことになるのかな。
早く、新刊が読みたいよ~!!