チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「野のような庭を育む」

2023年08月26日 | 庭仕事

晴れ、26度、60%

 郵便受けに入っていた一枚のチラシ、「野のような庭を育む」と書かれ上質な紙に庭の写真がいく枚か載っています。「野のような庭を育む」この言葉に惹かれて読みました。手を加え過ぎずに庭を自然の持つ力を生かして作ると言う庭師の宣伝のチラシです。

 夏の終わりから暮れにかけて、我が家の周りの家は庭師が入ります。マキの木は見事に雲型に刈られ、人工的に形が整えられ、まるで床屋さんに行ったあとのようなスッキリです。この家の庭も以前は父母が庭師を定期的に入れていました。母一人になって、庭は荒れ放題でした。その庭を受け継いだ主人と私はたくさんの木を切り、植木屋さんの力をほとんど借りずに庭を作りました。主人は海外ですからその大半は私の仕事でした。60歳で帰国、年々体力が落ちます。それでも私の出来る範囲で庭に向かってきました。

 このチラシの庭師は木の形は整えるのではなく、出来るだけ自然の姿のままを勧めています。庭草も草の持つ土への関与を考えながら抜くようにと説いています。

 チラシを読み終えて、庭におりました。 大きな「もちの木」は樋にかかる枝を落としてもらっただけで葉をを広げ木陰を作っています。「マキの木」は  近所でも一二番目に大きい木ですが、剪定されず自然の姿です。

 足元を見れば、芝生の中に紫蘇が目を出したので、 今年は一度も芝刈りをしていません。芝の縁には雑草と呼ばれる草がゆるやかに伸びています。この草をココは胃腸が不具合な時食べます。その時の為に抜き取らずおいてあります。草を食べるのは猫ばかりではありません。体の調子を整える為に教えもしないのに我が家のモモもココも草を食べます。

 夕立が上った庭に立ち、「この庭でいいんだ。」私の身体に無理のない庭との向き合い方をこの一枚のチラシは教えてくれました。チラシですから仕事の料金や連絡先も書かれています。どんな方でしょうか?木が好き、土が好き、鳥が好き、そんな方に違いありません。もっと私が歳とったらこの電話番号に連絡します。それまでは私の小さな力で父母から受け継いだ庭と向かいます。

 チラシ一枚に幸せをもらった日でした。


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