Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

『地球が静止する日』

2008-12-20 23:51:24 | '08 映画(洋画)
キアヌ・リーブスの最新作『地球が静止する日』を観てきました。


あらすじは

任務遂行のため、ロボットの“ゴート”を従えて地球に降り立った人間型異星人“クラトゥ”。政府や科学者たちが謎の解明に奔走する中、ある女性と義理の息子は、クラトゥの任務に巻き込まれていく。そして二人は“地球史上最大の危機”が、今まさに訪れていることに気付く…。

『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』など数々の名作を生んだロバート・ワイズ監督によるSF映画をリメイク。ワイズ版でのクラトゥは人類に核兵器の放棄を要求したが、本作では環境破壊への警告へと変えられている。主演は、「マトリックス」シリーズ、『スピード』のキアヌ・リーブス。監督は『エミリー・ローズ』で世界中から絶賛されたスコット・デリクソン。(作品資料より)~goo映画より~


感想を述べるのが、難しい作品です。本当に可もなく不可もなくな感じで、訴えていることは分かるけれど、中途半端。
キアヌ演じるクラトゥが、人間の中の“善=愛”な部分を知っていく中で、当初の使命を考えさせられるというのは、わかるのだが、最後が納得いかないんですよね。
映画の中に出てくる“ノーベル賞”受賞した科学者(?)の言い分もわかるけど、人間に過分の期待をしすぎだと思うし、クラトゥもあっさり納得し過ぎなんだよね。
クラトゥ自身に対する敵対行為をしてくるヤツらを見れば、わかりそうなものなのに・・・まぁ、あのノーベル賞受賞者が何かの法則を理解したから、何とか成ると判断したのでしょうか?
地球に対する破壊行為がどうのと言ったって、利潤を貪るヤツらが国や地球の代表をやってる限り、地球への破壊行為は止まらないと思うんだよね。現に今が、地球に対するダメージのピークだと言うなら、「すぐさま帰ってしまうなよ」って感じでした。人間(自分も含め)なんて、喉元過ぎればって生き物なんだし、「本当に変われるのかを見極めた上で帰れよ」って思ったのは、自分だけでしょうか?
あと、少しは人間に期待しても良いと思ったなら、「少しは技術協力して行けよ」と思いました。少しくらい手を貸したって、罰は当たらないと思うんだよね。脅すだけでなく。種独自の進化を妨げる行為だから、ダメって事なのでしょうか?

映画の辛口感想は、ここまでで

今回の映画、サプライズ(自分にとってだけかもしれませんが)がありました。
上映前に、友人とたまたま話していた事が、現実となってしまい、吹き出しそうになってしまいました。あまりにも、意外な人が出演されていて、字幕で観たのにもかかわらず、その演技が、あんな大切な役なのに、「そのノリッて、演技一緒やんけ~」「アメリカ軍、大丈夫なのか?」って思ってしまいました。吹替え版は、「声、一緒だったのかなぁ?」すっごく気になります
この人の出演を言わないって、映画会社(配給元)が、口コミを狙っているのかなあ?
ちなみに、「24」のカーティスではないです。

撃てぇ~撃てぇ~撃てぇ~

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『WALL・E ウォーリー』

2008-12-15 23:47:13 | '08 映画(洋画)
久しぶりの映画鑑賞で、『WALL・E ウォーリー』を、見てきました。
ピクサーのCGアニメです。


あらすじは

ゴミだらけの星になってしまった地球。人々は、宇宙へと旅立ち、そこに人の姿はない。
しかし、唯一動いているものがあった。それは、人間が造ったゴミ処理ロボット「WALL・E ウォーリー」。
彼は、700年もの間、ほかの仲間が機能停止した中、ただ一人(?)地球のゴミを処理し続けていた。長い年月の間、人のゴミに触れ、過ごしてきたウォーリーには、感情が芽生えたのだが、“ともだち” と言えるのは、“ゴキブリ” に似た、虫一匹。
人の捨てたゴミの中から、自分の興味を持ったものや仲間のロボットから使用できるパーツを取り外し、コレクションしていた。
そんなウォーリーの一番の宝物は、ミュージカル映画のビデオ。その中でも、大好きなシーンは、主人公のカップルが手をつなぐシーンだった。そして、いつか誰かと手をつなぎたいと誰もいない地球で、強く夢見ているのだった。
 
