昨日は 唐津のH君のところに由布院のKさん夫妻と久しぶりに行ってきました。
唐津相知町の自宅の模様です。
ここらあたりの家はどこも大きく、古風でどっしりとした風格のある家ばかりです。
Hさんの家もそんな家、2階建ての家には何部屋あるのかと思うくらいの広さです。
お父さんの収集した唐津焼の陶器などが 整然と保管されていました。
今回の訪問の目的は 由布院のきち工房さんがH君から依頼されていました暖簾ができあがりましたので
お伴したわけです。
暖簾は 佐賀市の仕事場である 介護支援センターの玄関と 相知町の自宅に掛けるものの2簾でした。
素晴らしい出来上がりで 2か所とも 場の雰囲気にピッタリとあっていました。
介護支援センターの玄関に掛けられた暖簾です。
地色は 山桜の幹から出した桜染です。
感謝の地の色は 柿渋染。丸い輪は墨染となつています。
半々が桜染の濃淡になつているところが何とも言えません。
自宅の座敷に掛ける上の雪輪の柄は kさんのオリジナルデザインの型染めとなつています。
地色は 栗のいがから煮だした栗染です。
あなたも、家にひとついかがですか。
kさんとは もう15年以上のお付き合いになるでしょうか。
岩手から九州にきて27年程になるといいます。
南小国から由布院、安心院・日出と移り住み、また由布院での創作活動がはじまりました。
由布院や 黒川温泉、県内一円の旅館やお店などの暖簾や手ぬぐいの特注品の創作を手がけてきました。
夫婦で誠実に努力しながら 本草木染にこだわり 人も大切にする、これこそ本当の心に優しい染物屋さんだと
思います。
お互い小さな商いですが同じ志や理念で結ばれているように感じています。
訪れた注文主H君はは 私の大学時代の友達、7年くらい前に1度暖簾の注文をいただいたのですが
実現出来ませんでした。
このことを忘れずに 昨年末、自分の事業も落ち着いたことで 再度注文をいただいたという佐賀武士(はがくれ)
魂をもつた男儀を感じて、うれしい訪問でありました。
自宅の2階からみた 自然あふれる田舎景色です。
大切な仕事を休み 唐津の見どころや美味い物を案内してくれるということになりました。
まずは、近くにある 見返りの滝 です。水量が多く 斜めに流れ落ちる 珍しい滝でした。
滝を見た後は 滝の音を聞きながら 滝見茶屋で昼食。
なかなか食べれれない 冬が旬の 鯉料理 鯉のあらい や鯉こく など
美味を堪能して大満足でした。
そのあとは 唐津の市内に入り 唐津くんちの山車を
展示している会館にいきました。
唐津焼や 唐津の海を見ながらのコーヒータイムなど 唐津を十分に堪能 至れり尽くせりの唐津訪問となりました。
H君 大変ありがとうございました。
次回の唐津は 竹山きもの道中(きもので訪ねる旅)でぜひ皆さんをご案内したいと思います。