東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

前川國男邸

2015年07月18日 09時23分45秒 | Weblog
江戸・東京建物園に前川邸を見に行った、この家は昭和17年に完成したそうだ、資材がない時代によく許可が出て、大きいガラスなんかも手にはいったものである、そして年表を見ておどろいた、彼が結婚したのが昭和20年8月、15日前か、後かは書いてなかったけれどなんともいえない、

17年の建築であるけど、戦時色をまったく見せないいい建築だった、普通はこういうところをケチっているとか、材料がなかったのでこうしたとか言うところなんだけど。

















玄関を入るとドアは打ち開き、靴箱がない、部屋の奥のほうにしまっていたらしい、中央のリビングは南から北にスーッと風が抜ける構造になっていて夏のクーラーはない、その代わり冬用のステーム暖房装置が付いていて見るからにすごしやすそうである、寝室、浴室とも今でも充分生活できそうだ、



















最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
立派な建築家 (anikobe)
2015-07-20 21:59:06
戦時中にこのような立派な自宅を建築できたのは、さすが東大出の建築家なのですね。
後世に残る立派な建築は、見学していても、心豊かな気持ちになるでしょうね。
返信する
anikobeさま (東京老人)
2015-07-21 07:53:15
さすがの自邸建築で、隅々までうまく作られていました、中央の丸い柱は電柱の再利用だとか、結婚の3年も前にこういう建築が出来るのはたいしたものです、しかしこの家にも造形的破綻が一箇所だけあるのに気が付きました。
返信する

コメントを投稿