Deap Peace

イラストやデザイン、買ってみてよかったものや日常のちょっとした出来事をダラダラ書いていきます。

AMDの新Piledriverコア採用「FX-8350」が来た!

2013-01-13 11:54:58 | 【デジモノ】パソコン
東京は今日もすっごい寒かった…ですね

みなさんのところはいかがでしょう?

まだまだインフルエンザやノロウィルスが流行ってるみたい…ですので、どうかみなさんもお体に気をつけてお過ごしくださいね♪♪


AMDの新Piledriverコア採用「FX-8350」が来た!



…って言うコトで2012年末に登場しましたAMD FXシリーズのフラッグシップモデル「FX-8350」を買ってきましたので、そちらのレビューや組み立て日記…みたいなのをいつものように写真と一緒にお伝えしてみたい…と思います

AMDは2011年の年末にBulldozerコアを採用したAMD FXシリーズをPhenom IIを置き換える形で投入してた…のですが、自作PCのファンからは結構冷たい視線で見られてた可哀想なCPUだったりしてましたorz

AMDがすっごいなぁ…っていっつも思うのは、他のCPUメーカーみたいに「今までのCPUのココをこういう風に改良したらもっと速度が上がる。ついでにこの機能も付ければもっと速度は上がる」って言う王道の改良方法でCPUを一新させるんじゃなくって、「この技術にしてみたら凄くない?」みたいな超冒険型の置き換えをしてて、その一番最初は初代Phenomで、次がFXでした(笑)

特にPhenomの時よりもこのFXの置き換え方法はメチャクチャ冒険してて、既存CPUのきの字も見られないくらい新しくなっちゃったのでベンチマーク結果はボロボロ、各レビューサイトでも可哀想なくらい散々な叩かれ方をしてましたorz

でもこの技術先行型…って言うのでしょうか…実際CPUを作るのって殆ど社運をかけるくらいの大事業のはず…ですのにあえて新技術のために冒険しちゃう…って言うところがついつい応援したくなっちゃうAMDの魅力なのかもしれないですね

自作PCのCPUも今はもう殆ど速度とかは一般的な使い方をしてる限りは頭打ちに近い状態になってきてますので、何かそれ以外のワンダーな側面が見れる…って言うのはAMDプラットフォームだからかなぁ…っていっつも思ってたりします♪♪

さ…さて…ちょっと前置きが長くなりすぎちゃいました(…いつもスミマセンorz)が、このFX-8350は2011年に登場したBulldozerコアの改良型でPiledriverというコアを採用してます。

Bulldozerとの大きな違いはTLB(Translation Lookaside Buffer)の改良でクロック当たりの実行性能を高めてる…って言うのが一番…で、基本的に今回の改良はその点がメイン…ですので、他の部分は意外とBulldozerと共通だったりします

でもこのクロック当たりの実行性能を一番必要としてるのが自作PC…って言うマーケットだと思いますので、今回の改良は私たち自作PCユーザーにとっては結構クリティカルな話題なのかもしれないですね♪♪

元々Bulldozerは同時にいくつもの処理が重なるサーバー分野では速度遅延が少ないところからも結構歓迎されてるみたい…なお話も聴きますので、そこにクロック当たりの処理性能が伸びてくれれば意外と面白い環境になるのかも…ってちょっと期待してます


早速組んでみました!

…って言うコトでココからはいつもの写真を交えた組み立て日記…みたいな流れになりますorz


※この記事の写真も全部クリックで拡大できます


↓今回はマザーボードに大好きなAsrockの「Fatal1ty 990FX Professional」をチョイスしてみました♪♪



パッケージに思わず「こっち見るな」って言いたくなっちゃうほどガン見してる方の絵が…


↓裏面には機能や特徴がビッシリ書いてあります




↓奥が今回買ってきましたFX-8350で、手前がFX-8150です♪



パッケージは金属製のボックスに入ってて、ちょっとした記念品みたいですよね


↓並べてみました



CPUのパッケージそのものには全然変更点は無さそうですorz


↓物理8コアは初めてですのですっごいワクワクしてきました♪♪




↓パッケージサイドからCPUが直接覗けるのはAMDの恒例ですね♪




↓今回は電源も交換したいと思います



今回交換します電源はCorsair(コルセア)の「TX850V2JP」…って言う電源で、、2013年現在から見ちゃうともうトレンドに2周くらい遅れてる設計なのですが、うちの倉庫に眠ったままだとちょっと可哀想ですので今回はコレに思いっきり仕事してもらいたいと思いました♪♪

