出逢い工房 竹山

伝えたい 和のこころ
竹山の季節便りと 出逢い日記

半夏生(はんげしょうず)

2013年06月30日 23時26分03秒 | Weblog

今日は 七十二候の中の 半夏生(はんげしょうず)に当たります。

夏至(6月21日)から数えて11日目が半夏生となります。

日本には 古来から72の季節が あります。

 春夏秋冬 が『四季』

 立春や春分 夏至 秋分 大寒などが 『二十四節季』

ここまでは よく使われますが この二十四節季を さらに細かく分けたものが『七十二候ですね。

365÷72・・・といことうことは つまり季節はだいたい5日に一度変わっていくということです。

昔から 半夏生までには 田植えを済ませ この後は 田植えをしないという風習が伝えられてきました。

画像は この半夏生の名をもつハンゲショウ・・・ドクダミ科の植物です。別名 片白草 ともよばれています。

ちょうどこの季節に 葉の色を白く変化させることで 葉の一部分だけ 半分お化粧する 半化粧とも呼ばれます。

 

竹山の近く  蛍や アサギマダラの飛来で 注目を浴びる 里山・・・ うーたの里(大分市横尾)に 

現在 群生している様子です。

県内でも こんなに群生しているのは 珍しいとのことです。

ぜひこの機会に ご覧ください 。

 

うーたの里は 現在40名程の うーたの里 里山保全活動の会員や 多くのボランティア で環境保全活動を

展開しています。私も会員となつて 月に一度 森の自然の中で 竹の伐採や 草取り などの作業で汗を流しています。

昨日の(1日)の新聞の朝刊に 掲載された記事 のおかげで たくさんの方が 半夏生を見学に うーたの里を訪ねています。

新聞の男性が うーたの会の会長Jさん、昨日と今日での電話問い合わせが 80件を超したとのことです。

竹山でも 玄関先で  うーたの里はどこにあるか?と 今日は場所を訪ねる人の 道案内に 対応しました。

ご案内いたしますので どうぞ お越しください (竹山で お茶も一服どうぞ)

 


赤川温泉

2013年06月29日 09時11分23秒 | Weblog

久住山頂はガスと雨で 視界は10mくらいしかありませんでした。

そんな中の下山は よほど注意が必要です。

山のベテランでもこんな状況では道を間違えやすいのです。

登るときに しつかりと 岩の特徴 や標識を確認しながら おぼえておきます。

ところどころに 名残の ミヤマキリシマが 咲いていました。

 ドウダンツツジ(シロドウダン)が咲いています。

赤い色のベニドウダンも咲いているはずですが 見当たりませんでした。

下るにつれて いつもの膝の疲れとは違う感覚  膝が どうもぎくしゃくして おかしい・・・ついに 痛み出しました。

右足をかばうので 黒土で 滑って何度も転びました。

足が思うように上がらなくなつているようです。

こんなことは 若いころには ありませんでした。

やつと 上り口までたどり着いたのは 4時を過ぎていました。

駐車場で 明日の朝 一番で登るという 鹿児島の男性と ひとしきり山の話をしました。

九州100名山のうち 55山を達成したとのこと 3日間ほど久住の山を制覇すると笑顔で話してくれました。

さて 温泉につかつて 足の筋肉をほぐして帰ることにしました。

赤川登山口に位置する 赤川温泉・・・ 赤川荘の風呂に入れてもらいました。

噂には聞いていましたが 白濁したお湯と 硫黄の香りに いかにも温泉・・・山奥にあるので秘湯と呼べるような

感じでした。湯上り後は ぽっかぽっかで 他の温泉よりもなお 温もり感が強い気がしました。

アトピーや皮膚病にも効くといわれています。

熱くもなく ちょうど良い湯加減に このままずーつと浸かっていたい気分でした。

外に出てみると 露天風呂の先に 勢いのよい滝がありました。

温泉に満足し、赤川を後にしたのは 5時半を過ぎていました。

ときに  自然の中に身を置き 体感しながら 一人思索する時をもつ。

心地よい疲労感を覚えながら 家についたのは7時でした。

 

