台湾の旅 は新亜旅行社の 許 連祥さん が3日間案内してくれました。
なんと 84歳!!
どうみても70才代としか思えないほどのはつらつとした態度と 足取りにびっくりしました。
流暢で丁寧な 日本語をたくみに使いこなし 普通のガイドにはできない歴史の豊富な知識
をも有しておられました。
許さんは 1928年生まれ 当時の台湾は日本統治時代、台北の師範大学を卒業し
学校の先生をしていたんだそうです。歴史や地理の先生.また校長先生となり
台湾の教育界で活躍されてきたのでしょう。
近年には 佐賀県にいる小学校時代の恩師を訪ねて何度も訪日したのだそうです。
現在の日本ついても詳しく、日本のテレビを見て 今でも日本の書物を取り寄せ学んでいるそうです。
1945年日の敗戦後、中華民国の国籍を取るときも 日本に行こうかと 悩んだといいます。
今回の旅のガイドの中で 多くの日本人の名前が次々と登場。台湾の発展や近代化に
尽力したことへの感謝の言葉が 発っしられたことからも その親日度がうかがわれました。
台湾の歴史における日本人の過去とそれにかかわった 人物のことを 私は ほとんど知りませんでした。
日本人として情けないことです。
児玉源太郎 後藤新平 新渡戸稲造 八田與一 伊沢修一 明石元二郎など
詳しくはここで 記述できませんが
今なお これらの日本人が台湾の人々に語り継がれている事実を 熱く語ってくれました。
そんな先人が 台湾と日本の絆を築いてくれたことを我々は 学び知らなければなりません。
それが 先の東北地方大震災における台湾の人々の多大なる支援を生んだとことも・・・・。
こんなことを 許さんは 教えてくれました。
『旅は人』 といいますが こんな出逢いや 知の発見が旅の楽しさ や感動なのではないでしょうか。
84歳で 現役のガイド 許さんとの出逢いから 学ぶものが たくさんありました。
上の画像は 中正紀念堂 中正とは 故 蒋介石前総統の本名、 広大な敷地の中に 建てられた蒋介石の
業績をたたえる 記念館です。
国父紀念館
中華民国 建国の父 孫文の偉業をたたえる記念館
台北101
現在世界で3番目に高い高層建築 あいにくの雨模様で 上のほうが雲に覆われて見えません。
展望台まで 上るエレベーターに乗る待ち時間は 1時間30分くらい待ちました。
展望台までのエレべ―ターはわずか37秒・・・・東芝のエレベーターが現在高速世界一でギネスに登録されて
いるとのことでした。
展望台についたときには あたりは真っ暗になつていました。
台湾の近代化の象徴のようなビル、 多くの人出でしたが 何か台湾にはそぐわない気がしました。