曇、7度、78%
パンデミックのおかげで3年近くも日本に帰れずにいた主人が昨日帰国しました。毎日LINEでのやり取り、テレビ電話で話すこともしばしば、見慣れた顔が帰ってきたと言う感じです。40年以上前、主人はバーレーンに単身赴任していました。あの当時は電話だって、うんと高くて余程のことがないと電話しませんでした。11ヶ月にひと月の休暇が出ました。当時は戻ってきた主人を見てグッときたものです。40年の歳月、通信も交通も進歩して世界が狭くなったと感じます。
帰国前、「何が食べたい?」と聞くと「肉じゃがと高野豆腐」普通の家庭料理です。ところがこの私、肉じゃがも高野豆腐もこの3年一度も作ったことがありません。「果たして作れるかな?」肉じゃがには人参を入れて欲しいとのご要望、甘辛く味付けしなければ基本の日本カレーだわと思いながら午後には仕込みました。
検疫で時間がかかって予想より遅く帰宅しました。ココの反応は「あれ?誰かしら?」モモのような熱烈歓迎ではありませんが、主人を思い出したようです。散歩の後、肉じゃが、高野豆腐で簡単なお夕飯。山のような話、あれも話したいこれも話したいなんてことはありません。ほとんどLINEで近況はご存知です。
ベットに入って目を閉じると家の中に人の気配がします。階段を上がる音、ドアを閉める音、家族って特別な存在ではなく、日常にある存在です。音が暖かく聞こえます。さあ、ひと月半、お仕事で家を空けることもあるようです。体調を壊さず香港に無事戻れますように、妻の務めです。
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