LogicalInSpace

将棋の日記

LOT2006

2007-01-25 22:29:46 | 女流プロ棋界情報
レディースオープン・トーナメント2006(略してLOT2006)の3番勝負の第2局目です。

<参考棋譜>
LOT2006中継

戦形は、後手(里見女流1級)の中飛車でした。

結果、矢内女流名人の勝ちです。
これで、お互い1勝1敗になりました。

勝負は、2月22日(木)の第3局に持ち越されました。

里見女流1級は、明日は、女流王将戦の本戦1回戦で、対斎田藤花と対戦です。
対局が続いて大変です。

第56期王将戦第3局 2日目

2007-01-25 22:19:11 | 棋譜解説(タイトル戦)
第56期王将戦第3局 2日目

<参考棋譜>
毎日インタラクティブ

解説はプロの解説ではありません。
アマ二段のLogical Spaceの解説です。

封じ手(45手目)は、▲7四歩でした。
47手目、▲7二歩は手筋の歩です。 しかし、先手の歩切れに成ります。
51手目、▲6一角成です。 でも、冷静に局面を見ると先手の2歩損です。 ▲9四香が遊んでいる感じもします。
60手目、△8六歩です。 先手、▲同歩だと、△6五角が▲9八飛と▲4七歩を狙いになります。 △8六歩は、厳しい手だと思います。
62手目、△6五角です。 後手の筋に入った感じがします。
64手目、△4六歩です。 昨日、9筋の先手の攻めを凌げれば、後手は4筋と1筋の攻めがあるので、善悪は微妙だと思います。と書きました。
9筋の攻めを凌いで、4筋からの攻めです。先手にとっては嫌な展開です。
66~68手目、△3八馬、▲同金、△4七歩です。 後手は、大駒を切って、小駒で攻める、穴熊崩しの指し方です。 今後、9筋を相手にしないければ、後手の方が指しやすい展開です。
70手目、△9四香です。 9筋を清算して、4筋を攻めれば後手の理想的な展開です。 後手は、△3二金、△4二金の2枚金(金無双)なので、飛車の打ち込みには強い形です。 反面、先手は▲4七金なので、飛車の打ち込みには、弱い形にされています。
74手目、△3八金打です。駒の損得では、後手の金と飛車の交換で若干、後手の損ですが、先手の穴熊の囲いを崩しているので、攻めが続けば、後手が指しやすいです。
76手目、△4八歩です。 小駒を使って攻めをつなぎます。 将来、と金攻めを見ています。
77手目、▲9二飛成です。 ▲同金、△同金、▲同飛、△4七歩が見えているので相手にしないのでしょうか?
82手目、△5五桂打です。 攻め駒は、持ち駒の角、香。 盤上の△5五桂と△4九とです。 一般的に4枚の攻めは切れないと言われます。
96手目、△4九飛打です。 先手の玉は、▲1九玉⇒▲4七玉まで移動しました。
99手目、▲8一竜です。 先手は、後手の玉に迫る手順がありません。 冷静に見ると、後手の金と(角と歩3枚)との交換です。
100手目、△5五桂打です。 後手の玉に迫る手順がないのを読みきった感じです。
112手目、△4九竜です。 先手の玉の詰みです。
114手目、△5五桂打で、先手の投了です。

後手の勝ちです。

これで、王将戦7番勝負は、羽生王将の2勝1敗になりました。

戦形は、先手(佐藤棋聖)の向い飛車穴熊でした。

第56期王将戦第3局 1日目

2007-01-25 00:36:48 | 棋譜解説(タイトル戦)
第56期王将戦第3局 1日目

<参考棋譜>
MSN毎日インタラクティブ

解説は、プロの解説ではありません。
アマ二段のLogical Spaceの解説です。

先手が佐藤棋聖になりました。
なんとなく、後手の羽生王将が趣向を凝らす展開が予想されます。

2手目までは、矢倉模様の出だしでした。
3手目は、▲7七角と先手から趣向を凝らして来ました。 ある意味、意外な展開です。 ▲7七角なので、先手は振り飛車を予想される展開です。
5手目は、▲8八飛なので、向かい飛車になりました。 他には、三間飛車、四間飛車なども考えられます。 ある意味、先手の佐藤棋聖が趣向を凝らした展開だと思います。
7手目の▲6八銀は大切な手です。角交換された時に、▲7七銀を含みに残しています。
14手目の△6四歩は、▲8六歩の仕掛けを指せない指し方だと思います。
17手目の▲1八香は、穴熊の作戦です。 先手は、美濃囲いより堅いと判断したと思います。
20手目は、後手の羽生王将から、△7七角と角交換に来ました。厳密には、後手の1手損です。善悪は微妙です。
22手目は、△2二銀でした。 △2二玉は、△4一金が離れ駒になるので、▲8六歩からの仕掛けが成立しそうです。 仕掛けると、先手は▲1九玉、後手は△2二玉なので、玉の距離は先手の方が遠いことになります。
33手目の▲7五歩は何だか分かりにくい指し方です。 ようは、後手の△8一桂を使わせない指し方だと思います。 一般的に、居飛車の右桂を使わせると振り飛車は指しにくい展開になりやすいからです。
35手目の▲3八金で、先手も後手もしっかり囲い合いました。若干、先手は穴熊なので先手少し無理気味の攻めも可能です。
37手目、▲1七香より雀指しの模様になりました。でも、実際は囲いから一番遠いところでの攻めを狙っているので、善悪は微妙なところもあります。
40手目の△4五歩の位の拠点は大きいと思います。
44手目は、△9二歩でした。

ここで封じ手です。

9筋の先手の攻めを凌げれば、後手は4筋と1筋の攻めがあるので、善悪は微妙だと思います。