久住山頂はガスと雨で 視界は10mくらいしかありませんでした。
そんな中の下山は よほど注意が必要です。
山のベテランでもこんな状況では道を間違えやすいのです。
登るときに しつかりと 岩の特徴 や標識を確認しながら おぼえておきます。
ところどころに 名残の ミヤマキリシマが 咲いていました。
ドウダンツツジ(シロドウダン)が咲いています。
赤い色のベニドウダンも咲いているはずですが 見当たりませんでした。
下るにつれて いつもの膝の疲れとは違う感覚 膝が どうもぎくしゃくして おかしい・・・ついに 痛み出しました。
右足をかばうので 黒土で 滑って何度も転びました。
足が思うように上がらなくなつているようです。
こんなことは 若いころには ありませんでした。
やつと 上り口までたどり着いたのは 4時を過ぎていました。
駐車場で 明日の朝 一番で登るという 鹿児島の男性と ひとしきり山の話をしました。
九州100名山のうち 55山を達成したとのこと 3日間ほど久住の山を制覇すると笑顔で話してくれました。
さて 温泉につかつて 足の筋肉をほぐして帰ることにしました。
赤川登山口に位置する 赤川温泉・・・ 赤川荘の風呂に入れてもらいました。
噂には聞いていましたが 白濁したお湯と 硫黄の香りに いかにも温泉・・・山奥にあるので秘湯と呼べるような
感じでした。湯上り後は ぽっかぽっかで 他の温泉よりもなお 温もり感が強い気がしました。
アトピーや皮膚病にも効くといわれています。
熱くもなく ちょうど良い湯加減に このままずーつと浸かっていたい気分でした。
外に出てみると 露天風呂の先に 勢いのよい滝がありました。
温泉に満足し、赤川を後にしたのは 5時半を過ぎていました。
ときに 自然の中に身を置き 体感しながら 一人思索する時をもつ。
心地よい疲労感を覚えながら 家についたのは7時でした。