出逢い工房 竹山

伝えたい 和のこころ
竹山の季節便りと 出逢い日記

干し柿

2013年10月22日 20時52分50秒 | Weblog

干し柿つくりは  晩秋の風物詩です。

昔は 秋から冬にかけて よく見かけたものですが、このごろは干し柿をしている家が少ないですね。

もつとも このごろの新しい家には 似合わない気もしますが・・・・・・.

また、台風が来ているようです。

せっかく 家内の母がたくさん剥いた柿を 何とか美味しい干し柿にせねばなりません。


口福の季 秋まつり 終わりました。

2013年10月19日 12時18分52秒 | Weblog

2日間の竹山の 秋まつりが終了しました。

天気にも恵まれ たくさんの方が遊びに来てくださいました。

小さな竹山の 4つのスペースが また新たな出逢いの場となりました。

まずは 玄関のギャラリースペースです。

長いお付き合いの友達 AさんとHさんが 談話中です。

水屋のある部屋は 手作り体験の作業場にもなります。

座に座る くつろぎのスペースは 多いときは8人くらいが会食できます。みんなで食べるランチは まさに

口福です。

このごろ焼いた 私作の花瓶に 秋の花が こぼれます。

竹山のきものと帯、和小物の 提案スペースです。

辻が花柄の帯のほか 訪問着、袋帯、名古屋帯、小紋 

草履バック、帯〆、帯揚げ 着物用の手提げバッグなどが並びました。

七色の輝きを見せる 経糸の グラデエ―ション・・・西陣 岡文織物の袋帯です。

栗の皮染をしています。

栗の渋皮煮のときに出る煮汁を とっておきます。Nさんから頂いた液につけて染めているところです。

酢酸を入れて 煮だすと 色がついてきました。

ミョウバンを入れて 焙煎して 染め上がりです。

右側の ピンク系のいろが 栗の渋皮で染めたもの

左側の べいじゅ色が 栗の鬼皮と渋皮をの剥いたもので 染めたものです。

濃い色には そまりませんが 栗和菓子のような素朴で 上品な色が ハンカチには適した天然染料だと

感じました。

金平糖の花は うーたの里で見つけました。

溝に生えている蕎麦に似た葉からミゾソバともいいます。

花は 金平糖よりも可愛い  可憐な花です。

秋の花 秋の実り 秋の着物 そして秋の出逢い。

秋一杯を 表現できたら・・・・・・・そんな着物屋になれたら と思います。              いつの日にか。

 

ご来場、ご笑覧 ありがとうございました。

                                       次はもう 初冬の竹山へ 変身です。

 


双子の七五三

2013年10月15日 09時56分11秒 | Weblog

今朝の竹山の風景は Mさんちの ふたごの七五三の着付けが終わり お菓子を食べています。

大変ですが 可愛さも 倍ですね。

こうして 今まで何人の 七五三の準備をお手伝いしてきたことでしょう。

これからの成長過程、 数々の試練や 困難に遭遇しながら 親も子も荒波を乗り越えて

育つてほしいとの願いを 神様や仏様の前で誓うことにより 人生のおける幼年期に

節目をつける日本の素晴らしい風習だと思います。 

 


口福の秋

2013年10月10日 00時37分12秒 | Weblog

久しぶりに あけびをいただきました。

クズのような 舌触りと 柔らかな 甘さが口に広がりました。

お皿はお近くのwさんの作品で 焼きあがったばかりのものです

あけびは いちごと同じくらいのビタミンCを含んでいるそうです。だから、風邪予防にもよいと思います。

また、貧血予防によいとされる「葉酸」も含まれています。

また果皮には高血圧を予防するカリウムが多く含まれるので、炒め物などにして食べるとよいですね。

種は かむと 苦いのでたね飛ばしで遊びましょう。

とにかく、秋は 果実が実るとき 美味しい生り物が楽しみです。

口福(こうふく)の秋とはこのことです。

つうしんと 季節の竹山 イベント(秋まつり)の2部ができあがりました。

明日、発送作業をして お手元には 土曜日か 月曜日にお届けできそうです。

ご入用の方がありましたら コメントにてお申し付けください。

 


ホトトギスが咲きました。

2013年10月04日 18時31分04秒 | Weblog

今朝の竹山の玄関先に 出ると  ほととぎすの花が 咲き始めました。

秋の茶花にふさわしい 哀愁を感じる花です。

金木犀の香りが してきました。

深まりゆく 秋を感じる 朝でした。

 竹の子つうしんはできましたが 秋の催しの案内の作成にかかります。

その前に 干支の馬の宿題が残っていました。 

来年の干支用の馬の絵を ずいぶん描きましたが どうしても私の描く馬は胴長短足です。

日本の馬ですね。 自分の体に似るのでしょう。

いよいよ年末まで 3か月ありませんが あわてずに 一つ一つ丁寧に 穏やかな心で

過ごしていきたいものです。    ・・・・・・・・   これがなかなかむつかしい


たねや のお菓子

2013年10月02日 21時42分48秒 | Weblog

 

たねや のお菓子を頂戴しました。

 

たねやは 近江商人の町 滋賀県の近江八幡で創業141年のお菓子屋さんです。

四季折々の自然の恵みに感謝 心を込めた菓子作り   というテーマでで日々 企業進化を続けています。

 会社の企業理念として 天平道 黄熟道 商魂 の三つが 近江商人としての魂が感じられ、

商いを共にするものとして 心に留めたい思いがしました。

ご紹介いたします。

「天平道」-てんびんどう-

商道は人道である近江商人たちが最も大切にしてきたものは、長い行商のあいだ片時もはなさなかった天秤棒でした。

天秤棒はそのまま商いの道に通じ、商いの道はそのまま人の道と心得ての旅でした。ひたすら人間性を磨くことを通じてお菓子をつくりあげお届けする道です

「黄熟行」-あきない- 

手塩にかけること

これは手塩に掛けて育てる心です。黄熟(あき)とはお菓子の大基(おおもと)、旬の果実が色づき熟れることである。

お菓子は元来、秋に実り熟す果物から生れたもの。先人たちはこれを交換することによって、現代の商いの基礎を築き上げてきた。

自然から学びながら手塩にかけて育てるという原点を決して忘れることなく心得るということです。

「商魂」-しょうこん-

今日如何にお客様によろこんで頂けたかの心

一般的に商魂といえば、商売に徹する心構えとして「商魂たくましい」などと使われていますが、

たねやはこれを「天平道」「黄熟行」の魂をこめて日々の商いを実行していくことと捉えています。お菓子を通じてお客さまに接する心の基本的な

心構えとして商魂という言葉を位置づけています


栗の素朴な風味

2013年10月01日 22時17分11秒 | Weblog

耶馬溪のMさんからいただいて以来 栗の皮むきが 毎晩のしごとになりました。

竹山では 今年は本当に栗が大豊作のようです。

栗は 皮を剥くのが一苦労 硬い表面の皮・・・鬼皮といいますが,

画像では 『新型栗くり坊主』という皮むき鋏ですが・・・これがあるとらくらくに できます。

 

 

 

皮を 剥いたら 鍋にくりが つかるほど水をいれ 炭酸を 一さじほど入れて 弱火でゆでます。

5分ほどゆでた後 渋皮を丁寧にとります。

 

この作業を 5回から8回ほど繰り返します。

 こんな 手間のかかる作業ですので 一日かけての渋皮煮となるのが わかります。

渋皮がとれて できあがつた栗の状態です。

栗の素朴な風味と 上品な甘さが この渋皮煮のポイントです。

日本人ならではの 丁寧さと根気のいる 仕事だと思います。