四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ 宮沢遊水地 紅葉の大木はラクウショウです 2020

2020年12月15日 | 樹木

2020、12.08 撮影

宮沢遊水地では今日も快晴が続いています、池面に下りて散策しようと思います

せせらぎ水路に沿って大きな樹がステキな紅葉を迎えています この4本の大木は今迄

メタセコイアだと思っていたのですが、11月に大和の「引地台公園」でラクウショウ

の紅葉を知って、この紅葉の4本はラクウショウなのかメタセコイアなのかを知ろうと

調べた結果、ラクウショウだと分かりました

まずせせらぎ水路に沿って4本の紅葉中の大木を撮ってみます

4本に向かって手前から1本目です

せせらぎ水路を入れて2本目です

3本目です

4本目です 1~3本目までに比べて紅葉が遅れているようです

どの木も見上げると枝先に黒く写った実が出来ています

大木の足元には沢山の落葉があります

図鑑やネット検索により、ラクウショウとメタセコイヤとの違い点を以下に記します

ラクウショウの特徴として

①樹高は高木20m程で、樹形が丸みを帯びています、メタセコイアの樹形は円錐形です    

②小枝は互生です ③葉っぱも互生で、長さは1cmほどで短い、メタセコイアの葉っぱは対生です

★②と③の互生が簡単な鑑別点と言われています

④実はゴツゴツした球形で、大きさは2~3cmです 

⑤実は油性分を含んでいて、脆くて割れやすい ⑥紅葉期間が短くてすぐにチリチリになる

⑦多くは湿地に植栽されている

以上の特徴を①から⑦項目迄順次見て行きます

①4本に共通して樹形が丸みを帯びています

この写真は引地台公園でのラクウショウです

この写真は、大和駅西口プロムナードのメタセコイア並木で、樹は円錐形になっています

②小枝は互生です 木の枝を引っ張って撮って見ました

③葉っぱも互生で、長さは1cmほどで短いです

上の写真はメタセコイアの葉っぱですが、きれいな対生です

④実はゴツゴツした球形で、大きさは2~3cmです

実を拾って来て、スケールを当てて写真に撮りました 

⑤実は油性分を含んでいて、脆くて割れやすい 触るとポロっと割れ、手がべとつきました

⑥紅葉期間が短くてすぐにチリチリになる 短期間で紅葉になり葉っぱも沢山落ちています

⑦多くは湿地に植栽されているそうですが、宮沢遊水地では大雨で冠水することが

あるので、このラクウショウを植栽したと思われます

以上①~⑦までの観察で、宮沢遊水地の大木はラクウショウとします

湿地に植えられたラクウショウは気根が出るそうですが、この遊水地では見れませんでした

★ラクウショウについて

スギ科ヌマスギ属の落葉高木針葉樹、北米東南部からメキシコ湾岸の湿地を原産とする、

雌雄同株、 4~5月頃雌雄それぞれの花を咲かせる、 雄花は紐状(雄花序)で長さは

10~20cmほど、花後(夏頃)に球形の種子が出来10~11月頃暗褐色に熟す、

酸素不足を補うため、根が地面の突出する気根が出る

2020、12、08 宮沢遊水地にて