曇、3度、66%
昨日、友人に花の写真を送ろうとPCの古い写真をめくっていました。カラー写真の中から一枚白黒の写真が出てきました。この家の昔の写真です。雪を被っています。おそらく60年以上前、父が撮った写真です。
福岡はこの2日間雪が舞いました。大雪になった地方もありますが、福岡の市街地は案の定、雪はすぐに溶けてしまいます。「昔に比べて根性のない雪だわ。」と思います。写真を見つけた時間、外はどんよりと綿雪が降っていました。日中も3度以上気温が上がりません。古い日本家屋、暖房を入れていても背中の辺りが薄寒く感じます。
私が小さい頃は福岡も冬には雪が積もりました。屋根の雪かきは経験がありません。父の車のタイヤにチェーンを付けるのはいつも手伝いました。付け終わるとガレージの戸を開けて前の道の雪かきをします。車の少ない時代でしたから真っ白な雪をシャベルで運ぶのが楽しかった記憶があります。
父がどの位置からこの家を撮ったのかと外に出てみると雪は止んで、青空が広がっていました。 昔の写真は道際に高い塀があります。正月明けでしょうか、植木は綺麗に剪定されています。木の位置が変わったせいか同じ位置の写真は撮れませんでした。「同じ家に見えないな。」と家に入りました。
一枚の白黒の写真からこの家で過ごした雪の日のことを思い出しました。福岡を40年以上離れていました。日本を30年離れました。気候が変わったのをつくづく感じます。年末だというのに、タイムトリップした数時間でした。
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