チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

3種類の粉で小さなフランスパンを焼く

2017年10月28日 | パン

雨、19度、78%

 私ひとり分の小さなバゲットを毎日焼きます。ご飯と同じで炊きたて、焼きたてが一番美味しいバゲットです。30年来、ハード系のパンを焼くときは「リスドォル」という粉を使って来ました。中力粉に近い粉です。以前は市販の中力粉はそんなに種類がありませんでした。ホームベーカリーでおうちでパンを焼く人が増えているおかげで、たくさんの粉の種類が店頭に並んでいます。国産の小麦を使った粉もこんなに種類があるのかと驚くほどです。

 粉が違うとパンは違ったものになります。特にバゲットは素直に粉の味を反映します。粉と水と酵母とお塩だけのバゲットです。「リスドォル」以外の2種類の粉を使って焼き違いを比べて見ました。「リスドォル」の断面は、 クラムの部分はあっさりと焼き上がります。モチモチのクラムではありません。焼き上がりの香りもあっさりです。

 「オーベルジュ」という粉を使います。粉自体がやや黄色、同じ配合で焼きます。捏ねる時からベタベタ感が違います。 焼き上がりの香りが甘く感じるのは不思議です。切り分けると、 粉の色を反映して黄ばみがかっています。クラムはもっちり、外のクラストはとても薄くパリッとしています。クラムとクラストの絶妙なバランスを感じます。

 「ラトラディションフランセーズ」という粉はフランスの小麦を使ったフランス製の粉です。粉自体がやや灰色がかっています。3種類の粉の中では、一番ベタベタと扱い難い粉です。 よく膨れてくれました。切り分けると、 クラムはお餅のようにもっちりしています。そして小麦の香りが香ばしい。この香りには唸ってしまいます。

 たった3種類の粉でもこんなに違いがあります。まだ日本の小麦の粉を使っていません。その上に小麦粉をミックスすれば、数え切れないくらいのパンが焼きあがります。売るためのパン焼きではありません。あくまでも自分が美味しいと思うパン、焼きやすいパンを目指します。焼きたてをよく匂って、ガブリ。噛み締めれば小麦が風にそよいでいる様が頭をよぎります。毎日お家で焼くパンは、難しく考えずに素直が一番と思います。

 


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