手打ち蕎麦 たがた 【松茸蕎麦】

2011年11月18日 | 手打ち蕎麦 たがた
たがたに通う人となっております。
今日は、数量限定で松茸蕎麦を出せるということで、訪問しました。

昨年は月替りで提供したようですが、今年は今日明日限定で、提供可能だそうです。
お値段1,500円。

ドーンと登場。



更にドーン



もうひとつドーン



使われている松茸もたくさんですから、香りが凄いです。
松茸の香りの嵐です。(隣にいても分かるくらいです。)


松茸好きの方には堪らないことでしょう。

蕎麦ももちろん美味しいです。
少し粗めの太打ちがたがたのかけそばの基本。 これがいいんですよね。
たがたでは、せいろもいいですが、かけも是非味わって頂きたいです。




〆の蕎麦湯も、松茸の香りが残っていて、とても美味しく完食しました。


※11/20(日)は臨時休業だそうです。

手打ち蕎麦 たがた 【田形スペシャル】

2011年11月15日 | 手打ち蕎麦 たがた
田形さんが、日曜日に凄い蕎麦を打つという情報を聞いてしまうと、行かない訳にはいきません。
今回の蕎麦は、名付けて「田形スペシャル」とでもしておきましょう。

1枚目 黒姫の新蕎麦を二八で。



優しい風味の中に、一本芯があるような強さを感じる味でした。
これは、激ウマです。
十分に美味しいこの蕎麦も、ほんの入口に過ぎないとのこと。


2枚目 黒姫の新蕎麦を手挽き10割で。



見ただけで、食感と味が分かるような艶やかな蕎麦!
もっちり食感で、甘みとまろやかさのありながら、豊かな風味が溢れだす。
粗挽き、太打ちだから楽しめる味です。
超激ウマです。

2枚目にしてほぼKOされた感がありますが、蕎麦はまだ続きます。

3枚目 2008年11月の福井県大野在来10割。 3年低温貯蔵もの。



大野在来に低温貯蔵と言ったら、これぞたがたの真骨頂と言える蕎麦。
1枚目の黒姫と系統は似ていますが、これは更にパワーアップしています。
香り・甘み・旨味が普通では考えられない強烈さを放つ蕎麦でした。 
今回は、少し粗めの微粉でしたが、これは、色んな挽き方でもっと楽しめそうです。
これも超激ウマ!

4枚目 黒姫の新蕎麦を粗挽き10割細打ち



1枚目の二八に甘みが加わった感じです。
そして、口の中に広がる蕎麦の風味たるや、蕎麦の嵐が起こっているみたいです。
食感はザラツルといった感じで、粗挽きの目指す極地に達している感じです。
これは、余韻が残る味でした。
黒姫が、3枚目になるのですが、ここまで変化をつけられるのに感動しました。
何だか、美味しい蕎麦の連続で幸福感で、半分夢遊状態。

5枚目!!



キターーーーー!
2枚目の黒姫 手挽きの10割をかけにしたもの。
最後にこれが来たか!

たがたのかけが大好きな僕には、泣ける逸品。



う、旨い・・・
もはや、言葉で表現できる域ではありません。
今まで食べた、たがたのかけで、これが間違いなく一番美味しかった!

蕎麦がここまで人を感動させる食べ物か。
これは、今年2月にあった、たがたの蕎麦会で思ったことでした。
しかし、今回の蕎麦はそれを越えるものでした。

これだけの良質な蕎麦粉と、それを挽く感性と技術、そして蕎麦打ちの技術。
この3つが、美味しい蕎麦の要素に尽きると思います。
今回の蕎麦は、田形さんの会心の蕎麦だったと思います。

日本一の旨さ!

それがここにあったと思います。

そして、これを書き終えた時こそ僕のブログの最終回としようかとも思いました。
しかし、田形さんは、今回の蕎麦より美味しい蕎麦を打つ人だとこれを見て思いました。



長期熟成十割
これは今回、3枚目に出てきたもの。 これを通常メニューに追加されていました。

また新たな期待が膨らみます。
まだ静岡で知る人ぞ知る名店が、全国に知られる名店になる予感もします。

稲荷寿司 まつむら

2011年11月11日 | 弁当・軽食・テイクアウト
アド街で、山谷を紹介された時に気になった稲荷寿司屋。
東京下町感の溢れる場所と、下町らしい食べ物の組み合わせ。



稲荷寿司とかんぴょうの海苔巻を1本購入。
これでお値段420円



かんぴょうは、下町風の濃いめの味付け。



稲荷寿司は、中に具も入っていました。



甘辛い濃厚な味でした。

もんじゃ焼き つくし

2011年11月10日 | お好み焼き・たこ焼き
東京駅近くのきじも再訪したかったですが、浅草のつくしも美味しいという話を、よく耳にしました。
合羽橋でぶらついていたら、小腹が空いたので、思い出したこの店に訪問。



