日本中をのりピー報道が席捲した。マスコミという世界も見ていると一種独特の空気というか体質を持っているように思う。甘いもの=「報道」の価値あるとみればアリが群がるように、蜎(い)集する。毎日世界で生起する無数の事実が「情報」として価値を生むには社会的な影響度の高さ、珍奇さ、希少さが必要である。そして資本主義社会の中でそれが商品価値を生むような、すなわち「売れる」ものでないといけない。私が園外保育で子供たちと遊んでいた時に足首を挫いて、痛みを発し疼いて眠れなかったという事実は、決してマスコミの情報価値を生まない。誰も知らない・・・ネームバリュウーのあるのりピーという歌手・女優だからこそ、あんなに追っかけ記者?が群集するのだ。保釈された被疑者仲良し夫婦がヘリコプターで追尾される状況、それを実況中継する姿は異常だ。また記者会見の席にマスコミ関係の芸能プロダクションのお偉いさんが列席していたのは実に不可思議な感想を持った。子飼いのアイドルを「非行」で解雇した会社が、名誉を損ない被害も蒙ったのに、車を用意し会見場をセットし、衣装、メイキャップ、美容師まで用意、さらに原稿も整えている。情報を伝える500人という記者、報道スタッフ、芸能関係者もそこに「商品価値」がなお!!存在すると見ているからこそあの独特の「絵図」になったのだ。もう映画界復帰という新聞記事が出ている。馬鹿な!愚かしい。こんな狂った世界だから、押尾やのりピーなどの茶番劇=喜悲劇が生まれるのだ。こんな下劣低俗な事件を犯し、ファンを裏切った者の報道は新聞の社会面の片隅の小さな記事でいい。TVも馬鹿騒ぎすることない。TV朝日は特にひどかった。これも視聴者への裏切りでなくてなんなのだ。国が大きく進路を変えようとしている大事な時にー。
これも見る目に客観性=第3者の視点がないと酩酊没我状態になってしまう。社会全体が異様な酩酊、興奮状態に陥って、迷走しているような印象を受ける。マスコミというインテリゲンチャー集団が全体的に冷静さを失し、興奮状態になっていることに早く気付かないといけない。周りの雑音に耳を塞ぎ、自己の弱さとしっかり対峙し、葛藤に打ち克って欲しい。再犯率5割という、この戦いは厳しいぞ!復帰なんてずうっと先の話。
これも見る目に客観性=第3者の視点がないと酩酊没我状態になってしまう。社会全体が異様な酩酊、興奮状態に陥って、迷走しているような印象を受ける。マスコミというインテリゲンチャー集団が全体的に冷静さを失し、興奮状態になっていることに早く気付かないといけない。周りの雑音に耳を塞ぎ、自己の弱さとしっかり対峙し、葛藤に打ち克って欲しい。再犯率5割という、この戦いは厳しいぞ!復帰なんてずうっと先の話。