晴、19度、86%
昨日の朝、友人がソーシャルネットワークに「今日は手術です。日帰りですが。」と書き込んでいました。「えっ。」悪いことを予測して胸が締め付けられました。恐る恐る「どうしたの?」とメッセージを送りました。「真奈さん、大丈夫。すぐ終わります。」との返事でした。
私よりひと回り以上若いこの友人は一昨年、大きな手術を受けました。そのことが私の不安の原因でした。手術が終われば連絡をくれるだろうと思い、それまでの時間をどうやり過ごそうか?梅雨入りが近いと聞きます。庭木の風通しをよくしてやろうと、鋏を持って庭におりました。大きくなり過ぎた「ラベンダー」は蒸れが原因で急に枯れることがあるそうです。春先から樹形を小型化しました。それでもこのひと月ほどでまた大きくなっています。下枝を払い、花殻を整理して。まだ連絡が来ません。裏庭に周り次は「ローズマリー」の刈り込みです。こちらも大きくなり過ぎています。体力を回復させるためにも混み合った枝を抜きスカスカにします。お昼前、「真奈さん、終わりました。」と連絡が入りました。元気な様子も一緒に送ってくれました。
木を刈り込みながら胸の緊張は続いていました。連絡の後、その緊張が緩むのがわかりました。「ローズマリー」の横の大きな「モチノキ」の下に小椅子を運んで座りました。
薄曇り、やや汗ばむ陽気です。緊張がほぐれた安心感から、体が重たく感じます。小椅子に座ると、横には小さなトマト、落花生の芽吹きが見られます。 手指は「ラベンダー」「ローズマリー」が匂います。「ラベンダー」は「セラトニン」、「ローズマリー」は「ドーバミン」を持つ香りが出るそうです。どちらも精神を安定させてくれるそうです。張り詰めていた胸の緩みを感じながら、庭仕事が私にくれた緊張をほぐす時間をありがたく感じました。
「モチノキ」の下にずっと座っていたかったのですが、お腹が空きました。切った枝の整理をして、台所に急ぎました。紫の花をつけた「ラベンダー」のひと枝をテーブルに飾ります。「本当に良かった。元気でいてくださいね。」
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