店内には、芸能人のサインがたくさん貼ってありました。

もんじゃ焼きより、お好み焼きの方が好きな僕は、迷わずお好み焼きを。
そして、注文は王道という、豚玉に(ここでは豚バラといいました)



15分程まつと、焼き上げてくれたお好み焼きが来ました。
珍しいなと思ったのが、鉄板にゴマ油を使っていたこと。
ゴマ油の香ばしい香りがしました。

お好み焼きの大きさは少し小さめに思えました。





関西の人は、東京のお好み焼き屋は美味しくないと思うかもですが、とても美味しかったです。
メニューも実に豊富です。
この店の全メニューを食べたことある人は凄いと思います。

鳥藤

2011年11月09日 | 和食・定食
東京で一泊し、築地の場内市場を巡りました。
ここには、寿司大、大和寿司という超人気店があるそうですが、僕の目的はこちらの店。



お目当ては、親子丼。



初志貫徹を妨げる品書きが!



しかし、初志を曲げず



ご対面



玉子がトロトロで、凄く旨そう!



プリプリの鶏肉と食べます!
甘辛いタレと、超半熟の玉子と、臭みの全くない鶏肉の組み合わせに三つ葉の香りが、最強の丼を作り上げています。 食べるほど幸福感が込み上げ、いくら食べても幸福感は衰えません。

そして、泣かせるのがこの鶏スープ。



ラーメンで言う、鶏白湯スープでしょう。
しかし、ここまで美味しい鶏スープは初めてです。

これは、本当に美味しかった!
もう一杯食べれたかもです。

寿司も興味あるけど、行列がえげつないのも見たので、次回も築地場内市場に来たら、ここに寄りそうです。


祈年 手打茶寮

2011年11月06日 | 蕎麦【県外】
眠庵で蕎麦をあれだけ食べた後に、蕎麦屋にまた行ったのは僕だけでしょうか?
西麻布に昨年オープンして、早くも「男の隠れ家」にも紹介されたこのお店。

祈年 手打茶寮。





柳澤さんは、この店もご存知で、お勧めされました。

注文は、まずは普通のせいろ



こちらは、粗挽きの10割で打った蕎麦。



このルックス。 美味しそうです。



加水率を低めにして打っていると思われる蕎麦は、歯応え十分。
散々蕎麦を食べたせいか、少し香りは弱めに感じました。


次に注文したのが、



発芽蕎麦という珍しい蕎麦。



この更科は、水で打ったそうです。
昔から、更科は熱湯でこねないと、粘りが出ず、繋がらないというのが常識ですが、この蕎麦は水で打ったそうです。
凄い高度な技術に驚きです。 茹でる前の更科蕎麦を見せてもらいましたが、触っただけでも切れてしまうものでした。 茹でることにより、切れなくなるようですが、これは蕎麦打ちから茹でまで難度は非常に高い蕎麦です。



更科から頂きます。
一見、大根のツマのような見かけ。
こちらもかなり硬めの蕎麦です。
更科ですので、当然風味はあまりしないです。



そして、発芽蕎麦。
これは今までに味わったことのない味でした。
何というか、野菜っぽい味が加わったような。



なかなか味わえないレアな蕎麦を堪能した後、〆の蕎麦湯。



まだ若い店ですが、なかなかの蕎麦でした。
今後、もっと美味しい蕎麦を出す店になるのではないかと、大きな期待が出来ます。
特に、子供に蕎麦の美味しさを伝えたいという店主の熱い気持ち、応援しています!

眠庵 蕎麦会

2011年11月05日 | 蕎麦【県外】
先日、東京で一番好きな店である、眠庵で蕎麦会がありました。
予約は必須。 何とか最後の方に入れて頂きました。

この日の為に打った蕎麦は8種類。
09、10という数字は、2009、2010年に収穫された蕎麦で、その間、低温貯蔵されていたものです。





集合時間は12時ですが、眠庵の蕎麦会の面白いところは、参加者が持ち寄った日本酒やつまみを食べるところから始まるというところ。
その間、柳澤さんが蕎麦を打っているという仕組み。

始めはこんな感じです。



酒類がダメな僕は、水を頂いていました。
つまみは、焼津名産の黒はんぺんを持参。 このように、提供されます。



開始から、1時間半以上経った頃、蕎麦が提供されますが、その間、みなさんかなりお酒を飲まれていました。
これは「酒の会」と言ってもいいかも(笑)

