チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

チキンとロマネスコのカレー

2017年04月04日 | 料理

晴、9度、71%

 夕方散歩の途中でよそのお宅の台所からにおってくるカレーの匂いは、なんとも食欲をそそります。「早くお家に帰ってご飯を作ろう。」と頭の中はカレーの準備を始めます。

 固形カレーの素を作ったのは日本人、独特のとろみと香りです。固形カレーも嫌いではないのですが私が作るのはほとんどインドカレー。東南アジアはカレーの種類が豊富です。ココナッツミルクがベースのものも要するにスパイスのミックスされたものがカレーでしょうか。ベトナム、マレーシア、タイ、カンボジア、似ているようでその土地の気候や好みを反映したカレーです。

 インドも北と南ではカレーが違うように思います。ココナッツミルクを使わない北のカレーが私の基本です。玉ネギ、トマト、クミン、生姜、ニンニクのカレーのベースを作ってあとは合わせるものによってスパイスを足していきます。そのスパイスの分量も種類も私のその時の気分。要するにいい加減なカレーです。このいい加減なカレーが無性に食べたくなるから不思議です。

 チキンは冷蔵庫にあるけどお野菜はなんにしようかな、見つけたのは甘みの少なくなったロマネスコです。甘みが少ないから強烈なカレーにはもってこい。玉ねぎは赤タマネギが売っていないので新玉ねぎを使います。赤玉ねぎは普通の玉ねぎのように辛味が強くありません。新玉ねぎの優しさに似ています。

 お家の中の匂いが急に変わります。様々なスパイスが広がるように香ってきます。その匂いに誘われてモモさんも台所の番にやって来ました。あとはプラオライスを炊くだけです。大事に引越しの荷物に隠して持って帰ってきたバスマティライスをサフランで色と香りをつけて炊き上げました。 日本はお米を個人が持ち帰ることが認められていません。私は自分が食べるためのお米です。ほんの少し荷物に入れました。バスマティライスの持つ香りとサフランの香りがカレーを引き立ててくれます。

  私のいい加減カレー、ひとくち口に含んで思います。いつもの私のカレーです。いつもの私の味です。なんでいい加減に作ってもおんなじ味になるのかな。お待ちかねのモモさんには玉ねぎを拭ってチキンを少し。「おいしいね。」

 


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