MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

頭の体操 (119) 漢字クイズ 問題/解答 より

2012-10-12 00:00:01 | 音楽演奏・体の運動

10/12    頭の体操 (119) 漢字クイズ



 これまでの音楽演奏・体の運動』目録 です。




(14) スフォルツァンド ピアノ  (T) 素膚居通安堵干荒野

 “sfp”、または “sfzp” と書かれ、音量の急激な変化が求め
られます。



 似た記号に “fp” がありますが、明確な区別はありません。
作曲家の筆致や、作品の傾向によって、差の有無を判断し
なければなりません。 でも “sfp” のほうに鋭さを感じるの
は、どなたもきっと同じことでしょう。

 “fp” にせよ、“sfp” にせよ、「強さをどれだけ長く保ってから
音量を落とすべきか?」…を考える必要があります。 大事
なのは、他とのバランス。 そして、その前後を含め、「音楽
が自然に聞えるかどうか」…です。

 また、“fp” などが、本当の “f” と “p” を表わすとは限りま
せん。 単に「音量を変化させよ!」だけを意味することもある
ので、表現法の選択肢を広くして解釈する必要があります。



 “p” が書かれていない “sf”、“sfz” でも、すぐ音量を落とした
ほうがいい場合が、多々あります。

 また、全音符など、長い音符に書かれている “sf”、“sfz” は、
要注意。 すぐ音量を落とす場合や、反対に、強い音を長めに
保ったほうがいい場合など、千差万別です。



 要は、解釈、判断が、演奏者個々に委ねられるということ。

 さらに、たとえAさん、Bさんが同じように弾こうとしても、
自然に聞えたり、不自然だったりします。

 ましてや楽典に書かれた指示は、大まかなものでしか
ありません。




頭の体操 (119) 漢字クイズ 問題/解答

2012-10-12 00:00:00 | 頭の体操 漢字クイズ

10/12    頭の体操 (119) 漢字クイズ




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

         それぞれの記事に飛ぶことも出来ます。

   「古い記事 (トップ) → 新しい記事 (奥)」 の順に並んでいます。




      『頭の体操 漢字クイズ』 カテゴリーでは、

     『問題・解答』の全文が直接ご覧になれます。 こちらは

      「新しい記事 (トップ) 古い記事 (奥)」 の順です。





 07/26 ~ 08/01 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (20) に、登場した順に並んでいます。

 また、(A) ~ (T) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?



(1) スフィンクス    (2) クヴラー    (3) ジョヴァンニ・ダ・ノーラ

(4) マトン  (5) ヒーホー  (6) アムー  (7) アトランティス大陸

(8) 女王モー    (9) ドッグ セラピー    (10) ガラパゴス諸島

(11) インカ帝国       (12) モニタ       (13) セミナー

    (14) スフォルツァンド ピアノ    (15) ライパチくん

(16) レフパチ      (17) メディア      (18) ヴァレンタイン

      (19) ベーブ・ルース     (20) チームメ―ト

(A) 真豚  (B) 彼呆  (C) 悶痛  (D) 背皆  (E) 愛嫌

(F) 餅奮臼   (G) 助追望   (H) 浴霧雨   (I) 九分裸

(J) 数伏隠奇      (K) 音家庭酷      (L) 頼覇智勲

(M) 零負恥稚     (N) 低無名徒     (O) 止愚競裸費

     (P) 女伴逃男俺    (Q) 呆悲罵連食飲

 (R) 我喇叭娯寿司夜逃    (S) 跡嵐手椅子態狸狗

         (T) 素膚居通安堵干荒野




[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回は箇所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
    今回は箇所あります。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
   (例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
    今回はありません。

  ・ 人名漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
    今回は箇所あります。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    今回はありません。

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答
    ↓





以下、07/26 頭の体操 (111) 漢字クイズ 問題/解答より




(1) スフィンクス  (J) 数伏隠奇

 解説サイトには、以下のようにあります。

 「オイディプスの神話によれば、… 旅人を捕らえて『朝は
4本足、昼は2本足、夜は3本足。 これは何か?』という
謎を出し、間違った者を食べていた。 … しかし、オイディ
プスに『人間は赤ん坊の時はハイハイで四つ足、成長して
二足、老年で杖をつくから三足だ。』と答えられ、岩の台座
から飛び降り、海に身を投げて死んだという。」

 怖いですね、恐ろしいですね…。



 そこで私も、この場で囚われとなった貴方に難問を!

