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観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ナインスゲート THE NINTH GATE

2006年06月14日 | Weblog
監督:ロマン・ポランスキー Roman Polanski
製作:ロマン・ポランスキー Roman Polanski
原作:アルトゥーロ・ペレス=レヴェルト Arturo Perez-Reverte
脚本:エンリケ・ウルビス Enrique Urbizu
ロマン・ポランスキー Roman Polanski
ジョン・ブラウンジョン John Brownjohn
撮影:ダリウス・コンジ Darius Khondji
音楽:ヴォイチェフ・キラール Wojciech Kilar
出演:ジョニー・デップ Johnny Depp
   フランク・ランジェラ Frank Langella
   レナ・オリン Lena Olin
   エマニュエル・セニエ Emmanuelle Seigner
   バーバラ・ジェフォード Barbara Jefford
   ジェームズ・ルッソ James Russo
   ジャック・テイラー Jack Taylor
1999/西=仏/2h13m ☆☆☆
 ジョニー・デップ主演のオカルト・ホラー。金儲けを兼ね、世界中で希少本を探す腕利きの書籍発掘人の探偵ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)。彼は悪魔の研究家としても名高い富豪収集家ボリス・バルカン(フラン ク・ランジェラ)よりバルカンの入手した1冊を入れて世界に3冊しかないという1666年発表の伝説の悪魔祈祷書『影の王国への九つの扉』の残る2冊を見つけて真贋を鑑定してほしいという依頼を受け、ニューヨークからスペイン、ポルトガルと捜索の旅に出る。法外な報酬もあって引き受けたコルソだが、依頼を受けた日から謎の女(エマニュエル・セイナー)と共に怪しい影が見え隠れする。スペインに飛んだコルソは、この本を売ったセニサ兄弟(ホセ・ルイス・ロペロ)という老書店主から、 本の秘密の鍵を握るのが悪魔ルシファーの署名入り(LCF)の挿絵の版画だと教えられた。秘密を手中に入れた者は悪魔に会えるというのだ。ポルトガルのシントラに住むファルガス、パリのケスラー男爵夫人が持つ残る2冊を調べたコルソは、版画がどれも少しずつ違うことに気づくが、ふたりは相次いで殺された。それは悪魔 崇拝者であるリアナ・テルファー(レナ・オリン)と彼女の配下の仕業で、コルソも狙われるが、守護天使のようにいつも突然現れる謎の女が彼の窮地を救う。リアナは自らの屋敷で秘密の儀式の最中、突然現れたバルカンの手で殺された。バルカンを追い、遂に突き止めた古城で版画を並べて悪魔を召喚する儀式をはじめたバルカンから事の真相を知るコルソ。だがバルカンも無残に焼死した。全ては謎の女が知っているのだった。コルソが現れた謎の女と炎の中で交わった時、その女の顔には見覚えがあった…。
 壮大なセット、快調な滑り出しにも関わらず、後半はポランスキー・ワールドで小さくまとまってしまった感のある佳作。ジョニー・デップが珍しくアクションの少ない役ながら熱演している。


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