小雨、16度、89%
予定通り、今朝香港に一人で戻ってきました。たった4日ばかりの旅なのに、やっぱり何かかが起こります。そこの土地だから起こった何かでなくて、いつの時も、私たち二人に原因があるようです。物を盗られたりすることも、注意が足りないからだと、よく旅行案内に書いてありますものね。
私は、今回はほとんど私的な旅行でした。家人は、そうではありません。アムスから、ポルトガルに入り会社の工場を訪ねる予定でした。つまりアムスからは私ひとりで戻って来る予定だったのです。
金曜日の出発は、夜中。正確にいえば土曜日の夜中です。家人はいつものように仕事から家に戻ったのは、夜の8時近く。空港のラウンジでも浮かない顔をしています。どうも喉の辺りに不快感があったようです。声を出すのが億劫らしく、飛行機に乗っても、スチュワーデスさんへ私を通して話す始末です。これからの長旅を思えば、声をセイブするのも頷けます。着いた土曜日は、会社の駐在のご家族と会食。ホテルに戻ってもすぐ休みました。
明けて、日曜日、依然様態は変わりません。どうも、喉というより首のリンパが腫れ始めています。ホテルに家人を残し、昼間4時間ほど側を離れました。帰って見ると、顔は真っ白。本人は熱はない、というのですが、うっすら汗をかいています。リンパのところが傷みが激しくなり、水も喉を通りません。20分も眠ることが出来ませんでした。明け方、一緒に帰ろう、と家人を促しました。全てのフライトのキャンセルは香港の会社に頼み、私の香港行きの便を調べると、空席があります。次に、スキポール空港内の医療施設を調べると、3カ所ほどあります。新しくチケットを買い、イミグレを通ると、早速、緊急医療の部屋に向かいました。
そこの女医によると、リンパの腫れが大きくなりすぎているので、切開した方がいいといいます。またしても家人は飛行機をキャンセル。私はそのまま帰ることにしました。
後は、厚かましくも、駐在の方にお願いして戻ってきました。香港に戻ると、家人からのメールが入っています。大学病院に向かった彼は、病院で2人の女医さんに見てもらい、切開不要で、抗生物質で押さえているようです。後4,5時間もすれば、また病院に行き、許可が出れば香港に戻って来るようです。
永く住んでいるここ香港でも、病院に行き入院、手術などというとやはり不安にかられます。まして、旅で訪れた土地での、病気の時の処置はほんとに難しい物です。
無事に帰って来てくれると信じていますが、仕事で、時差、飛行機の乗り降りと体を酷使するのも、限界があるようです。今まで、大きな病気がなかったからと、侮って入られません。私ですら、心配で帰りの飛行機で寝れませんでした。今回、ほんとにPCを持参して役に立ちました。
見出し写真は、ホテルのバルコニーからです。この風景を見ながら、家人の様子を案じていました。
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