まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

物々商談会

2013年05月31日 21時21分32秒 | Weblog

今、我が家に居る迷い猫。
一時預かり中。

人間と共存出来ない動物はかわいそうだが始末する事をまずは考える。

アライグマなんかは特定外来種に指定されていて、捕獲後はを義務付けられている。
元々はペットとして持ち込まれた動物。

虐待同然に育てられた家畜も毎日のように食べる人間。
今の社会では動物の扱いは余りにも残酷。


猫も人間と共存できない場合は保健所へと持ち込まれる。
私なら保健所ではなく自分の手でしたいと思う。命の扱いとして。

この子たちはどうも、人に危害を受けたらしく、見つけた時は怯え、攻撃的で噛みついてきた。
このまま、人間に始末されるには余りにも可哀そうで、手袋をして噛みつかせ、私が危害を加えないことを知らせ安心させた。
始末するならその後と思っていた。。

我が家は生きる為に最低限のお金しか稼いでいない。この子たちの分は無いのだが。。
息子、娘が喜ぶ姿を見ていると、そういう気にもなれず、今では情が移ってしまう。
農業をしていると肥料や畑を荒らしたりする天敵だが、子供は子供。




で、
本題。

今度、暮らしネットの集いで行う、物々商談会。
今、我が家では辰巳さんの素晴らしい竹かごと、ノモケマナさんのこれまた素晴らしいパンと物々交換している。
過去も志賀さんのオシャレもんぺやチラシを作る為の版画など野菜で何度か払ってきた。

パンは月一回で今日がその日。
わくわく、嬉しい日だ。



今日のカンパーニュは細長い形。
このでっかさがカッコいい。
パンはでかい方が美味しい。私の持論。
特注で普段の3倍!




贅沢パンのツォプフ。
これがまた美味しい。

野菜がパンになる。素晴らしい。




お金も物も良いバランスで暮らしに入りこむと、心のバランスも取りやすい。
物々交換はまさに心の交換で、数値で計られない為に、それぞれの心が入る。だからこそスムーズにいけばとても気持ちの良い取引だ。

ただ取引にはそれなりの不便さがある。それを改善する為に通貨が生まれた。
そんな通貨も便利な代わりに、人にとって絶対的な信用と価値を勝ち取る可能性を秘めていた。

良くも悪くもその人のあり方で変化してしまう。
物はその物以外には絶対に変化しないので、安物は安物だが、通貨という物を使うことで価値以上の価値を付けることが出来てしまう。

例えば広告。
芸能人に多額の費用を掛けてCMをつくる。
その商品にコストが掛けるのではなく、宣伝にコストを掛ける。真っ当では無い商品をどれだけ真っ当なように見せつけて売るかが今の商売。
段々実体ない中で通貨が動くことで、イミテーションな社会になってしまう。


良い動きをすれば、人にとって有益だが、悪い動きの中ではその信用と価値は人を縛り付けてしまう。

相互扶助の関係から始まった物々交換はもう一度私たちが望む社会と望む物の流れを作り出すきっかけになるはず。
今回の取り組みは面白いことになりそう。



詳細→暮らしを紡ぐネットワーク 夏の集い
日時  2013年6月9日(日)  
    10:00~
持ち物 マイおにぎりと持ち寄りおかず又はおやつ一品

会場  まつなが畑 作業小舎 
     (奈良県御所市僧堂113-2)








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