四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ 白旗神社 秋祭り・湯立神楽 2019

2019年11月04日 | イベント

2019年10月28日 前掲の義経公銅像除幕式に続いて秋祭り・湯立神楽が行われた

10月終わりの頃、藤沢重要無形民俗文化財である湯立神楽が行われます

現在12座すべての座が見られるのは白旗神社を含め3社しか無いそうです

白旗神社の神楽は神職舞が特徴で、境内に5色の紙垂(しで)と竹で作られた

天蓋を飾った斎場をつくり、産土神(うぶすながみ)、火の神、水の神をお招きします

そして大釜に水を満たして火を焚き、熱湯をたぎらせ湯立の結晶(湯花)を

受けることで災いを除き、福を招くと言われています(白旗神社HPより)


準備が整い、秋祭りが行われます 宮司が祝詞をあげ玉ぐしをささげます

参列者は祭礼し聞き入ります


氏子や各界代表が玉ぐしを奉げます

人数が多いので、入れ替わり立ち代わり丁寧に行われ、大変時間を要した


秋祭り(大嘗祭)が終わり、続いて湯立神楽 12座が行われます

打囃子(うちはやし)

神職一同で、これからの奉仕に備え祈念をし、心意気を高め調子を整えます


準備よろしく目の前の大釜の湯は煮えたぎっています


宮司が斎場でお祈りをした後、鈴を鳴らしながら四方に洗米を散供して、

諸々の霊を和め清めます


火の神と水の神が結びついて出来た熱湯に湯たぶさ(笹)を浸し

熱湯を桶に汲み取り、神前に奉げます


ここまでで前半が終わり、神職は白衣・袴になり後半に備えます

また神前にお供えされているお神酒とお赤飯を参列者に分けられます

並んで頂きましたが、お神酒は小さな紙コップに舐めるほどでした


掻湯(かきゆ)から後半になります

煮えたぎった湯釜御幣の串でかき回すと湯華が立ち上り、古くはこの湯立ち

によって、その年の吉凶を占いました、湯立神楽を象徴する舞です


祓い清めの勇壮で優美な二人舞ですと言われるが、のんびりとゆっくりと

した動作で、何を意味しているのか分かりませんでした


笹を熱湯に浸して参列者の頭上に散らし掛けます このしぶきを浴びると

災難病魔を祓い除けると言い伝えられています


笹を大釜より取り出して参列者の方へ振りかけます

キャーとかギャーとか参列者の方から聞こえてきました


何度も笹を熱湯に浸して参列者の頭上に振りかけます

一瞬熱いような気がしましたが、水滴が飛んで来て掛かった時は冷たくなっています

湯立神楽ではこの熱湯を振り掛けられると災難が除かれると言われます


湯掛けが終わると参列者の緊張がほぐれて雰囲気が和やかになった

まだ斎場では続きがあるようだが、切り上げることにした


神楽は神事において、神に奉納するために奏される歌舞で

現在、巫女神楽、採物神楽、能神楽、湯立神楽、獅子神楽の大別され

湯立神楽は、湯立を主にした神楽で、清め祓いの行事である湯立に

神楽の要素が結びついたもので、白旗神社では江戸時代から

受け継がれて来たという

(12座の説明は、白旗神社の資料より借用しました)


2019、10、28 撮影 白旗神社にて









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