先日、実家の洗面所から風呂場の天井に、
びっしり生えているカビを退治しに行ってきた。
おはようございます。
おそらく、衣類乾燥機を無くしたことで、
洗面場と浴室の空気の循環が悪くなったのだろう。
それで、カビが蔓延ってしまったのだと思うが、
これはいかん!
ということで、
ちょうど、おじさんの休日とも重なる土曜日を狙って、
おじさんにも手伝ってもらう事にしたのだが、
どういう訳か、おじさんは、カビに詳しかった。
「どの程度が分からなかったから、2種類の洗剤を用意しました。」
「あっ、そう。ありがとう。」
プロの調理師は、実は掃除にも一様の拘りがあるのだ。
特に台所などの水回りは、チカチカに磨いてなんぼの世界だ。
「酷いようなら、キッチンペーパーでパックして漬けこみをしましょう。」
「ん?・・・うん。」
私は、この辺りから、カビ取りがちょっと面倒くさいなっと思い始めた。
私は言い出しっぺのくせに、掃除が嫌いなタチだ。
「洗濯機など洗剤が掛からないよう、養生としてラップを使いましょう!」
「ん?・・・うん。」
面倒くさい、あぁ面倒くさい・・・。
「さぁ、準備をしましょう!」
「ん?・・・うん。」
オウ、マイガッ!めんどくさっ!!
もう一度記するが、言い出しっぺは私だ。
しかも、親に頼まれたわけでもなく、ただ「私がやる」と言い出し、
ましてや、おじさんにまで「手伝って」と言った。
だけど、もんのすごく面倒くさくなってしまったんだ。
もちろん、そんなこと、言えるわけもない。
だって、言い出しっぺなのだから。
テキパキと着替えるおじさんをしり目に、
私はチンタラ、だらけて、準備をした。
ビニールキャップに、カッパ、そして水中メガネ装着完了!
おじさんは、
「あとはマスクとゴム手袋をして作業しましょうね。」
と、汚れない仏様みたいな白装束(私と同じ恰好)で穏やかに諭した。
「おじさん・・・あ・・・あんた・・・すごく似合ってる。」
おじさんは、本当に似合っていた。
水中メガネの圧のおかげで、眼がきりっとして、
あれ?ちょっとイケメンじゃねっ?ってくらいの勢いで似合っていた。
手を合わせて拝みたくなるくらい、後光が差していたんだ。
その姿に、私は、なんだか悔しいっと思った。
だから、わざわざ、『SNOW』とかいう
画像を美しく編集できるアプリをダウンロードして、
カメラに収まる自分だけでも、美しくしてやらんと、
どうにかこうにか、加工してやったんだ。
もちろん、大真面目だ。
真剣に、美しく加工してやろうと、まじめに取り組んだ。
おそらく、小一時間はやっていた。
その結果
こうなった・・・
頑張った。
あたし、頑張った。
のん太「で、天井は、のんみたいに、まっちろになったのか、かかぁ?」
そりゃ、もちのろんよ!
のん太「どうせ、おじさんばっかり、働いたんらろーな。」
そりゃ、当たりまえだの、クラッカーだぜ!