晴、24度、85%
昨日は「秋の町内清掃日」でした。片側2車線の国道と歩道の間の街路樹の植え込みの雑草を抜くのが仕事です。回覧板を回す町内を4つ合わせた一区画から人が集まります。お天気上々、風もあり凌ぎやすい朝でした。集合場所は我が家の玄関から10歩ほど、つまり一番近いのは我が家です。9時集合ですが、人の話し声が多くなったら家を出るつもりでいました。たいてい、早めに始まります。8時50分、人の声はしませんが家を出ると、もう仕事が始まっていました。
帰国後7年、1年に2回の「町内清掃日」に参加して来ました。パンデミックの期間中はお休みでした。参加される方が年々減っています。高齢者の方がみえないのはわかりますが、新しくこの街に越して来た30代、40代のご家族の姿がありません。昨日は10名のみ、7年前は30名近く集まりました。この街の過渡期なのかと思います。新しい家は建ち、マンションの方にも声をかけているということですが、この人数です。
持ち場を決めて、せっせと草を抜きました。そういえば昨年は「秋の町内清掃日」にはちょうど東京から来ていた孫と息子も参加してくれました。普段土に触れない子供にも雑草ぐらい抜けます。そんなことを思いながら小一時間、
茂った雑草の中からひょいと顔を出したのが、キノコらしい形のキノコでした。雨も降らないのに草陰で育ったのでしょう。その可愛い姿に抜くのをやめました。誰かに見てもらえるといいね。夕方のココの散歩時に回って見ると、朝よりお日様にさらされて細くなったキノコがそこにはありました。
私はこの町で育ちました。40年以上離れていましたが戻って来ました。この街の土、街路樹も私を見守ってくれているように感じます。