 

 

 

 

 


静かな雨の久住山

2013年06月28日 22時16分14秒 | Weblog

昨日、竹の子つうしんの発送作業も 一段落しましたので 山に行くことにしました。

6月は、かれこれ、一か月くらい、竹の子つうしんの原稿も絵も浮かばず、まとまらず、雑事に追われ

悶々と過ごしながら いよいよ加齢で気力まで衰え 情けない思いをしていました。

こんな時は 自然の中に身を浸し 気をいただきくに限ります。昔を思い出し

突然でも出かけてみることにしました。

 

したがつて 昼前に自宅を出発するという ありえない山行でした。

あいにくの天気で 山は雨間違いなし の状態でしたが 足は山に向かうのでした。

昔、幾度となく登った赤川コースで 久住山に登り  今どれくらいの体力かを測ることも目的の一つでした。

雨がひどければ 途中で引き返そうと思いながら 足が前に進み 山頂まで行ってしまいました。

まずは登山届を書いて いざ出発、時は正午になつていました。

車は泊まっていますが 下山まで 誰一人会うことは ありませんでした。

赤川荘を右に見ながら 木の渡り橋につきました。水かさが多くここの所雨の多さが 判断できます。

砂防ダムの 上から見た 画像です。

 

このコースは 他の九重山の登山コースと違い 距離は最短ですが 急こう配の連続の健脚向きコースと

いえるかもしれません。 登山道がよく整備されていて 驚きました。

こんな木の階段などなく 雨の日は滑って大変難儀したものです。

大分大学工学部の研究室と 多くのボランティアの皆さんが 登山道を整備してくれているようです。

ご苦労様です。

木の丸太の階段 続きます。 

さて、一時間30分ほど 緑陰の登山道がつづきましたが 腹がへってきましたので

昼食としました。

弁当袋を取り出すと 自家製のサラダパンと おにぎり2個がでてきました。

これは 私が先日つくった 隣の公園の山桃ジャムではありませんか!!

うまい???ガチっ ありゃ なんじゃこりゃ、種があるではないか??あれほど網で濾したのに・・・

しかし甘酸っぱくてパンには最適なジャムでした。

 

さて腹ごしらえもすんで これからが本格的な山登り。

視界が開けてきました。見上げると前方に大きな山塊がそびえて居ました。

この山の裏に隠れているのが 久住山です。

左に長くそびえるのが 扇が鼻 (1,698m)

後ろを振り返ると 少しの間 久住町が見えていました。

1時間ほど岩場を登り続けると 風とガスに覆われてきました。

久住山頂に続く コル(背)に到着 。

ガスの 久住 山頂 です。

風はなく ガスに覆われた恐ろしいほど 静かな 静かな 山頂でした。

出発から2時間45分でのぼりました。登る体力はまだありましたが 相当くたびれました。

体力の低下はいなめません。

三浦雄一郎さんのように これからでも鍛え上げねばなりません。

足腰の痛みと眠気が襲ってきました。この辺で。

明日は 下山と赤川温泉の 報告です。

 

 

 

 


富士山

2013年06月24日 18時49分49秒 | Weblog

富士山が 世界文化遺産に登録されました。

偶然にも 今朝、届いた京都からの男物の長じゅばんの柄が 富士山でした。

日本人に昔から 愛され続けた 富士山は 世界の人からも 賞賛を浴びることになり

本当にうれしい ニュースでした。

昨日のボーイスカウトの集会(田植え)のセレモニーでは 懐かしい歌

『富士山』を みんなで歌いました。スカウトも大人も うれしそうに歌っていました。

私の大学時代  山梨県の富士山麓  富士五湖の一つ山中湖での 野営訓練が思い出されます。

場所は ボーイスカウト日本連盟山中野営場。(通称 山中の森 と呼びます)

