眠庵 蕎麦会

2011年11月05日 | 蕎麦【県外】
先日、東京で一番好きな店である、眠庵で蕎麦会がありました。
予約は必須。 何とか最後の方に入れて頂きました。

この日の為に打った蕎麦は8種類。
09、10という数字は、2009、2010年に収穫された蕎麦で、その間、低温貯蔵されていたものです。





集合時間は12時ですが、眠庵の蕎麦会の面白いところは、参加者が持ち寄った日本酒やつまみを食べるところから始まるというところ。
その間、柳澤さんが蕎麦を打っているという仕組み。

始めはこんな感じです。



酒類がダメな僕は、水を頂いていました。
つまみは、焼津名産の黒はんぺんを持参。 このように、提供されます。



開始から、1時間半以上経った頃、蕎麦が提供されますが、その間、みなさんかなりお酒を飲まれていました。
これは「酒の会」と言ってもいいかも(笑)

僕にとっては、待望の蕎麦が登場。



1枚目は、2010年の宮城県産 常陸秋そば
常陸秋そばは、蕎麦屋にも人気の改良種で、在来種に近い香りが出ていました。
これは、柳澤さんの挽き方にもよるでしょう。



2枚目は、2009年の山形県産の最上早生(もがみわせ) 大蔵村というところで収穫された蕎麦のようです。
香りは、常陸秋そばより強めに感じました。
ややもっちりした食感。
(だいぶ食べちゃったところで、写真を撮ってないことに気付く)



3枚目は、2010年の福島県産、会津のかおり
会津のかおりは福島県のオリジナル新品種。
土のにおいのような香りで、粘りのある食感でした。
(また半分くらい食べちゃった)



4枚目は、2009年の鹿児島県産、春のいぶき。
春のいぶきも新開発の蕎麦。 夏に収穫できる蕎麦のようです。
これが一番好きな味でした。 非常にキレのある歯ごたえで、香りが食べた口の中で最大に広がる感じの蕎麦でした。



5枚目は、長野県産、信濃1号。 新蕎麦です。
風味は、低温貯蔵していたものと比べると、大人しめでした。
ツユにつけると、少し甘みを感じる蕎麦でした。



6枚目は、北海道のキタワセ。 こちらの新蕎麦。
こちらも風味は大人しめ。
これは、飲み込んだ後にじわっと甘みがくる感じでした。



7枚目は、2009年の徳島県産の在来種。
こちらが2番目に好きな味でした。 何となく、バランスの良いような味に感じました。
この辺りで、満腹感が襲います。



いよいよ最後、8枚目は、福井県産、大野在来。
これは何と、2005年の蕎麦。
今日食べた蕎麦の中で、この味は全く違うジャンルでした。
香り自体は少し大人しめ。



柳澤さんの話では、今回の蕎麦は比較的近い系統にまとまってしまい、強烈な個性のある蕎麦が無かったようです。
また機会があれば、眠庵の蕎麦会に行きたいです。

この後、また「酒の会」に(笑)
これだけのお酒が並んでいますが、本当はもうちょっとありました。



眠庵によく来る、蕎麦好きの人達とも触れ合えて楽しかったです。
楽しく触れ合えたのも、お酒の力が大きいと思います。
初対面の方ばかりでしたが、色々と話が出来ました。
隣の席で、途中で寝てしまわれた方は、帰りは大丈夫だったでしょうか?
あと、前回は19:30に寝てしまった方は、今回は何時に寝られたのでしょう?
次の日が仕事という方が多かったと思いますが、みなさん大丈夫だったかな?

また、蕎麦会でお会い出来れば嬉しいです。
もしくは、静岡のたがたに来てくれたらもっと嬉しいです!


■東京都千代田区神田須田町1-16-4
■℡ 03-3251-5300
■営業時間 12:00~14:00 17:30~21:00
 ※昼は、火・木・土のみ
■定休日 日・祝