西瓜の苗の植え付けが遅かったので、だめかなーと思っていましたが、
大きいのが1個、小さいのが2個出来て嬉しいです。
まな板の上に載せ、切る時はドキドキです。
外側が緑色の縞模様で、中が真っ赤、黒い種、大きくて、重たくて、甘くて!
西瓜はなんて見事な造形なのでしょう!
スイカの原種は、小さくて、中も白っぽいそうです。
それを、こんな風に変えてきた「ヒト」はやはり面白い、と思います。
西瓜と言えば、私は「フリーダ・カーロ」の絵を思い出します。
外から見れば、信じられない程苦しい人生を歩んだ女性です。けれど、それは、違うのです。
西瓜には、VIVA LAVIDA(人生万歳)と書かれています。
(フリーダ・カーロ、1907~1954)
夫は「ルフィーノ・タマヨ」の絵を思い出すと言います。
(ルフィーノ・タマヨ 1899~1991)
どちらもメキシコの画家なのが面白い。
西洋の絵にもスイカが出てきますが、あまりおいしそうじゃないのが不思議です。
そう言えば西洋の写実の静物画に描かれている食べ物には、どれもあまり食欲がわきません。
日本の浮世絵にもたくさんスイカが出てきます。
(浮世絵はネットで検索してコピー、太田記念美術館他)
今は日本のどこにもない風景ですが、その情感は変わらないことをしみじみ思います。
日本の昔の多くの絵には、そこはかとないユーモアがあります。
そのユーモアの中にある温かみを大切にしたいものです。
フリーダカーロをもう一枚。
『あなたをどれほど愛していることか・・・』