伊坂幸太郎の『重力ピエロ』、読みました。
読書レビューを書いている方たちのブログなどに、恩田陸とともに良く出てくる作家さんです。以前は、邦人作家の作品も読んでいましたが、ここ最近は、興味を惹かれないので、読んでません
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この間、失敗したばかりだし・・・
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でも、この『重力ピエロ』、本の帯に「本屋大賞」と大きく書かれていたのと、伊坂幸太郎氏の作品は、レビューを書かれている人たちの人気も高いので、読んでみようと思いました。
この作品、直木賞候補にもなった作品らしいです(ほんと興味ないんだよね
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)
あと、伊坂幸太郎氏は、この間まで、上映されていた『Sweet Rain 死神の精度』の原作者でもあり、この作品『重力ピエロ』も映画化されるのだそうです。
あらすじは
主人公“私”には、半分だけ血の繋がった弟“春”がいる。“春”は、母が、見知らぬ男にレイプされ、身籠ってしまった子供だった。しかし、そんなことは、私たち家族には、何の関係もないことだった。
“春”は、不法に書かれた落書きを消す仕事をしている。そんな“春”が、最近頻発している放火事件の発生現場に対するある法則を見つけたというのだ。そして「放火犯を、俺たちで捕まえよう」と言うのだ。無理やり説得され、放火発生現場になる場所と思われる所を、二人で張り込みするが・・・
春が二階から落ちてきた
こんな印象的な一文から始まる今作品は、主人公の勤める会社が、遺伝子検査を行うため、遺伝子に関する文章も多く書かれており、父親が、癌にかかり入院しているため、癌という病気についても書かれていて、勉強になりました。そして、最後の最後、主人公“私”の考えていたことは、あの相手に対し、対峙するつもりはあったのでしょうが、本当の目的は、わかりませんでした。
登場人物も、個性的で魅力的な人物が多く、読みやすかったです。春を追いかけるから、夏子というのも、面白いなぁと思いました。
ただ、難をいうなら、小さく小さく54にも、区切られた章でしょうか。それにはそれで、意味があるのですが、自分的には、ウザかったです
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話の内容も、それなりに面白かったし、読ませる作品だとは思いますが、多分、自分は、もう読まない作家さんになりました。
ちょっと、兄弟のやり取りなど、頭が良すぎて、高尚なカンジ~の漂う作品で、自分には、ちょっと合わないなと感じました。
やっぱり、自分には、気楽に読める海外ミステリーくらいが、丁度良いんですよね
“春”の犯罪に対する発言や考え方は、乱暴すぎるのでしょうが、激しく同感です。
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