チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

小さい商店街

2011年08月07日 | 日々のこと

晴れ、29度、86%

 人口100万の地方都市、福岡。香港から帰るたびに、のんびりとした空気の流れに戸惑います。

上空から見る福岡、確かに街は西に東に南にと広がっています。中心の天神あたりには、高いビルも見えます。それでも、海と山に囲まれたのどかな街です。海に面し、山を背にして街はできています。特に産業がある訳でもなし、観光都市でもありません。

 山陽新幹線ができたのは、高校の頃です。これを機に、福岡の町は変わり始めました。と言ってもその後すぐに、私は、福岡を離れました。東京から戻る、香港から戻る、そのたびそのたび、町は変わって行きます。それでも、街の真ん中に、昔のまんまの商店街が残っています。

 入り口を入ると、向こうの道に抜けられます。中はこんなに細い通路です。

   朝早くて、まだお店は開いていません。向こうの道の角の八百屋さん、おばあさんが野菜を並べていました。そして、手作りのぬか漬けが売られています。両側のビルに挟まれた、この商店街。ここを通ると必ず思い出すのが、

     バージニア リー バートンの「小さいおうち」です。

 でも、ここは商店街。「小さいおうち」のように引っ越しできません。それでも、この商店街が生きているのは、毎日、ここで生活する人がいる事、この小さい通路を愛する人がいる事だと思います。こうした一角が残っている、私の生まれた福岡、じっとこの風景を見ていたい思いが残ります。


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2 コメント

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Unknown (おばはん)
2011-08-08 09:11:38
アーケードを作るぐらい以前はにぎわっていたのですね。
私のふるさとは人も通らぬ商店街しかありません。
「小さなお家」の舞台はいつの頃からか、
NY、シカゴだと勝手に決め付けていました。
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ボストンの北 (manasmomo)
2011-08-08 10:07:13
フォリーコープという村に住んでいて、実際に自分の家をそのまま移転させたそうです。未だに、その家が残っているとききました。デージーの花に囲まれた、ちいさいおうちは、夢ですね。
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