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将棋の日記

電王戦について

2013-03-18 22:52:13 | プロ棋界情報
プロ棋士5人対最強将棋ソフトの電王戦が行われる予定です。

遠山五段が、電王戦について述べています。

私は、将棋ソフトの評価関数対策が、最重要な課題だと思います。
評価関数は完成されていないと思います。 今でも発展途上の未開発の分野のはずです。

評価関数をどのように捉えるのか?
プロ棋士は、それをどのように理解をするのかにかかっています。

個人的には、練習用の将棋ソフトを相手に、駒落ちをすれば分かり易いのではと思う。
平手は、序盤の定跡の蓄積が沢山あるので、将棋ソフトの棋力の部分が分かりづらいと思います。
プロ棋士が上手、将棋ソフトが上手などで、練習で指して見ると将棋ソフトの棋力が分かると思います。

つまり、将棋ソフトの指し手がどのような手を選ぶのかを知ることが重要な対策ではないでしょうか?
それは、駒落ちの将棋ソフトの指し手の選び方を知るのが、一番分かり易い方法ではないかと思います。

将棋ソフトは、未知の局面から詰みの手前(必至まで)は、すべて評価関数によって選んでいるからです。
最近は、評価関数の精度が上がったのが一番の要因ですが、まだまだ、発展途上のはずです。
つまり、評価関数で全ての手について最善手を選んでいる訳ではないはずです。
平手でも、駒落ちでも、使う評価関数は同じです。

私は、プロ棋士が、将棋ソフトの評価関数対策を、どのくらいしているのかによって、勝敗は分かれると思います。
プロ棋士が評価関数対策をきちんとすれば、5連勝は出来ると思います。
プロ棋士が評価関数対策をしなければ、2勝3敗の可能性もあると思います。
将棋ソフトも時間があれば、手をたくさん読めるといいますが、評価関数の間で読み点は変わりないです。
だから、時間が長い短いはあまり関係がないと思います。

現在は、ボナンザのオープンソースによって、将棋ソフトの各開発者がそれぞれ工夫をしていることが基本です。
米長永世棋聖の2手目の△6二玉は、評価関数対策の1つとしては、作戦としてはあります。
しかし、評価関数対策としては、最善の作戦策とは言えないでしょう。

後は、練習の将棋ソフトより本番の将棋ソフトは、評価関数が異なるので、予想外の手が来ることを想定する必要があります。

私は、プロ棋士の評価関数対策をどのようにしているのかに興味があります。

※2013/3/19(火)の午後5時半頃、無名(Unknown)の方から来ましたが、無名でしたので「コメント」を削除しました。

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