Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

最後の吐息 / ジョージ ・D ・シューマン

2010-04-25 22:37:05 | '10 読書
最後の吐息 (ヴィレッジブックス)
ジョージ ・D ・シューマン
ヴィレッジブックス


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先日読んだ『遺伝子捜査官アレックス 復讐の傷痕』に引き続き、良い本が見つからなかったので、前作『18秒の遺言』の読んでいなかった続編、『最後の吐息』を読みました。


あらすじは、

盲目の美女シェリーには、特別な能力があった。その能力とは、死者の手に触れると、その死者の死ぬ前の18秒の記憶を読み取れるという不思議な能力だった。その能力を使い、数々の事件解明のため、捜査機関に協力してきたシェリーだったが、去年の夏にかかわった事件では、自分を捨てた母が殺害されたこと、病院に置き去りにされた事実。身元不明の父親。そして、自分を理解し、良き友人であり、最愛のジョン・ペインの死という、大きなショックを受け、極度の鬱状態に陥り、しばらく一線を退いていたのだが、恩人に頼まれ、3人の女性遺体発見現場に赴く。秘密裏に連れて来られたシェリーだったが、現場へ赴いたことがマスコミにバレて、注目を集め、不測の事態が起こってしまう。報道されたシェリーの能力を知り、自分の殺害した女性たちが、最後に何を見たのか、シェリーに興味を持ち始めた犯人は、新たな犯行現場から、シェリーに電話をかけて来て「被害者が死ぬ直前、何を考えていたのか、聞かせてくれ」というのだ。
その時の被害者を救うことは、出来なかったが、自分に関心を寄せる犯人から、次の犠牲者を出すまいと、立ち向かうシェリーだったが・・・


感想は

今回の事件は、ちょっとキモかった。ただ、犯人の生い立ちには、同情する(だからといって、許せるものではない)子供心に、そう決断してしまっても、しょうがなかったかもしれない。鬱状態になってしまったシェリーにも、同情する。人の死の間際を見てきたのだから、もっと酷いことだって、いくらだってあったと思うのですが、ただ、実際には盲目なので、その人の死に様(遺体の損壊状況)を見なくて済むから続けられたのかも。鬱状態が酷くなって、精神的に弱った時に、今まで読み取った死者の記憶がシェリーを襲ってくるが、鬱状態のなんのと言っている間もなく、事件に向かわざるを得ない状況に追い込まれて(まわりの助けもあったが)なんとか立ち直れそうになったので、ある意味、ショック療法になったのかもしれない。(命かかってたし)続編が、本国ではすでに2冊刊行されているようですので、この事件をきっかけに、また活動を始めたようですね。次作は、日本ではいつ、刊行されるのかなぁ。




第一作
18秒の遺言 (ヴィレッジブックス)
ジョージ・D. シューマン
ヴィレッジブックス


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