僕にとっては、待望の蕎麦が登場。



1枚目は、2010年の宮城県産 常陸秋そば
常陸秋そばは、蕎麦屋にも人気の改良種で、在来種に近い香りが出ていました。
これは、柳澤さんの挽き方にもよるでしょう。



2枚目は、2009年の山形県産の最上早生(もがみわせ) 大蔵村というところで収穫された蕎麦のようです。
香りは、常陸秋そばより強めに感じました。
ややもっちりした食感。
(だいぶ食べちゃったところで、写真を撮ってないことに気付く)



3枚目は、2010年の福島県産、会津のかおり
会津のかおりは福島県のオリジナル新品種。
土のにおいのような香りで、粘りのある食感でした。
(また半分くらい食べちゃった)



4枚目は、2009年の鹿児島県産、春のいぶき。
春のいぶきも新開発の蕎麦。 夏に収穫できる蕎麦のようです。
これが一番好きな味でした。 非常にキレのある歯ごたえで、香りが食べた口の中で最大に広がる感じの蕎麦でした。



5枚目は、長野県産、信濃1号。 新蕎麦です。
風味は、低温貯蔵していたものと比べると、大人しめでした。
ツユにつけると、少し甘みを感じる蕎麦でした。



6枚目は、北海道のキタワセ。 こちらの新蕎麦。
こちらも風味は大人しめ。
これは、飲み込んだ後にじわっと甘みがくる感じでした。



7枚目は、2009年の徳島県産の在来種。
こちらが2番目に好きな味でした。 何となく、バランスの良いような味に感じました。
この辺りで、満腹感が襲います。



いよいよ最後、8枚目は、福井県産、大野在来。
これは何と、2005年の蕎麦。
今日食べた蕎麦の中で、この味は全く違うジャンルでした。
香り自体は少し大人しめ。



柳澤さんの話では、今回の蕎麦は比較的近い系統にまとまってしまい、強烈な個性のある蕎麦が無かったようです。
また機会があれば、眠庵の蕎麦会に行きたいです。

この後、また「酒の会」に(笑)
これだけのお酒が並んでいますが、本当はもうちょっとありました。



眠庵によく来る、蕎麦好きの人達とも触れ合えて楽しかったです。
楽しく触れ合えたのも、お酒の力が大きいと思います。
初対面の方ばかりでしたが、色々と話が出来ました。
隣の席で、途中で寝てしまわれた方は、帰りは大丈夫だったでしょうか?
あと、前回は19:30に寝てしまった方は、今回は何時に寝られたのでしょう?
次の日が仕事という方が多かったと思いますが、みなさん大丈夫だったかな?

また、蕎麦会でお会い出来れば嬉しいです。
もしくは、静岡のたがたに来てくれたらもっと嬉しいです!


■東京都千代田区神田須田町1-16-4
■℡ 03-3251-5300
■営業時間 12:00~14:00 17:30~21:00
 ※昼は、火・木・土のみ
■定休日 日・祝

手打ち蕎麦 たがた 【11月の月替り】

2011年11月01日 | 手打ち蕎麦 たがた
毎月恒例のたがたの月替り。
お店のHPより早い更新が、田形さんにも大うけしています。

今月は、豚のピリ辛つけ汁 蕎麦




田形さんの自信ありげな表情から、かなり期待が持てました。
登場です。








せいろを温かいツユで食べる、鴨せいろ風のメニュー。
まずは、福井県大野産の蕎麦から味見。
一番食べている蕎麦です。 なんとなく、大野産であることも分かってきました。

さて、蕎麦をツユに浸して食べます。

驚きの味です。 美味過ぎです。
ピリッと辛いこの味は、蔵のラーメンに少し似ている感じがしますが、それ以上のインパクトを感じました。
一見、蕎麦には合わないようにも思えるつけ汁が実に美味しく合っています。
カレー南蛮が妙に美味しいのと、この蕎麦が美味しいのは、何か相通じる気がします。


これはすごいメニューです。
ラーメン好きの方にも受けること間違いないでしょう。


最後に、田形さんが昨日仕入れてきたという、黒姫在来の新蕎麦を頂くことに。





もちろん美味しい蕎麦でしたが、いつもの蕎麦より風味が弱く感じました。



田形さんの見解では、新蕎麦よりも、貯蔵して熟成させた方が美味しくなる蕎麦の方が多いようです。
なんと蕎麦の奥の深いことか!
たがたでは、いつも勉強させられます。


場所はこちら
お店のHP
■静岡市葵区常盤町2-6-7
■℡ 054-250-8555
■営業時間 11:30~14:00  17:30~22:00
■定休日 月曜日