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将棋の日記

大和証券杯

2007-07-05 15:47:06 | ブログ(プロ棋士)
片上五段より大和証券杯について書かれていました。
<参考URL>
片上五段(opinion)
大和証券杯ネット

私は、将棋は道場認定アマ三段です。
私の職業は、プログラマーです。


<<<大和証券杯について>>>
最強のプロ16名の将棋を、多くの将棋ファンに見てもらいたいということでした。

将棋ファン層
1)将棋のルールも知らない人
2)将棋はルールは知っているが初心者
3)将棋は、級位者
4)将棋は、有段者
5)将棋は知っているが、将棋界のことはあまり良く知らない
6)将棋も知っている、将棋界のことも知っている

プロの魅力
1)将棋の技術はすごいこと
2)対局している姿が素晴らしい
3)将棋の奥の深さを感じることができる

ウェブの特性
1)ネット中継をライブで見られること
2)チャットが出来ること(プロの解説付き)
3)Javaで開発していること
※実は、ライブで見ることも、チャットが出来るのも、すべてはJava言語の恩恵に預かっています。なので、Java言語を抜きにしては、ウェブ中継は語れません。


この「将棋ファン層」、「プロの魅力」、「ウェブの特性」が、現在はいろいろと噛み合っていると思う。

アマチュアが見ている将棋は、極力に最後の詰みまで指して欲しい。
例え、負けがはっきりしていてもです。ファンサービスで最後まで指して欲しい。

アマチュアが3~5名ぐらいチャットに参加できると面白い。
ここはどうなの? と質問にプロが答えてくれると嬉しい。

持ち時間は15分または30分の切れたら60秒が良いと思う。
60秒だと、チャットがそれだけ、書きやすいと思う。

後は、ブログを活用して欲しい。
ブログは、指した後の将棋を丁寧に解説して欲しい。
渡辺竜王のブログのように、局面を貼って、この局面は、先手優勢とか?
序盤は、こんな作戦があるとか?
中盤は、このように指すとか?
終盤は、この手が詰めろ逃れの詰めろとか?
対局者は、和服とか? 夕食は、これを食べたとか?
などなど・・・。

もちろん、リアルタイムの解説も面白いと思います。
しかし、後日、丁寧に解説したブログがあると、棋力向上には良いと思う。
そのブログには、アマチュアのコメントを入れるとさらに盛り上がると思う。

実は、Java言語でどこまで出来るのか?
ブログでどこまで出来るのか?
HTMLでどこまで出来るのか?
その点が、将棋のプロ棋士では未知数なのだと思う。

将棋ソフトを開発しているプログラマーに意見を求めると良いと思う。
または、大和証券杯の担当SEにどんなことが出来るか?
を聞いた方が良いと思う。

<2007.07.05 18:50追加>
===== ここから =====
指さない将棋ファンさんへ
将棋の専門家(プロ棋士)、ウェブの専門家がそれぞれいます。
私は、職業がプログラマーなので、ウェブの専門家がどんなものなのかは、だいだい分ります。
しかし、将棋とウェブの両方の知識が必要不可欠であります。
どちらか、片方の知識のみでは、スムーズな開発はできない現状もあります。
将棋のルールも知らないウェブの専門家を雇っても、メチャクチャナものが出来上がる可能性もあります。
なので最低でも、ウェブ(Java)の開発の経験が1年以上、将棋の棋力はアマ初段以上の両方が必要であると考えます。

「意見を求める、意見を聞く」に留めた理由は、ウェブの世界は現在でも発展途上中の分野でもあります。今の時点でこうすれば良いと書いても、3年後には全く違う方法で効率の良い方法が生まれている可能性もあります。
7年前には、C#言語が無かった訳ですが、最近は、Windowsとの親和性が高いため、Java言語とは別にウェブの世界を作り上げています。もしかすると、C#言語が主流になるかも知れません。
===== ここまで =====


※お知らせ
将棋倶楽部24の実践譜(10局)(Update 2007/06/08)
簡単なソフト

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (指さない将棋ファン)
2007-07-07 17:20:13
 片上五段のブログへの私の書き込みに対し、わざわざご意見を返していただき、大変ありがたく思います。このエントリに私宛の記載が追加されているのに気づいてびっくりするとともに、感激しました。
 「将棋とウェブの知識が両方必要」という点については、基本的に私も異存ありません。現状では、将棋を職業にしている人たち(棋士、女流棋士、より広い将棋関係者)の間に、ウェブの専門的知識のある人はほとんどいないと思います。ですから、ウェブ専門家で将棋についてもある程度以上の知識のある人に、きちんとした待遇で将棋の仕事をしてもらう(そういう人たちが、将棋の仕事をしようという気になるような環境と条件を作る)ことが必要ですね。
 Logical Spaceさんが「意見を求める」にとどめられた点についても、私は、批判したつもりは全くありません。今回ご説明していただいたことで、お考えがよくわかりました。ただ、私も、ある分野(文系)で一応専門家ということになっている人間なのですが、専門家に知識や意見を求める際には、それなりの処遇をすべきだと感じることが少なくないので、あのような記述をした次第です。
 ありがとうございました。
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Re:指さない将棋ファン (Logical Space)
2007-07-07 17:48:19
指さない将棋ファンさんへ
コメントをありがとうございます。

基本的に考えが同じことは、分りました。
将棋とウェブのそれぞれの世界が今後とも発展すると良いですね。
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