現在においても日本の野営場の中でも 歴史や 環境自然 など

全てにおいて 優れた野営場だと思います。 (野営とはキャンプのことです)

5月の連休は毎年この地で 新入部員の歓迎合宿として 山中の森で 過ごしたものです。

5月といつても まだ寒く 山鳩の声が耳に心地よく響き、白樺の木々に囲まれた素晴らしい野営環境の中での

の炊事や キャンプファイア ハイキングなどの思い出がつきません。

そびえる富士山に 優しく 見守られているようでした。

 山中野営場にある 山中の森 というボーイスカウトの歌(歌碑)をつい口ずさんでしまいます。
 

 山中湖からの富士山の姿です。どこから見ても 素晴らしい霊峰です。

 

 

 

 


双子の七五三準備

2013年06月22日 19時35分32秒 | Weblog

MちゃんとYちゃんは 3歳の双子。秋の七五三の寸法合わせに 行ってきました。

試着したら  『わたし、脱がない』 と大喜び!!

このごろは 早めに七五三の準備をする方が 多くなりました。

宮参りや 七五三 着付けから 頭、 お子さんにも七五三のころから きもの大好きなるのは 竹山におまかせください。

きものの話題も載せないと きもの屋として忘れられそうです。


日本の夏

2013年06月21日 18時22分46秒 | Weblog

雨の日に 夏の竹山の家中からの眺めを想像してイラストしてみました。

梅雨が明けたら こんな風景が 竹山で見られればいいですね。

明日から2日間は田植えです。

時には 田んぼの土と汗にまみれるのも いいものです。

あなたも田植え してみませんか!!

 

 


母94歳の仕事

2013年06月20日 18時52分27秒 | Weblog

108号の竹の子つうしんが出来上がり 色付けしたあと 母が 押印している様子です。

 まだ仕事ができる母の姿をみて 今更ながらの感謝と 元気でいてくれてありがたい と思います。

 このあと、封筒貼りもあるな―と 張り切っています。


紫陽花の季節

2013年06月18日 17時29分27秒 | Weblog

梅雨の晴れ間の 紫陽花 どこにでもありそうに思いますが 観ていて飽きない花ですね。

外回りしていても どこか惹かれて ついデジカメを取り出します。

午後からの 夕方までの週3日の日課は 母のリハビリウオークで 隣の公園の周りを歩き

滑り台の階段の上がり下がり の訓練です。竹山の周りは ほんとに自然に囲まれていまして

四季の花々 や 昆虫 木の実などを楽しむことができます。

今日は リハビリウオークの一休みで  真っ赤に実った 山桃を 食べてみました。

たくさん実っていたので いただくことにしましたが スズメバチの巣が目と鼻の先にあるではありませんか!!

と思った瞬間 スズメバチが私を襲ってきました。とっさに脚立から飛び降り 地面にひっくりかえりましたが

刺されずにすみました。蜂も 蜜を横取りされてなりものかと必死の攻撃だつたのでしょう。

60も過ぎて子供のような行動に吾ながら 一人笑いしました。

残った山桃の味は 甘酸っぱく 子供のころ 口を真っ赤にしながら頬ばった思い出がよみがえりました。


環境展に参加して

2013年06月10日 17時43分58秒 | Weblog

大分市の環境展にうーたの会のメンバーとして参加してきました。

今回のテーマは 『見つけよう、体験しよう エコな暮らし方』

私が所属する うーたの会も うーたの里山保全活動の説明や

遊びながらの手作り工作やおもちゃなどの数々を紹介と体験をしていただきました。

市の行事で 本当に人が集まるのかと 思いましたが たくさんの方でにぎわい正直驚きました。

ボーイスカウト大分5団がお世話になる うーたの会には ベンチャー隊(高校生)4人でお手伝いさせていただきました。

ボーイスカウトが担当する コーナーは 木切れを活用した はがきスタンド(写真スタンド)・・・先日の竹山の竹の子まつりでも

お土産用につくつたものです。

35個ほどパーツを準備しましたが午前中11時ころまでには全部なくなり 好評をはくしました。

もうすぐ父の日・・・・お父さんへのメッセージに グッドタイミングだったのでしょう。!!