 「濁りを取り除けば黒くなるが、替わりに中心が無くなれば
全体も見えなくなり、さらに濁りを取り除けば価値が無くなる
もので、自分自身はちゃんと見えるもの、な~んだ?」

 解答は、このページの一番最後にあります。




(2) クヴラー  (I) 九分裸

 カラスはドイツ語で "kwrah, kwrah" と啼くのだそうです。



 ところで、七つの子という歌がありますね。

  「烏 なぜ啼くの 烏は山に

       可愛い七つの 子があるからよ…。」



 この “七つ” は、“七羽” なのか、それとも “七歳”
なのか?

 解説サイトには、「明確な結論は無いが、作詞者
野口雨情の家族は “七歳説” を主張している。」…と
あります。



 これをスフィンクスに尋ねたところ、「カラス自身は
“どちらでもいい” と言っている。」…のだそうです。

 どうも曖昧な答ですね。



 そこで、カラスに直接訊いて確かめてみました。

 はっきり黒白を付けなさい! カーラ~ス、どちらなの?

 そしたら答は、「カラスの勝手でしょ~…。」



 “九分裸” のくせに、偉そうな…。




(3) ジョヴァンニ・ダ・ノーラ  (P) 女伴逃男俺

 イタリアの作曲家、Giandomenico Del Giovane Da Nola
(1510年 ノーラ ~ 1592年 ナポリ)。 我が国では “ノーラ”
と呼ばれているようです。

 「当時としては革新的なマドリガル作曲家で、調性の変化、
ストレット技法、飾り気の無い個々のメロディー、洗練された
音楽に特徴がある」…とあります。



 ノーラは、イタリア中南部ナポリ県のコムーネ。 “ダ・
ヴィンチ”、“ダ・リミニ” のように、出身地を含む人名な
ので、“・ノーラ” のほうがいいでしょう。




(4) マトン  (A) 真豚

 「生後およそ12か月以下の子羊の肉はラム、それより
も年をとった羊の肉はマトンと呼ばれる。」

 なんだ、豚肉じゃないのか…。



 じゃ、“とんま” は? 豚と馬の掛け合わせか?

  「“とんちき” と “のろ” を組み合わせた言葉です。
意味は “言動に抜けたところのある人” のこと。」



 “とんちき”? “頓知奇” って、何だ? いずれにせよ、
ボクとは無関係のようだ…。 一安心だねー。




(5) ヒーホー  (B) 彼呆

 "hee-haw" は “驢馬の啼き声“。 そう思って検索した
上記の結果は…!

 悪魔が使う言葉、居酒屋の名、女神転生シリーズ…。

 もう着いていけないねー。 次、行こ。




(6) アムー  (H) 浴霧雨

 こちらは、牛がフィンランド語で啼く声。 ヨーロッパの他の
地域では、どこでも “ムー” で、“モ―” は “皆ム” でした。

 そこで “ムー” と “モ―” の検索を始めたのが、間違いの
始まり…。




(7) アトランティス大陸  (S) 跡嵐手椅子態狸狗

 行き当ったのは、伝説の大陸名。 語感からすると、もし
実在したなら大西洋にあったように思える。

 ところが大西洋は “候補地” の一つに過ぎませんね。
地中海、南極…。 果ては、南から漂流を続けてアジア
大陸の一部となった “インド亜大陸” など、様々な説が
あります。

 そのインドの衝突によって、かつて海底だった場所が
盛り上がり、8,000㍍を超えるヒマラヤ山脈になったとか。

 …こちらの事実には、驚かざるを得ません。




(8) 女王モー  (G) 助追望

 「アトランティス大陸崩壊後にムーの女王モーがエジプト
に渡り、女神イシスとしてエジプト文明を作った。」

 イシスとオシリスの神か…。 これ、確か『アイ―ダ』にも
出てきました。

 「お尻の神様じゃないよ。」 むかーし、歴史の授業で耳
にした、教師のセリフです。




(9) ドッグ セラピー  (O) 止愚競裸費

 私事になりますが、私の母は公共の養護老人ホームに
お世話になっています。 93歳で、要全介護状態。 食事
から排泄から、すべてにおいてです。

 ちょっと前までは、私が会いに行くと、何らかの反応を
示してくれました。 言葉は不自由ですが、利き腕でない
左手で、強く握り返したりして。

 ところがいつからか、訪れた私を見ても無表情のまま、
顔を背けるようになりました。 気付かないのか、意識的
なのか…。 最近は、もっぱら眠ってばっかり。

 以来、私に出来ることと言えば、可愛い猫ちゃんの写真
を持って行き、ベッド脇の壁へ貼ることだけになりました。
猫は、母がいつでも心を開く存在だからです。



 特に好きなのは、トラ猫。 もしその現物を私が持参したら、
母の反応も少しは変わるのでしょうか…。




(10) ガラパゴス諸島  (R) 我喇叭娯寿司夜逃

 手元のスペイン語辞書で引いてみました。

 “galápago” : 大型のウミガメ (海亀)、女性用の馬の鞍。

 “Islas Galápagos” : ゾウガメの島。



 「ガラパゴスゾウガメは、ガラパゴス諸島の固有種。
ガラパゴス諸島の由来は、ゾウガメの甲羅が馬の鞍
に似ていることから、スペイン語で馬の鞍を意味する
galápago からきている。」…のだそうです。