TXシリーズの中でもV2型番の電源はSeasonicのOEMらしい…のですが、低価格電源ですら80Plus GOLDが主流な中で今更Bronze…ですのでどこまでこのCPUを回せるかは分かりませんが、枯れてるからこその何かがあれば良いなぁ…とか…ちょっと期待してみましたorz


↓今回組み立てに使う工具達です



今回は主に日本の大阪が誇るドライバメーカー「VESSEL」さんの長軸ドライバNo.2をメインにして細かい所はノンスリップドライバNo.2も併用する形で使っていきます♪



VESSELブランドのこの長軸ドライバはPCメーカーに私がいた時からずっと使ってるモノで、メーカーにいた頃に先輩たちが会社でもコレを使ってお客様のPCを整備してたりしてるのに憧れて「と…取りあえず道具だけでも同じものを…」って揃えたのが始まりでした

軸が長いので硬くなっちゃったマザーボード上のビスを回す時には脇を締めながら安定した姿勢でドライバを回すコトが出来たり、細かい所を回す時には片手で軸の先を、片手でドライバの取っ手を持ちながらビミョーなさじ加減でビスを回すコトが出来たり…って本当に便利な一本だったりします♪♪



基本的にPCを弄るときには必ずグローブをしながら…って言うクセがずっと会社にいた頃からありますが、ビミョーなさじ加減でビスを回す時にはちょっとした滑りがそれを全部台無しにしちゃうコトも結構あったりしますorz

…っていう時にこのノンスリップドライバがあるとすっごい便利で、このドライバはグローブをしてても滑りにくく出来てますのでそういうビミョーなさじ加減が必要な時には本当に役に立ってくれますよ♪♪

あと…はこのドライバは貫通型ですので、ネジがなめそうになっちゃったら一度ネジに対して軸を垂直にして、上から何回かハンマーで根元部分を叩くとなめそうなネジ山にドライバの十字が喰らい付いてくれますので、なめるのを防止するコトができたり…ってこちらも一本あると本当に便利ですね♪♪


↓それではまずは電源から開けてみます




↓プラグイン式ではありませんので付属品はシンプルですね♪



説明書2冊、電源本体、電源ケーブル、インシュロック(結束帯)だけです。


↓このインシュロック付き…って言うのはちょっと面白いですね(笑)



一般的にプラグイン式にしてもオーソドックスなこういう直付けタイプにしても、自作PCをするような方でしたらこだわりのインシュロックセットくらいは必ず持ってる…って言うのを前提に電源は販売されてますので、あんまり付属してるのは見かけないのですがCorsairのはこういう所にもちゃんと気を配ってくれてる所は良いなぁ…って思いました♪♪


↓こちらが電源本体です



マットな質感に仕上がっててちょっとカッコいいですね♪


↓仕様表が張られてますので、分かりやすくて良いですね




↓今回は枯れた電源を使いますので、PCメーカーの人が裏技として行ってるコトをしてみたいと思います♪




↓こちらを使います(笑)



こちらは株式会社タカチ電機工業さんの「TFT-274015S」って言うトロイダルコアで、一般的にノイズフィルタで使われてるフェライトコアよりも薄型で、パッと見るとドーナッツ状になってるモノをトロイダルコア、太くて筒状になってるのをフェライトクランプ…って言うみたいですが、秋葉原とかを歩いてみるとその辺の住み分けは結構曖昧だったりしますねorz

秋葉原だとフェライトコアは海外製のモノなら200円くらいでそこそこの性能のモノが手に入るのですが、今回は奮発して日本製のちょっと高めのモノをチョイスしてみました

フェライトコアもトロイダルコアも基本的には電線を伝わってくるノイズを取って電流を正常化させるのが目的で使われてる…のですが、私がPCメーカーにいた頃にこのフェライトコアマニアの先輩がいて、その先輩はいっつもお昼から帰ってくると袋一杯に買い込んだフェライトコアを嬉しそうに眺めてました(笑)


↓まずは電源ケーブルから処理します



フェライトコアをつける時には基本的に電線の末端に付けるのが良い付け方とされてて、本当は始点、終点に2個付けるのが良いのですが今回はそれをしちゃうと電源ケーブルがメチャクチャ短くなってしまいましたので、出口に取り付けますorz



