marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(628回) 新型コロナウイルスの猛威 生存を脅かす不条理

2020-02-16 06:00:53 | 日記

◆2020年02年02日のブログ  新型コロナウィルスについて、14世紀に全欧の1/3の人口がなくなり政治、経済にも多大な影響を残したペスト(黒死病)のことを書いた。2018年6月23日(518回)のブログに「ペスト」という小説を書いた、サルトルとの論争があったカミュのことを掲載した。その特集は「ペスト」だった。新型コロナウイルス 早く収束されんことを願うばかりである。

  小説の最後はこう終わる。

「・・・ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもないものであり、数十年の間、家具や下着類の中に眠りつつ生存することができ、部屋や穴倉やトランクやハンカチや反古の中にしんぼう強く待ち続けていて、そしておそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその鼠どもを呼び覚まし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日がくるであろうことを。」・・・fine