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読みかけの本が2冊もあるにもかかわらず、新たに購入して読み始めた『暗闇 上・下』読み終わってしまいました。
あらすじは、
FBI捜査官スモーキー・バレットは、ロサンゼルス支局長とともに本来居るべきはずではないヴァージニア(管轄外)にいた。有無を言わせず、支局長に連れてこられたスモーキーは、死体安置所のスチール製の台に横たわる一人の女性の遺体の前に立っていた。もう一度支局長に「なぜ、ここにいるのか?」と尋ねたとき、死体安置所の扉が開き、ラスバンFBI長官が入って来た。被害者は、高度1万メートルの旅客機の中でシートに座ったまま殺害されていた。それにしても、長官自らが出てくるほどとは思えなかったが、遺体にかけられたシーツを下にめくられたとき、女性と思っていたその遺体が、男性だったことを知る。その遺体の人物は、次期合衆国大統領に一番近い大物政治家の娘(性転換した息子)リサ・リードだと告げられ、内密に捜査してほしいと言うのだ。そして、スモーキーを指名したのは、同じく子供の命を奪われるという経験したことがあるという理由で、遺族であるリサの母親の強い希望なのだという。母親の強い希望を聞き、納得したスモーキーは、事件の捜査を始めるのだが、手掛かりは、奇妙な右脇腹の刺し傷と、刺し傷の中に残されていた十字架しかなかった。そして、犯人の残した十字架には、143と数字が刻まれていた。もしも、数字が被害者の数を表しているのならば、ものすごい数の連続殺人事件となる。部下チームとともに、リサの捜査に当たっていたスモーキーは、リサの自宅から犯人のメッセージを受け取る。そこには、次の殺人を仄めかす文言が記されていた。そして、新たな被害者が見つかるのだが・・・
感想は、
好きなジャンルのストーリーなので、一気に上・下巻読んでしまいました。
この作品、装丁が心神喪失/ジリアン・ホフマンと酷似していたため、ジリアン・ホフマンの新作と思い、購入してしまいました(気をつけて、前二作は買わなかったのに・・・)
今作は、コーディ・マクファディンのスモーキー・バレット捜査官シリーズの三作目にあたります。
作中に、前二作について語られる(回想される)シーンが何度かありましたので、より楽しむには、前二作を読んでからの方が楽しめるかもしれません。
ストーリーも面白かったですし、事件の捜査状況も楽しめましたし、スモーキーと組んでいるチームのメンバーも、それぞれにキャラが立っていて、楽しかったです。
FBI捜査官作品でしたが、ちょくちょくFBIに関した単語(クワンティコとか)が出てきて、海外TVドラマ『クリミナル・マインド』が好きな人には、本当に楽しめる作品だと思います。
キャラは違いますが、なんとなく、チームメンバーがリード達に似た雰囲気があり、頭の中で置き換えて読んでる感がありました。
作中で語られる前二作の事件は、スモーキー自身に降りかかった事件で、スモーキー自身にかなり悲惨な結果をもたらしています。
結構、グロそうで、読みたいような読みたくないようなです。
読んだ感じは、女性作家かと思ったのですが、あとがきを読んでみたら、男性作家でした。
コーディって名前は、言われてみれば、男性名か・・・
あとがきにも書かれていましたが、女性キャラの心理描写が、とても男性が書いたものとは思えないほど、巧みに描かれていました。
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傷痕(きずあと)〈下〉 (ヴィレッジブックス)コーディ マクファディンヴィレッジブックス このアイテムの詳細を見る |
戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)コーディ マクファディンヴィレッジブックス このアイテムの詳細を見る |
戦慄 下 (ヴィレッジブックス F マ 9-4)コーディ・マクファディンヴィレッジブックス このアイテムの詳細を見る |
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