(11) インカ帝国  (K) 音家庭酷

 我が家は二人家族。 私が楽器を弾いて音を出すときには、
それなりに気を遣います。

 でも、決して “飲家庭酷” や “陰家庭哭” ではありませんよ。




(12) モニタ  (C) 悶痛

 最近は家庭にも監視カメラが。 防犯用だけでなく、赤ちゃん
やお年寄り、ペットの様子を、離れたところからモニタできます。

 もし私の部屋に取り付けたら、楽器を練習中の様子がご覧に
なれるでしょう。

 七転八倒の舞台裏。 それを目撃されたら心痛の極みです。




(13) セミナー  (D) 背皆

 失敗に次ぐ失敗を重ね、あれこれ試行錯誤する私の姿。
そして出て来るのは、情けない音ばかり…。

 そんな私を至近距離から正視できるかたは、きっといない
でしょう。 “背視”?

 さて、十月ともなると、さすがに “蝉無”。 また来年、素敵
な鳴き声を聞かせてね?




以下、07/29 音の形と sfより




(14) スフォルツァンド ピアノ  (T) 素膚居通安堵干荒野

 “sfp”、または “sfzp” と書かれ、音量の急激な変化が求め
られます。



 似た記号に “fp” がありますが、明確な区別はありません。
作曲家の筆致や、作品の傾向によって、差の有無を判断し
なければなりません。 でも “sfp” のほうに鋭さを感じるの
は、どなたもきっと同じことでしょう。

 “fp” にせよ、“sfp” にせよ、「強さをどれだけ長く保ってから
音量を落とすべきか?」…を考える必要があります。 大事
なのは、他とのバランス。 そして、その前後を含め、「音楽
が自然に聞えるかどうか」…です。

 また、“fp” などが、本当の “f” と “p” を表わすとは限りま
せん。 単に「音量を変化させよ!」だけを意味することもある
ので、表現法の選択肢を広くして解釈する必要があります。



 “p” が書かれていない “sf”、“sfz” でも、すぐ音量を落とした
ほうがいい場合が、多々あります。

 また、全音符など、長い音符に書かれている “sf”、“sfz” は、
要注意。 すぐ音量を落とす場合や、反対に、強い音を長めに
保ったほうがいい場合など、千差万別です。



 要は、解釈、判断が、演奏者個々に委ねられるということ。

 さらに、たとえAさん、Bさんが同じように弾こうとしても、
自然に聞えたり、不自然だったりします。

 ましてや楽典に書かれた指示は、大まかなものでしか
ありません。




以下、08/01 最強の “ライパチくん”より




(15) ライパチくん  (L) 頼覇智勲

 私の成年前からあった野球漫画です。 かつての “ライト 8番”
は、守備も打撃も苦手な選手の代名詞でした。 しかし、やがて
右翼手の重要性が注目されることになります。

 でも、N. Y. Yankees に移ったイチロー選手が “ライパチくん”
になろうとは、ほとんどの向きが予測していなかったでしょう。

 この記事の時点で Yankees は、地区シリーズ2勝1敗。 あと
1勝で、リーグ優勝戦への進出が決まります。




(16) レフパチ  (M) 零負恥稚

 N.Y.へ移籍後のイチロー選手が、試合開始の時点で最初に
守るのは、ほとんどがこの左翼。 ただし、勝利目前で守備陣
を重視するときは、右翼に回ります。

 それまで右翼にいたスウィッシャ―選手は、一塁へ回ったり、
引っ込んだり。 シーズン前半では、ほとんど常に “ライ2くん”
を務めた中心選手です。



 Yankees の左翼で、一つ難題があるとすれば、それは “地元
での昼間の試合” でしょう。 陽射しが左翼手を正面から直撃
するので、サングラスなど役に立たないほど、ボールが見にくい
のです。

