おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

冬の「引きこもり」の間に

2014年02月15日 09時49分17秒 | 日記



昨日は大雪で、一日中道路に積もった雪かきを近所の男衆4人で行った。

一度経験があるので専用のスコップを購入していたので随分役に立った。一般的な工具・農具としてのスコップ(シャベル)は道路表面にザックと刃先が食い込むので余計な力がかかり不適。

500mくらいの村道をびちっと作業したのでもう車が立ち往生することはない!!

時には人の為になる事をしなければならない。仏教で言うと自利ではなく利他の業だ。

まだ雪は降り続いている。隣接する杉林に積雪しているので重みと風で倒れないか心配倒れたら我が家は崩壊する

こういう積雪の時には車で動かないが一番。

田舎暮らし=第二の人生のモットーは豊かな時間を使って「晴耕雨読」。

今は農作業の仕事がないので読書に勤しんでいる。

ドストエフスキーの『白痴』を読み始めた全集の中の1冊なので上中下と分かれてなくて大判で500ページ。重い

これを温泉に持ち込んで湯に浸かりながら読んでいく。村の中じゃ「変わり者」と見られていよう・・・

今64歳。自分の人生の残された時間を考えて、大切な読書時間を確保するために道理的且つ有効な利用法だ。

NHKドラマで尾野真千子が主演した『足尾から来た女』を見て書棚から昔読んだ田村紀雄が中心に対談した『私にとっての田中正造』を読了。夏木静子の推理小説短編集。池波正太郎の時代小説。・・・

現代(いま)、日本人が問われていることについて一世紀も前の人物にして重く鋭い示唆を与えてくれる近代の巨人田中正造。彼について書かれている書は多い。今後も読み続けて行きたいと思っている。

城山三郎『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件』(1962年、角川文庫)
林竹二「田中正造の生涯」(1976年、講談社)
日向康『果てなき旅』(1978年、福音館日曜日文庫)
ケネス・ストロング『田中正造伝 嵐に立ち向かう雄牛』(1987年、晶文社)
立松和平『毒―風聞・田中正造』(1997年、河出文庫)- 毎日出版文化賞受賞
立松和平『白い河 風聞・田中正造』(2010年、東京書籍)
花崎皋平『田中正造と民衆思想の継承』(2010年、七つ森書館)  等など。

ドストエフスキーは暫く続けようと思っている。やっぱりここには生と死、愛と神の存在そして罪と罰という人間にとって永遠のテーマが描かれている。

純文学の至宝。

ドストエフスキーからトルストイへーまだまだ読書への旅は続く