そんなある日、地表に光る赤い発光体をウォーリーは、発見する。その動く発光体を追っていくと、空から突如、宇宙船が飛来し、着陸するのだった。
興味を惹かれたウォーリーは、物陰から現場を見ていた。すると、宇宙船の扉が開き、一体の白いキレイなロボットが地球へと放たれ、宇宙船は帰っていった。そして、残ったそのロボットは、地上のあらゆるところをサーチして回るのだった。そのロボットの後を追い、なんとか “ともだち” になろうとするウォーリーだったが、近づくことがなかなか出来ずにいた。しかし、“ともだち” の虫君により、近づくチャンスを得て、“イブ”と名乗るロボットと、ともだちになることができたのだが、ウォーリーが自分のコレクションを紹介していく中、『あるもの』を見せた途端、イブが『あるもの』を機体にしまい、ひとつのシグナルを発信するのみで、機能停止してしまう。イブに課せられていた命令は、その『あるもの』を見つけることだったのだが、そんなことを知らないウォーリーは、健気にイブの動き出す日を願い、なんとか動かそうと、イブの面倒をみるのだったが、一向に動く気配は見えず、ゴミ処理の仕事に復帰した矢先、また、空から宇宙船が現れ、イブを回収し、宇宙へと連れ去ろうとしていた。ウォーリーは、イブを追い、まさに今、旅立とうとする宇宙船に掴まり、宇宙へと旅立つのだった。そして、その先にあったものとは・・・。イブは?ウォーリーは?どうなるのか?



ロボットの友情(愛情)物語なのに、後半は知らずに涙が流れてしまっていた


イブに比べ、旧式のウォーリーの感情表現が、多彩でコミカルで、ロボットなのに命が感じられ、アナログ感が、また味を出していて、すごくいい



700年もの間、一人ぼっちで過ごしてきたウォーリーのイブに対する友情(愛情)は、あまりに真っ直ぐ過ぎて、純粋で、ウォーリーに対しての自分の感情移入は、ハンパなかったです。その結果の
最近は、ジブリアニメよりもピクサーアニメの方が、素直に感動できますね。
最近のジブリ作品に見られるような難しさもなく、環境問題・現代人のライフスタイルについても、問題提起され、考えさせられる作品にもなっていました。
是非、多くの人に観てほしい、この冬おすすめの一本です

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『あるいは裏切りという名の犬』(WOWOW)

2008-11-30 18:57:18 | '08 映画(洋画)
WOWOW録画のフランス映画『あるいは裏切りという名の犬』を見ました。




あらすじは

フランス、オルフェーブル河岸36番地にあるパリ警視庁に、二人の警視がいた。一人は仲間からの信頼厚く、正義を信じるレオ・ヴリングス。もう一人は権力志向の強い野心家のドニ・クラン。親友だった二人は、同じ女性を愛し奪い合った過去を持ち、今は次期長官の座を競うライバルとなっていた。市内で多発する現金輸送車強奪事件を巡り、交錯する男たちの思惑。ドニの裏切りで、レオはすべてを奪われ投獄される。7年後、再会した二人の運命はどこへ向かうのか…。 (goo映画より引用)


主演ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューの静かな演技のぶつかり合いが、ストーリーの中でのレオとドニ両警視のライバルとしての競い合いと重なって、見応えありました。ちょい悪オヤジ達が、カッコいい
警官としての昔気質のレオと、権力を欲するドニ。お互いの目指すものは一緒でも、過程が異なる二人。二人とも優秀には違いないが、辿る道のなんと違うことか。
レオの最後の決断も、良かったと思います。まさか、ああ来るとは。ローラの「独りにしないで」って台詞が効きましたね。7年待ったんだもんね
最後は、人徳の差が出たなと言う感じですかね。

ティティ、お前、漢や!!

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『ニュー・シネマ・パラダイス』

2008-11-19 23:55:04 | '08 映画(洋画)
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版
スペシャル・エディション


角川エンタテインメント


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アカデミー賞の時期に放映されたWOWOW録画の『ニュー・シネマ・パラダイス』を、今頃になって見ました。しかも、初見です
アカデミー賞受賞作品なのと、↑のDVDパッケージのアルフレードの自転車に乗るトト少年の絵は知っていましたが、内容については、何も知らなかったです。
観よう、観ようと思いつつ、現在に至る...


あらすじは

現在のローマ。夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦るのだった・・・。
当時、母マリア(アントネラ・アッティーリ)と妹の三人暮らしだったサルヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はトトと呼ばれ、母親に頼まれた買物の金で映画を観るほどの映画好きだった。そんなトトを魅了していたのは映画館パラダイス座の映写室であり、また映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)だった。
パラダイス座には司祭(レオポルド・トリエステ)の検閲があり、そのせいで村の人々はこれまで映画のキス・シーンを見たことがなかった。トトはいつも映写室に入り込む機会を窺っていたが、アルフレードは彼を追い返そうとする。が、そのうち2人の間には不思議な友情の絆が結ばれてゆき、トトは映写室でカットされたフィルムを宝物にして集めるのだった。しかしある日、フィルムに火がつき、パラダイス座は瞬く間に燃え尽きてしまう。やがてパラダイス座は再建され、アルフレードに代わってトトが映写技師になった。
青年に成長したトト(マリオ・レオナルディ)は、銀行家の娘エレナ(アニェーゼ・ナーノ) に恋をし、やがて愛を成就させ幸せなひと夏を過ごすが、彼女の父親は2人の恋愛を認めようとせずパレルモに引っ越しし、トトは兵役についた。除隊後村に戻ってきたトトの前にエレナが姿を現わすことはなかった。アルフレードに勧められ、トトが故郷の町を離れて30年の月日が経っていた。アルフレードの葬儀に出席するためにジャンカルド村に戻ってきたトトは、駐車場に姿を変えようとしている荒れ果てたパラダイス座で物思いに耽るのだった。そして、アルフレードの形見として手渡されたものとは・・・
(goo映画より抜粋)



