晴、5度、76%
高温多湿な国に長く住んでいました。日本の寒さと冬の乾燥に身体が一番驚きました。帰国して翌年の冬、背中や腕が痒くて仕方ありませんでした。発疹はありません。皮膚科に行きました。病名もないまま、軟膏が処方されました。「痒かったらまたいらしてください。」近くのクリニックです。軟膏はヒスタミン入りでしたので、すぐさま痒みは消えました。軟膏をやめるとまた痒くなりました。ヒスタミンは好きではありません。以来冬になると背中が痒くなります。ドラッグストアーで売っている「ボディミルク」はかかしません。でも、この冬は特に痒い、朝起きて数分掻きますがまだ掻き足りません。
そんな折、長年敏感肌で悩んでいた友人と電話で話していると「最近やっと肌に優しいスキンケアに出会ったよ。」と植物由来の「イソップ」の名前をあげました。植物由来と言っても、価格は普通の化粧品の高級ライン並みです。私はヘアーケアには植物由来の「アヴェダ」のものを使っています。アロマと同じく植物の香り豊かなケアです。「アヴェダ」と「イソップ」を比べてみることにしました。
店に行くとサンプルがたくさん出ています。「ボディクリーム」を手に取って試しました。「アヴェダ」も「イソップ」も香りはそれぞれの個性があります。つけた後のしっとりした感じが持続したのが「イソップ」でした。「イソップ」では「ボディバーム」と呼ばれています。お店の方が「同じ香りのハンドバームもありますよ。」と勧めてくれました。試しにつけると、ボディよりハンドの方が濃厚です。尋ねると「手の方が乾燥度が高いので。」と言われます。一瞬考えました。お値段はハンドもボディも同じです。一つでもお高いのに二つは買えません。「ハンドバームをいただきます。」
その晩から使い始めて、3日目には朝起きて痒いと感じませんでした。一週間使いました。痒みはすっかりありません。薬ではないアロマのヒーリング効果です。ウッディな香りでお風呂上がりにつけると香りが立ちますが、パジャマに香りが残ることはありません。
アロマを毎晩枕元で焚いて寝ています。気持ちよく眠れます。アロマの効果をわかっていたのに、体の痒みには思いもよりませんでした。ただ、医者に行くよりも高額です。ペット向けのラインもあります。化学的な薬はできるだけ避けたいと漢方由来のものを選びます。石鹸までは植物由来のものを使用していたのに、ボディクリームを替えただけで肌が整いました。顔のスキンケアもと考えますが、なにぶんにも高額なのが玉に瑕です。出費してしまいましたが、痒みが去って楽になりました。
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