こんな感じでケーブルを筒の中に何回か通しながら巻いて付けます。

基本的には巻くのは1回でも効果がある…って言われてますが、ケーブル長が許す限り出来るだけ多く巻いた方が良いみたいですね

↓…って言うコトで今回は3回巻きました




↓次は内部側です




↓内部配線が集まってるココに…




↓パチンっとはめ込みます



…最近の設計の良い電源ならこんなコトしなくても多分相当安定してくれる…のだとは思いますが、枯れてるからこそ色々手を施せるのは面白かったです(笑)


↓次はマザーボードを開けてみます




↓ありました!いつもの楽しい日本語解説付きです(笑)



…最近Asrockマザーも全然変態的な要素がなくなっちゃって(AGPとPCI-Expressが両方付いてる…とか…)、じゃぁなんでAsrockなの…って言うと、多分もうコレを見るために買ってるんじゃないかな…とか思い始めてきましたorzorz


↓AsrockのAMD系マザーではフラッグシップモデルなだけに付属品も豪華ですね♪




↓アンプ用…でしょうか…外部オーディオ用ケーブルとか




↓SLI用ケーブルとか



この辺は他のエントリーモデルにはあんまり付いて無さそうでしたのでちょっとピックアップしてみました♪


↓取り合えず意味も無く説明書を読んでみます(笑)



「どやっ」って言うパッケージが凄く気になりますが…


↓相変わらず「チ」が書けません…




↓デュアルヱャンネルも健在ですね(笑)




↓「電源スイッチ」の罠が…



「電源スイッチ」ってちゃんと書けてると思いきや、下の「リセットスイッヱ」でこける罠が待ち構えてます…


↓OCトゥィーカー…



…字面のまま発音するのはちょっと難しいです…酔っ払いのおじさんが「トゥィ~カ~」って言ってるのを年末とかに新宿で見かけます…多分Asrockユーザーに違いありません…


↓こちらがマザー本体です




↓バックパネルのアクセスはメチャクチャ豊富ですね♪♪



PS/2ポートがあるだけでもすっごい嬉しいのに、加えてこのモデルはCMOSクリアスイッチが独立して付いてますので本当に便利ですね♪♪



例えばOCしてる時に過剰な設定で起動できない…とかは良いのですが、限界ギリギリで設定を煮詰めてると「BIOSには入れるけど設定画面の途中でフリーズする」…って言う現象に良く遭遇しますorz

でもそれだとBIOS側は「正常に起動できるのでこの設定はリセットしない」って判断してしまってマシンはその危険な設定のまま何度でも起動しようとしてしまいますので、そんな時にこのボタンを押すと簡単にCMOSクリアが出来る…って言うのはすっごい便利だなぁ…って思いました♪♪


↓そして限界ギリギリOCをサポートしてくれるのがこの独立スイッチです♪



こちらはうちみたいなまな板環境には本当に便利で、パワーボタンとリセットボタンが基板上についてくれてるおかげで、わずらわしいフロントパネル用配線をしない状態でもガシガシOC設定を煮詰めるコトができます

そしてもっと便利なのがこのスイッチ左側についてる「Dr.MOSパネル」…で、マザーに異常が出たときにはココにアルファベットと数字で異常個所と原因を知らせる表示が出ますので、ユーザーは余計な手間をかけずにピンポイントで原因を解決できる…って言うのは本当に便利だったりします♪

実は自作PCの経験が長い方はPCIやPCI-Expressに挿して使うこの手のアクセサリは結構持ってたりするのですが、どうしても拡張のためボード分がかさばっちゃったりしてて、その点で言うとこういう感じでボード上に付いててくれるといちいちそのボードをつけたり外したりする必要が無い…って言うのは凄く良いコトですね


↓デフォルトではVer.1.10のBIOSバージョンが載ってます。



…って言うのはこのマザーボードも買ってから大分倉庫で眠ってましたので、取り合えず起動したらまずBIOSのアップデートが最初ですねorz


↓BIOS保持のためのCR2032電池はShunwo Newpower Technology(中華人民共和国広東省深セン市)社のNEWSUNシリーズですね



今回は日本製の色々なオプション品で固めたかった…ですので、ちょっとだけこちらもこだわってみたいと思います♪


三菱電機製CR2032リチウムコイン電池です




↓安心のMade in JAPANロゴが輝いて見えます




↓VRM周りのヒートシンクは流石フラッグシップモデルの風格です♪



VRMからノースが置かれる位置にかけてヒートパイプで繋がれたヒートシンクになってて、フィンも薄型じゃなくって分厚いモノが使われてますので結構放熱性は期待できそうです