この作品は、本当に良かったです。
スタートと同時に流れる音楽は、TVドラマなどで良く使われる音楽で、『ニュー・シネマ・パラダイス』のサントラだったのだと初めて知りました。
娯楽が、映画しかなかった時代、皆、映画館『パラダイス』に集い、笑い、悲しみを共有し、青春(?)も謳歌していく。

アルフレードが、入場出来ずに外で待つみんなに魔法をかけるシーン。とっても、感動的でした。
その親切の結果は、悲惨なものでしたが、彼はたぶん、後悔はしていなかったと思います。
そして、学のない、運のない自分には出来なかった夢を、親友トトに託したのでしょう。
トトの恋愛へと傾いていた情熱を、失恋(?)という喪失感から、映画へと傾かせたアルフレード。
映画監督として成功したトトにとって、アルフレードによるものだけではなく、運命も働いた、大恋愛の喪失なくして、映画へ注いだ情熱があったとは思えないとわかった時、30年も経ったいまでは、あの環境にあって、自分の作品を楽しみにしていたアルフレードに、恨みもなく、ただ「ヤラレタっ!!」と苦笑いするしかなかった。
最後のアルフレードからのトトへの贈り物は、「お前の恋愛は、フィルムの中にこそある。(俺が、ちゃんと保管しておいてやったぞ)」との、懺悔と謝罪の言葉だったのかも知れない。
本当に、素敵な一本でした。


『ゾンビーノ』(WOWOW)

2008-11-16 13:22:03 | '08 映画(洋画)


ホラー系や、普通の映画でも描かれる拷問シーン・暴力シーンが苦手な自分ですが、「自分でも見られるかも?」と勘違い(やっぱ見れません)するほど、楽しく面白くレビューを紹介しているアガサさんのブログで、紹介されていた『ゾンビーノ』が、WOWOWで放送されたので、録画して鑑賞しました(どきどき)


あらすじは、

ある時、宇宙から放射能の雲が地球を覆い降り注ぐ粒子により、世界中の死体が蘇りゾンビとなって、人を襲い喰らう事態となり、人とゾンビとの激しい戦い“ゾンビ戦争”が続いていたが、ゾムコンの創立者ラインホルト・ガイガー博士がゾンビの急所を発見。ゾンビをなんとか制圧し、人の住む地域とゾンビたちのいる地域を隔離し、安心して暮らせるようにしました。しかし、残留放射能のせいで、人は死ぬと未だにゾンビとなってしまいました。そこで、ガイガー博士は、人を喰らう衝動を一時的に抑制できる首輪を開発。それをゾンビに嵌めて、ペットや使用人代わりに使えるようにしたのです。「ゾンビたちにも、第二の人生を!!」


ここから、cinemacafeのあらすじ紹介

学校では友達もなく、両親にすら構ってもらえない不器用な少年・ティミー(クサン・レイ)。そんな彼の住む町の人々は誰もがゾンビをペットとして買っている。ティミーの家にも、周囲に遅ればせながら新しくゾンビ(ビリー・コノリー)がやってくる。いじめっ子から助けてもらったのをきっかけに、ファイドと名づけられたそのゾンビとティミーは固い友情で結ばれるが、そんなある日、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまった! 明るく鮮やかな映像でゾンビを描きながらも、社会や家族に対するブラックな風刺がふんだんに取り込まれた、新感覚の“ゾンビ・ファンタジー”映画。


↑ファイド

これは、ティミーの父親同様ヘタれな自分でも見ることができました。
確かに、人に噛み付いたりとか、ちぎった腕を食ったりとか、グロいシーンもありましたが、ガマンできるレベルです。
それよりも、ストーリーが面白くて、ファイドの演技が面白くて、最後まで楽しんで見てしまいました。
ファイドは、ゾンビなので言葉を話せず、感情(?)を表現するのに、「うがぁ、うがぁ」と声を出すだけで、演じていたので、すごいなぁと思ってしまった。

確かに、ゾンビ・ファンタジーだね

ゾンビーノ - goo 映画

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