接着剤が乾くまで 保管しているところです。

フクロウ君が 目立ちますね。  お父さんが喜びますよ。

もう一つは スタードームに エコメッセージを描いてもらう コ-ナーです。

スタードーム・・・そのものが 竹のフレームでできていますので 竹の有効活用につながります。

どこの竹林も放置され 荒れ放題になつている現状では 誰かがその現状を少しでも手を加え里山を整美保全していかねば

日本の心のふるさと 里山の自然は 失われてしまいます。

次代の子供たちが 遊び観察できる美しい自然 そこに生きる鳥や昆虫たちの共生できる里山を 創造することは

うーたの会のテーマでもあります。

みんなで身近の自然と環境 さらに地球温暖化や エネルギー問題考えたり学んだりする ・・・そんな会やフォーラムがもう少し

大規模に また誰もが参加できる方法で開催されるべきだと感じました。

 

国東の七島いぐさ をつかつた コースターづくり にもたくさん人が集まりました。

 

 うーたの会のJ会長さんによる プラトンボ…・ペットボトルで竹トンボ作り

よく飛びますよ。!!

 

 うーたの会の事務局長 Kさんによる 荷造り紐アートです。

皆、人生の先輩が 率先して 活動している姿に 頭が下がります。

Uベンチャースカウトが ステージで特別に説明の時間をもらい スタードームについて 話しているところです。

突然の指名にも 応えてくれました。

これもベンチャースカウトの訓練、 人前でいかに思いを伝えられるか この経験が自信を育てます。

それにしても このスタードームは 大活躍です。3年以上前に出来上がり 数々のイベントにも耐え強さを実証しました。

団の55周年のテーマ記念モニュメント  仮装パレードの目玉おやじになつたり 

ジャンボリーの大分県隊のゲート  大晦日のお寺の灯りモニュメント

先日は 日本童話祭の仮装パレードでの桃太郎の桃にも変身、 竹を組んだ造形の美と 

建築にも応用される強い強度をあらためて感じます。

 

 

 


ごくろうさま

2013年06月03日 16時19分45秒 | Weblog

6月1日から今日まで(6月3日)開催された 大分県高校総体の剣道大会で 別府アリーナに毎日応援に行ってきました。

鶴崎高校剣道部の成績は 女子が見事優勝 男子も健闘して3位に入賞することができました。

女子は 本年夏に開催されるインターハイ(北部九州大会)に参加するという栄冠を勝ち取りました。

男子は 決勝リーグ戦まで勝ち残り 接戦の末の入賞でした。

日頃の稽古と チームワークつくりの成果が発揮され 親としての観方というよりも、剣道経験のない人間として

我が子と 剣道部の皆さんの努力する姿を見てきたものとして感慨無量で  とめどなく涙があふれて仕方ありませんでした。

大東中学校の部活動説明会で剣道部を覗き 掃除を手伝い誘われて入った剣道の道でした。

丸5年と2か月の剣道部の活動が 本日終了しました。

倭史は 本日夜の女子優勝祝賀会と男子3位入賞報告会で 部活の先生 同級生 後輩に お礼の言葉と

部活を退く決意を表明すると

先ほど 私にも ありがとうございました の言葉とともに 語ってくれました。

武道は 礼に始まり 礼に終わる 言葉とうり 根性と 礼儀の道を 学んだ経験は何物にも代えがたいものでした。

剣道という武道の素晴らしさを感じた3日間でした。