開けてすぐの時にはロゴの上にビニールが掛かってますが、これは放熱の邪魔になりますので必ず使う前にはがして下さい…ですorz


↓厚みが数ミリは確実にある肉厚フィンがカッコ良いです






↓サウス側も肉厚フィンが付いてます



今のプラットフォームならサウス側はそこまで冷却に気を使う必要がありませんので、一般的にはテキトーなヒートシンクが付いてればそれで大丈夫…なのですが、サウスも徹底的に冷やそうとするストイックな冷却スタイルはすっごい好印象でした♪♪


↓電源は12 + 2フェーズとジャストな数ですね



実はOCに焦点を絞るなら電源のフェーズ数よりも大電流を流せるモノを少なく置いたほうが効率が増してOCをするには良い点もありますので、8コアなら10くらいが本来は適正値…なのですが、12なら効率と安定性のバランスでは適正値だと思います。


↓ソリッドな個体コンデンサがキレイに並んでる光景は本当に美しいです♪♪




IEEE1394コントローラにはVIA Technologiesの「VT16315N」が使われてます♪



VIA Technologiesと言えば、ようやく今年の5月頃にはNano Quad Coreのボードが発売されるみたいでそちらもすっごい楽しみですね

一応国内でVIAのマザー…って言うよりも組み込み系のマザーを単体で販売してくださるショップさんを何社か見つけましたので、5月頃になりましたらちょっと問い合わせてみたいと思います


スーパーI/Oコントローラにはお馴染みNUVOTON社製「NCT6776F」が使われてます。




↓カ…カニぇェェ…



フラッグシップならカニはもう見たくありませんでした…が、サウンドコントローラにREALTEK社製「ALC892」が使われてます


Gigabit Ethernet ControllerにはBROADCOM社製「BCM57781」が使われてます。




CPUクロックタイミングコントローラ(PLL)にはIDT社製「9LPRS477CKL」が使われてます。



実は最近のCPUのOCはCPUのコア電圧も重要ですが、更に重要なポイントを占めてるのがこのPLLで、ある意味PLLを上手く調整できないとどれだけ危険な電圧をCPUに盛ってもダメだったりします


USB3.0コントローラにはAsrockマザーではお馴染みEtrontech社製「EJ168A」が使われてますね♪



こうしてみてみるとAsrockのマザーはやっぱり台湾のチップメーカーを積極的に使ってるのがわかって面白いですね♪♪


↓CPU、ケースファン周りです



CPUファンだけPWM対応4pin仕様で、他は3pinの一般的なピン配置になってます。


↓その他、検索しても会社名すら分からないMOS-FETも…




こちらもIDT社製「DBL411AGL」です。



こちらのDBL411AGLはそのすぐ近くに置かれてる「9LPRS477CKL」と一緒に使われる構成になってて、両方でCPUクロックのタイミングを調整してるみたいですね


電源フェーズコントローラにはCHiL Semiconductor社製「CHL8328」が使われてます。




す…スミマセン…一記事当たりの投稿制限に引っかかっちゃいましたので、こちらのページに続きます


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
safecasinositennet@gmail.com (안전카지노사이트)
2023-03-21 09:40:20
Ha apprezzato la lettura dell'articolo sopra, spiega tutto in dettaglio, l'articolo è molto interessante ed efficace. Grazie e buona fortuna per i prossimi articoli.

https://www.safecasinosite.net/
返信する
noozomlove3@gmail.com (123bet)
2023-04-19 12:07:11
This blog is so nice to me. I will keep on coming here again and again. Visit my link as well
返信する
igoalslot@gmail.com (ลิ้งค์รับทรัพย์ igoal)
2023-04-21 13:52:34
Great and very informative post. Thanks for putting in the effort to write it.
返信する
Casino.789bet.Casino@gmail.com (ร้านล้างรถ อุบล)
2023-06-14 16:58:52
It’s best for me. Thanks for writing this. It’s very useful for me and also others.
返信する

コメントを投稿