 イチロー選手にとっても、やはり難しそうな、日中のレフト。
しかしさすがに、堅実なプレーを見せてくれています。




(17) メディア  (E) 愛嫌

 イチロー選手には、今のところ温かい声援が飛んでいるようで
す。 しかしファンもメディアも特に厳しいのが、このニューヨーク。

 “愛憎” とまでは言いませんが、辛口の論調は、他の中心選手
が相手でも容赦しません。




(18) ヴァレンタイン  (Q) 呆悲罵連食飲

 この記事の時点では解任されてしまいましたが、ライヴァルの
“Boston Red Sox” の監督を務めていたのが、ボビー・ヴァレン
タイン。 日本のパ リーグ時代から、イチロー選手をよく知って
いる人物です。

 「イチローが最高の右翼手であることは間違いない」。 日米
で多くの名選手を見て来た彼が、そう言うのです。



 かつて前チームに在籍した11年半の中で、イチローが
中堅手を務めた年もあります。 それは監督命令ですから、
どうしようもありません。

 しかしその翌年、「今年はライトに戻ってもらう。」…と告げ
られたとき、イチロー選手の目が輝いたと言われます。



 “ライト” に特別の拘りを持つイチロー選手。 来季はどこを
守るの? いや、どのチームでプレーするのでしょうか?




(19) ベーブ・ルース  (F) 餅奮臼

 かつて日本でのオールスター戦で、仰木監督から “投げろ”
と告げられたイチロー選手。 小学生時代以来、投手としても
逸材だったからです。

 しかし対戦相手の松井秀喜選手は、野村監督の “配慮” で
交代させられ、代わった “バッター” は、投手専門の高津選手。
かくて、夢の対戦は実現しませんでした。



 大打者ベーブ・ルースは、投手としても94勝を上げ、“Red Sox”
時代には、最優秀防御率のタイトルまで獲得しています。

 移籍した “Yankees” でも、14年間で5試合に登板し、すべて
勝ち星を上げています。 14年間というのが、また凄いですね。




(20) チームメ―ト  (N) 低無名徒

 野球は、言うまでもなくチームプレー。 個々が努力するのは
当然ですが、その潜在能力を引き出すも殺すも、監督、コーチ、
そして仲間の選手たちです。



 これ、私が励んでいる “室内楽” でも言えるような気がします。

 私が担当する機会の多い、ViolinⅠ。 良くも悪くも、影響力の
大きいパートです。 大事なのは、難しいパッセジを弾きこなし、
主旋律を勝手に歌い回すことだけではありません。



 最も大きな反省点になりやすいのは、テンポが不正確なこと。
突然速くなったりすれば、憐れな仲間たちは、弾けるものも弾け
なくなってしまいます。 安定したテンポなら弾けたかもしれない
のに…。

 しかも私本人が無意識だから、タチが悪い。 原因の大半は、
弓と弦の接点の関係如何にあります。 よく指摘される、“注意
力や根性の不足” 以前の問題として。



 そして次は音量や音質。 絶えず大きな音を、耳障りな音質
で出しっぱなしだと、聞えるべき仲間の音が聞えなくなってしま
います。 自分たちにも、聴衆にも。

 “被害者” が、たとえ何とか音量で太刀打ちできたとしても、
かなり頑張らなくてはいけない。 それに心理的にも、無用な
圧力をかけられて…。



 「Vn.Ⅰがプリマドンナだ!」…と思って弾いたら、大間違いです。

 仲間たちを弾きやすくしてあげた上で、いい音楽を引き出せる
かどうか。 この点では、お互いに対等ですが。



 これが指揮者になると、もっと影響が大きい。 音を出さない
一方で指導的な存在であるだけに、演奏者たちは、その姿勢
を敏感に感じます。

 「こいつ、一体どういう意識で音楽をやるもりなんだろう?」

 音楽のため? 演奏者のため? それとも自分のため?




 それでは、私の出した珍問の解答です。

 問題をもう一度ご覧ください。



 「濁りを取り除けば黒くなるが、替わりに中心が無くなれば
全体も見えなくなり、さらに濁りを取り除けば価値が無くなる
もので、自分自身はちゃんと見えるもの、な~んだ?」



 答は……











 “ガラス” です。



 「濁りを取り除けば黒くなる。」

 → “カ” の濁点を取ると、ラス。



 「中心が無くなれば全体も見えなくなる。」

 → “ガ ス”、つまり気体。 見えないのが普通ですね。



 「さらに濁りを取り除けば、価値が無くなる。」

 ガス → カス。 “味噌っカス” などといいます。



 「自分自身はちゃんと見えるもの、な~んだ?」

 透明なガラスでも、光るので一応は見えます。




 これ、私の自作ですが、駄目…?

 問題のすぐ下で、ちゃんとカラスが啼いていましたが…。




               ↓

            正解のかた

           不正解のかた




 お疲れさまでした…。