Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

日曜哲学クラブ / アレグザンダー・マコール・スミス

2009-09-15 17:30:00 | '09 読書
               
日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
アレグザンダー・マコール・スミス
東京創元社

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あらすじは、

 古都エディンバラに住むイザベルは、アッシャー・ホールで行われたコンサートで、天井桟敷から落下する男性を目撃してしまった。
イザベルは、哲学者で哲学ジャーナル誌の編集を仕事にしている。
好奇心旺盛で、物事を考えるのが好きなイザベルは、警察の到着前に、男性が落下したと思われる最上階の席へと、駆けつける。
 現場には、被害者のものと思われるパンフレットが一部落ちているだけで、人影も無く、自殺・事故のように思われた。
 あくる日、昨日の目撃事件を忘れられず、眠れぬ夜を過ごしたイザベルは、姪のキャットが営むデリカテッセンへと、足を運ぶ。
キャットに、目撃事件の話をすると、「彼を知っていたわ。フラットメートと何度か店に来たことがあるの」との話を聞き、キャットに目撃した状況を話しているうちに、イザベルは、落下する彼と目が合った気がして、彼が何か伝えたかった気がして、事件を調べる気になってしまった。
 キャットに、彼のフラットの住所を調べてもらい、事件の捜査を開始するのだが・・・


題名に惹かれ、手に取った本書ですが、作者アレグザンダー・マコール・スミスは、初めて読んだ作家かと思ったら、以前に『No.1レディース探偵社、本日開業』という、ボツワナで初となる女性探偵事務所を開いた素人探偵マ・ラモツエを描いた作品を、読んだことがありました。
記事を書くのに調べたら、マ・ラモツエシリーズもすでに4冊刊行されていたようです。
 マ・ラモツエの方は、日常のちょっとした事件を解決するというものでしたが、考えてみると、なんとなく雰囲気、似てましたね。

 今作のイザベルシリーズも、本国では、すでに五作刊行されているのだそうです。
なかなか、楽しい作品だったので、シリーズ邦訳されることを望みます。
 
 あとがきに『第二巻「友達、恋人、チョコレート(仮題)」もご期待ください』との一文があったので、第二巻の刊行は、ありそうです。


マ・ラモツエシリーズ

No.1レディーズ探偵社、本日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉 (ヴィレッジブックス)
アレグザンダー・マコール スミス
ヴィレッジブックス

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キリンの涙―ミス・ラモツエの事件簿〈2〉 (ヴィレッジブックス)
アレグザンダー・マコール スミス
ソニーマガジンズ


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No.1レディーズ探偵社、引っ越しす―ミス・ラモツエの事件簿〈3〉 (ヴィレッジブックス)
アレグザンダー・マコール スミス
ソニーマガジンズ


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新参探偵、ボツワナを騒がす ミス・ラモツエの事件簿4 (ヴィレッジブックス)
アレグザンダー・マコール・スミス
ヴィレッジブックス


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